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 「かぶら」(蕪)は「かぶ」ともいい、「なすび」(茄子)は「なす」ともいいますね。ということは、「ら」・「び」がなくても意味が通じるわけです。そこで、この「ら」や「び」にどのような意味があるのか、という素朴な疑問が生じてきました。
 そもそも、元の言葉はどちらなのでしょうか。すなわち、「ら」・「び」が省略されて「かぶ」・「なす」になったのか?「かぶ」・「なす」が本来で、後から「ら」・「び」が付け加わったのか?
 また、使い分けがあるのでしょうか。そう言えば、飛騨の「赤かぶ」、泉州の「水なす」は、「かぶら」・「なすび」とは言いませんねえ。
 言語の由来に詳しい方、宜しくお願いします。

A 回答 (1件)

ナスについては、室町時代の辞書「運歩色葉集」に「茄」とあります。

昔は「なすび」と呼んでいたと思われます。
(いまでも西日本では「なすび」と呼びます。)
語源ですが、「夏の実」から「なすび」になった説が有力です。「び」は「実」ですね。
その後「なすび」は宮中の女房詞(名詞の前に『お』を付けて品よく言う言い方)にあった「おなす」に変化し、「お」がとれて「なす」として一般的な名前となったようです。

カブは平安時代の「和名抄」では「葉をアオナとよび、根をカブラと呼ぶ。葉と根を食用にする」とあります。カブラは頭のことで、丸い形からそのような呼び名となったと思われます。カブラの「ラ」は助辞で、宮中の女房言葉で「おかぶ」と呼んだのが、のちに一般的にカブと呼ばれるようになったようです。

参考URL:http://gogen-allguide.com/na/nasu.html
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この回答へのお礼

分かり易い解説、ありがとうございます。質問の後、私も少し調べてみたのですが、そこに、やはり女房言葉というのがありました。「び」なんていうのは下品なんでしょうかね?私は関西人なので、「なすび」が一般的ですが。でも、「なす」も京都ですねえ。

お礼日時:2006/03/23 17:06

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