

No.1ベストアンサー
- 回答日時:
前の回答でも述べましたが、薄層クロマトグラフィーを分配平衡による物であると考えることに若干の疑問はありますが、分配平衡にしろ吸着平衡にしろ、展開されていく過程で、無数の平衡関係が繰り返されることによって、展開の際のバラツキが統計的に収束することになります。
すなわち、一回の吸着と脱着の比較では、速いものと遅いものの間にかなり差が出るのですが、それが繰り返されることによって、ある時は速く脱着したものでも、次のときには遅く脱着するといったことが繰り返されることによって、最終的には平均的な速度に収束し、結果的に小さなスポットになるということです。
少々乱暴な例ですが、たとえば、学校などでリレーをするときに、走るのが速い子と遅い子がいますので、走者が少ないときにはかなりの差がつきますが、人数が多くなれば、その差が小さくなるというのと同じことです。ただしここでの差というのは、差の絶対量(つまり何秒の差がついたか)ということではなく、ゴールに要した時間と、その差の「割合」ということです。
No.3
- 回答日時:
理論段数を大きくすることに意味があるのです.
つまり,分配過程を繰り返すことで,物質間の差を際だたせることができるわけです.

No.2
- 回答日時:
あまりに直截なご質問なのでうろたえます。
私の理解としては、クロマトグラムは全て、移動相と固定相の間の吸着解離の動的平衡が存在すると考えています。
そこでこの吸着解離の平衡値が各物質によって異なり、同じ移動相(TLCなら液体)とシリカゲル、アルミナ、…等の固定相との間でより固定相との吸着が安定な物質のRf値が小さく、少しでも不安定なものはRf値がより大きくなる。
これがクロマトグラムのαでωではないでしょうか。
m(_ _)m
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