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なんのためにあるのですか?

親が死ぬ→莫大な遺産入る→遺族は莫大な相続税に泣く

なんか腑に落ちない・・・。

A 回答 (4件)

大きくは2つの目的があります。



1.財閥を作らないため
 昔巨大な財閥、一族が形成され、これが政治に対する圧力団体となり、戦争に向ったという歴史があります。
このようなことから巨大な財閥が出来て、それが永続するというのは社会にとってはある意味脅威になります。
これを防止するというのか目的の一つです。

2.社会の公平を保つため

憲法上は国民は皆平等であるとうたっています。そして本人の才能と努力により豊かになれるし、本人が努力しなければ貧しい生活になります。
まあ生まれもっての才能部分の違いがないとはいいませんが、大多数は才能の問題よりも努力の問題であることが多いと思います。

一方で、親からの遺産というのは平たく言えば不労所得、つまり労働しなくても、単にお金持ちの親に生まれたというだけで手にするものです。そこには本人の努力は必要ありません。
これが何世代にもわたって継続するとするならば、先に述べた公平な社会にはなりません。

もちろん親としては子供に残したいという気持はあるし、子供が貧しい思いをして欲しくないという気持はあるので、一代限りとするのは酷ですが、精々孫の世代程度までにすることで、多少不公平な部分はあってもおおむね公平な社会にしようという狙いです。

そのため相続税は大体3代で財産がなくなるように作られています。

とはいえ、基礎控除で5000万、それに相続人数×1000万は非課税なので、一生分とは言わないけど庶民にとっては大金といえる金額までは非課税ですけどね。

ちなみに配偶者というのは特別な扱いです。それは配偶者はその財産を築くのに少なからず協力したはずだからです。なので配偶者が相続する分については非課税になるような仕組みになっています。

ちなみに膨大な贈与税になくと書かれていますけど、基本的には財産より高い税金がかかるわけではないですよ。
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もともと、相続税の成り立ちを考えた場合、腑に落ちないのが当たり前です。


戦時中からあったようですが、本来破棄すべきところGHQの意思(財閥の解体?)もからんで現在に至ってます。

NO.1さんの「2.社会の公平を保つため」の理論は、想像ですが悪しき相続税を正当化するために考えられた方便だったのではないでしょうか。
(この理論を考えた人に対しての意見です。NO.1さんに宛てたのではありません。念のため)

なお、話がそれますが現行民法の平等相続も実は根がつながっています。
親子代々で築いてきた事業を個人の権利・平等を前面に押し出す事により自然に消滅・弱体化できるきわめて巧妙なものになっています。

もちろん、これらをふまえた上でなお機会均等こそ最も崇高な考えなので、これらの制度は当然であるという考え方もありなのかもしれません。
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別に遺族は莫大な相続税に泣くことはありません。


どんなに相続財産をもらっても相続税は相続財産よりは少ない金額です。また、相続税は相続財産で支払っていいことになっています。
仮に預金のある人が不動産を相続し相続税を支払う場合でも、自分の預金で払う義務は無く、相続した不動産を物納すればいいことになっています。
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 本当は故人の財産はすべて没収というのが筋だと思うのですが、いかがでしょうか? 人はすべて機会均等であるべきだという考えに立てば、親が作った財産を子供であるというだけでそれを引継ぐ権利はどこから出て来るのか説明がつかないではありませんか。


 相続税で泣くなら相続を放棄すれば済む話です。相続しなければ泣くこともなくなります。泣くなんてのは贅沢な泣きだと言われても仕方がないのでは?
 かく言う私も相続税で泣かされています。バブル時代に株を相続し、その株を担保に借金して税金を払ったところ、価格が今は1/10。借金苦で泣いています。でもそれは自業自得なのです。相続税分を売って払えば何ということはなかったのです。結局は欲の皮を突っ張らせた罰なのです。
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