
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
まず、法律の問題。
血液や骨髄はリッパな臓器です。
どういう形であれ、報酬を出すということは臓器の売買を認めることになります。何を杓子定規な!と思われるかもしれませんが、売血の過去など人間のすることには『善意は通じない』ということは現実として目を向けるべきです。
倫理の崩壊。
受け取り拒否可能…これは『金のなる木』として仲介機関が食い物になる可能性を秘めています。現実でも日赤は全血液を1単位約8000円で病院に売っているんです。それによる利益も『企業として』成り立っています。これが暴利とは思いませんが、お金の受け取りを認めればその規模は大きくなり統制が利かなくなることは現実的にあると思うべきです。
次に人生観、宗教的な背景。
日本が特殊な背景をもつというよりは西欧がキリスト教と言う特殊な背景を持つと言う点です。
日本や韓国など儒教的な考え方を秘める国民においては『よほど(気持ちを吹き飛ばすくらいの)の見返り』がなければ体を切りうりすることが浸透するとは思えません。つまり些少のことではそれほどの効果は出ないという特性があります。詳しくは書きませんが思い当たることはいっぱいあるでしょう。…脳死の臓器提供/希望者は増えていますか?
最低限、休業補償などの公的な助成は『提供者に対する礼儀』だとは思いますが、それは報酬ではないですよね。損をさせないだけ(笑)。あくまでも社会制度を充実させるだけのことです。
しかしながら前記の理由でレシピエントからお金を出させることだけは絶対に許されないと思いますよ。
レシピエントがする感謝のしるしは、健康を取り戻し頑張って働いていっぱい税金を払ったり、子供を産み育て社会に還元することです(個人的意見)。
この回答への補足
みなさま、たいへん貴重なご意見ありがとうございます。
売血の歴史については特に勉強になりました。
ドナーと患者はお互いを知らないというのはそれでもどうかなと思います。
もしドナーが何かあったときに誰も責任をとってくれないというのではあまりに惨めすぎる気がします。
患者がドナーに対して自発的に感謝の印を出すというのはあってもいいような気がします。
ないと、やはりドナーの負担が大きすぎますし、報われないということがあまりにはっきりしすぎてるような気が。
もしかしたらどこかで報われるかも知れないという可能性がないと、ドナーも張り合いがないのではないでしょうか?
感謝の印があるということになれば、提供者も増えるような気がします。
No.9
- 回答日時:
>お互いを合わせない+報酬は仲介機関を通ってわたる」という
>システムがあれば私はそれでいいようなきがします。
>悪意による搾取を法律で禁止するという方向も現実的であるかと思われます。
そこがポイントになるでしょうね。ただ、私が先に想定した「悪意あるドナー」は、その行為を罰する法律があってもなくても(刑が重くても)関係なく行われるであろうことだと思います。法整備によってある程度の抑止は可能でも、どのみち実効性は限りなく薄いといえるでしょう。
一方で、医療費のほかに報酬負担という重荷が患者にかかるとしたら、報酬制度があるばかりに経済的理由で移植を断念する人も出てくるかもしれません。或いはその報酬負担を保険で賄おうという方法があるかもしれませんが、どうなんでしょう。保険制度にまでハナシは及ぶと思います。
むしろそうした報酬を個人でなく公的機関が負担する、つまりは税金で賄うというカタチもありそうですが、時代の趨勢とは真逆になってしまいます。
とどのつまり、報酬という概念が果たして骨髄ドナーの獲得に効果があるのか?
結論はNo6で回答された方の意見に尽きると思います。(私から見てもNo6が名回答だと思います)
No.8
- 回答日時:
No7の方へ
仮に私は悪意あるドナーになります。
私の骨髄を提供した患者が判明し、その後直接接触がありました。お礼の言葉がありましたが、それだけでは不足です。
それに骨髄提供のお陰で腰が痛い。慰謝料として相当額請求してもいいかもしれない。
ついでに相手は大金持ちだと判明。これなら一生食い物にして生きていけそう。
相手だって、私のお陰で命が助かったのだから、少々ムリを言っても警察に逃げ込むようなことはないだろう。
骨髄提供のお陰で、一生遊んで暮らしましたとさ。
という極端ながらあながち有り得なくもない悪意あるドナーがいるのではないでしょうか。
制度的にわずかでもそうした悪意の付け入るスキがある以上、慎重になるのは当然かと思います。
この回答への補足
悪意がある人がいても、
お互いを合わせない+報酬は仲介機関を通ってわたる」というシステムがあれば私はそれでいいようなきがします。
悪意による搾取を法律で禁止するという方向も現実的であるかと思われます。
No.7
- 回答日時:
No6回答に納得なさっているようですので、補足をお願いするのですが、
悪意のあるドナー・悪意のあるドナーの家族とはいったいどのような人なのでしょうか? どんな悪事ができるのか想像つきませんので・・・
No.6
- 回答日時:
最初は報酬のお話でしたが…
ドナーとレシピエントに面識をもたせないのは、これまでの色々な臓器移植の歴史的な背景によるということにつきます。
簡単に言えば『ドナーとその家族、周辺の人がみんながみんな良い人間とは限らない』ということです。
しかし少なくとも今の方式であれば厳格な善意の行動、匿名性を維持することによって、『悪意を持った人間は間違いなく排除できますし、できています。』
ここに悪意がさしはさまれる余地がある/残りうるシステムというのは、ドナーがたとえたくさん集まっても、それは一時的なことであり恒久的に維持していくことができないという1点において意味をなさないんです。
ドナーには『感謝の手紙』が一通だけ送られます。
それが「報われることに値するか否か」受け取る人間によって大きく分かれると思いますよ。
No.4
- 回答日時:
gongon009さんの意見に賛成です。
法律、制度がはっきりしないからリスクだけが大きく取り上げられてしまって、悪循環ですよね。骨髄バンクと似たようなもので血液事業に対しても不満を覚えます。国内で血液製剤をまかなうという壮大な夢を持ちつつ、それに対する具体的な手を打っていません。テレビコマーシャルやれば人が集まると思っていたら大間違い、無駄遣いです。成分献血は1990年ごろから始まりましたが、唯一の報酬(主に図書券)はその当時から、10年経った今でも500円です。例えばこれを1000円にしたら、日本全国の16歳以上の、お金に余裕のない青少年が献血に訪れること間違いなしです。一年間で1万2千円、体にいい?クエン酸の点滴つき、健康管理に役立つ血液検査もつきます。こういった簡単なことさえ実施できないのでは日本の未来も暗いものです。
献血がこんな状態なので、骨髄バンクも現実には目を向けませんよね。実際報酬出すなら5万円ぐらいが妥当でしょうか。10万円だったら、世界中から登録者が集まるかも(笑)。
患者の負担が増えるのは、ボランティア精神との兼ね合いで心痛みますが、リスクを受け入れるドナーへの報酬は必要と思います。
参考URL:http://www.marrow.or.jp/tokyo/report/no113/02.html
No.3
- 回答日時:
少しご質問の主旨とは違うかもしれませんが、こういうケースがあったということを知っておいてほしいです。
その昔、献血制度が日本赤十字社を中心に確立するまで、輸血用の血液や血液製剤の原料は、「売血」によって賄われてきました。
売血を扱う会社としては、血液が人工的に作り出せない以上いくらでもほしい状態であり、売血を生業とする人たちも現れたこととあいまって、売る側と買う側の利害が一致し、売る側が健康を損なうほどに血を抜くケースが頻発しました。
もちろん、これは昔の話ですが、ドナーに利権(言葉は悪いですが)が生じるのは返って悪影響を及ぼさないか心配です。
むしろ、ドナー検査や実際のドネーション手術時の入院費用の公費負担によりドナー側の負担軽減を図るほうが得策だと思います。
利益が生じるのは悪用のもとではないかと危惧します。かといってあまりに少ない報酬では報酬をするだけの対費用効果も出ないと思います。

No.2
- 回答日時:
実現させるのは国会または厚生省としての見解等でしょう
日本の臓器提供が原則匿名なのでおそらく報酬も匿名でしょうね
ですからクランケ→ドナーへのダイレクト報酬は無しです。
と言うことでドナー側から見ると2通りになりますね
ドナー登録する=報酬
骨髄提供=報酬
確かに日本の場合全員登録でほとんどA-C-B-DR型が一致すると言われていますが。
骨髄提供を望むクランケは少ないです。
ですので提供=報酬となると患者のみの負担では大きくなりすぎますし、
数百円や数千円ではドナー登録しようとは思わないと思います。
少なければ増やす?税金で?医療費と言う名目で…無理でしょうね…
と言うことで骨髄提供=報酬となるでしょう。
単純にクランケ側が直接支払うことになれば良いのですが
先にも述べたように原則匿名ですから
クランケ→骨髄○○財団→ドナーと言う図になり、
諸手続きだなんだと言って中間マージンが発生しますよね?
そしたら、財団のやりたい放題になりませんか?
天下り先になったり…
ですから報酬制度は難しい…ですかね…
持論としてはですけど。
No.1
- 回答日時:
個人的主観に基づく私個人の考えです。
報酬制度があっても良いのでは?
いくら人助けと言っても、結構痛い目に逢い、仕事も休んで、しかも入院
更に人によっては、しばし腰痛が続く。
それを全てボランティア精神で行うには躊躇してしまいます。
報酬と言ってもあくまでも人助けという観点から考えれば莫大な金額にはならないでしょう。ならば患者側の負担増も、さほど大きなものではないのでは?
むしろ治療費の方が圧倒的に高額なのですから。
次に、互いの連絡を匿名でしか行えないという点も気になります。
ここでの回答も同じなのですが、自分がしたことにより、その後どうなったか、とても気になるものです。 元気なのか?亡くなってしまったのか?元気だったとして、それが子供だったら大きくなった姿も見てみたい。闘病の結果亡くなってしまったのであれば、墓参りにでも行きたい。
何もわからないのは、ドナーの苦痛を考えれば淋しすぎである。
金銭要求等が発生する恐れとかを理由にしているが、前述の報酬制度を確立した上で、万一の後遺症には医療機関が保証し、事後の患者への金銭的要求は絶対にできないように制度化する。
そしてもう一点、仕事を休むのはどんな事情があるにせよ使用者は拒否できず、その賃金、事業主ならばその期間に相当する所得保証を国レベルで行うようなシステムも設けていただきたいものですね。
これである程度ドナー希望者が増えるような気がするんですが・・・
もし、上記が実現されたならば私もドナーへ前向きに検討したいと思います。
逆に考えればそれがネックになりドナー登録をしておりません。
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