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過去ログに「官公庁研究所や大学で研究職につくなら旧帝大に行け」というような意見が多くありこれは研究費や研究設備、コネなんかがその理由になってるようです。
これはこれらの大学以外(院も含めて)に進学した場合、これらの研究職の道はほとんど閉ざされたって事なんですか?優秀でも厳しいですか?
旧帝大以外の大学HPを見て、理系学科の進学状況を見たら、進学する人はほとんど自分の大学で他大学進学者はほんの一握りでした。これらの人ははじめっから官公庁研究所や大学で研究職を諦めているんでしょうか?だとしたら、研究職につけるかどうかは結局旧帝大の優秀な学生だけなんでしょうか?

A 回答 (10件)

 ppp-nnnさん こんばんは



 霞ヶ関のキャリア官僚になるための最低条件は旧帝大を卒業する事ではなくて、国家I種の公務員試験をパスする事です。この最低必要条件の中には、どこの大学を卒業したかと言う要件は有りません。ところで官公庁の研究は、国家I種同等の試験が有って就職が決るので旧帝大で無いと就職が出来ないと言うことはないです。要するにどれだけの能力が有るかどうかだけの話です。
 しかし、旧帝大の学生は私立大学と違って「目指せ霞ヶ関の官僚」と言う学生が多く、色々な意味で情報が集まり易いんです。と言う事を考えると旧帝大が良いと言う意見が多いんです。

 大学教員については、#9さんが言われる通り以前は大学院を卒業した研究室に就職すると言う形で大学の教員コースに入り、その中で助手~講師~助教授~教授と出世していくのが一般的でした。または大学院を卒業した研究室の教授のコネ等で他大学の教員に就職すると言うのが一般的でした。
 現在は上記の方法で大学教員になる以外に、一般企業での研究で名を残す様な研究をした方から大学教員になる場合も多々有ります。最近は大学と言えども一般企業と共同開発で商品を開発する場合が多々あり、基礎研究が主な大学の研究室では難しかった商品開発に慣れている一般企業のノウハウを大学に入れたいと言う考えなんです。私の卒業した薬科大学でも、シップ薬製造がメインの製薬会社と共同研究で製品開発しています。実際の商品開発スタッフとして、その会社の研究所長が助教授になっています。そう言う意味で全てが旧帝大卒だけが大学教授になれるわけではありません。
 しかし今でも大学教員には学閥が有るらしく、私の卒業した大学の教授・助教授の半分は東大卒ですし、半分は阪大卒です。と言う大学が今でも多いですから、例えばある教授がが退職した後の空席の教授を他大学から呼ばなければならない時のコネと言うか情報を見出し易いという意味で旧帝大に行かれた方が情報が多く入るため、旧帝大が良いと言われています。
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この回答へのお礼

返事が遅くなってすみません。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/14 05:08

大学教員です。


旧帝大以外の学部を出て、旧帝大(DCまで)の院を出ています。

 「理系研究職は研究室できまる」というのは、ある意味その通りであると思います。しかし、それは大学の名前でなくて、研究室で何をやったかが、問われるということです。
 実は、旧帝大の研究室は、博士課程の院生もODもいっぱい抱えていて、就職のときも身内どうしのつぶしあい的なことになることがあります。その前に、学部から大学院進学時に、優秀でなければ、外から受験する学生にはじき飛ばされます。
 ですから、旧帝大以外の大学に進学したからといって、あきらめる必要などま~~ったくありません。

 その一方で、旧帝大の研究室であっても、研究内容がぜんぜん評価されていない研究室もあります。(最近のデータ捏造研究室などその典型ですね。)

 さらに、研究職の中でも大学の中の実情を少し。

 昨今、大学教員の採用基準が、学部の入試の多様化なみに多様化しつつあり、実務経験あり(企業や官庁に勤務したことあり)という人も歓迎されるようになってきています。論文の本数とその質という一本化された業績基準で採用されていないわけです。研究職とは完全にはいえない中間管理職と研究職の間みたいな方が、どういうわけか大学に採用されやすかったりします。
 まあ、こういう教員には、研究よりも就職指導を含めた教育面での働きを期待するということなのでしょう。

 しかし、苦労して博士課程まで出て、経済的にも大変不安定なODを経てやっとこさ研究職にありつく人もいるのに。最近では、どこの大学出身かとういうよりも、こういう不公平感のほうが、大学内で深刻になってきています。
 実際、研究面でのディスカッションが成り立たない人が大学内にいますし。

 院卒でなくっても、田中耕一さんのような方を採用するんだったら、誰も文句言わないですけどね。(彼の場合は、オーソドックスな業績基準でもちゃんと大学教員になれますからね。)
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この回答へのお礼

返事が遅くなってすみません。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/14 05:07

確かに選考の際には殆ど最初から決まってますね。


旧帝大かどうかはそんなに関係ないと思いますよ。
むしろ旧国立研究所と共同研究や派遣されて研究してるところの方が全然入りやすいです。まぁ旧帝大や大手私立大の方が多いですがね。試験は当然あります。
現在研究を指導して貰ってますが、就職についても試験を受けないかと言われてます。
でも旧国立研究所はかなり大変ですよ。私はちょっと・・・。

あんまり言ってはいけない事かもしれません。本当は。
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この回答へのお礼

返事が遅くなってすみません。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/14 05:06

国立研究所に就職する場合(国家公務員)には公務員試験に合格する必要がありました。

しかしそれは修士の場合でいずれにせよほとんどあり得ません。
博士号を持って居る場合は、公務員試験は免除されたはずです。

大学や国立研究所の独立法人化以前の時代の知識ですが。

それと、ほとんど研究らしい研究をしていない大学4年生が、修士から他大学に移ることは特に問題ないと思います。修士から博士で大学院を移る場合には、研究の継続性が気になりますが。その場合でも、修士の時代の指導教官と博士で御世話になる大学院の指導教官がツーカーなら(大学は違ってもよくある話)、研究テーマが中断しません。
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この回答へのお礼

返事が遅くなってすみません。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/14 05:05

研究職で試験ではなく選考で採用される場合、9割が縁故といわれています。

表向きにはきちんと一般公募するのですが、用意してから募集をかけるので、ほとんどその用意された人になってしまいます。直接真意を聞いても教えないことになっているので無駄です。なぜ一流大学の人が多く採用されるかというと、現在の研究者がそれらの大学出身だからです。また、一流大学のほうが採用数も多いという理由もあります。旧帝大以外出身者以外はかなり狭き門であることに間違いないと思います。意外なのが試験採用で研究職についた人は中堅国立大出身者もかなりいるということです。おそらく一流大学の人は大学の職に就きやすいことや行政職に行く人が多いためと考えられます。
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この回答へのお礼

返事が遅くなってすみません。
結構いろいろと裏があるんですね。
今後の参考にしたいです。

お礼日時:2006/08/14 05:04

そもそもの前提として、旧帝大に行ったから有利というわけではなく、旧帝大に行った人の方が全体的に優秀であるということでしょう。

能力が同等であると考えるのには無理があると思います。
もちろん、旧帝大の方が環境も優れているでしょうが、地方大学でも優秀な先生が多額の外部資金を獲得して、優れた研究環境を作っている場合はあります。しかし、それならばそこの研究室の出身者が旧帝大出身者と互角に渡り合えるかと言えば疑問符がつきます。つまり、必ずしも研究環境だけの問題ではありませんし、そこの学生が作り出す校風のようなものもあります。

それならば現実にどうかということですが、大学の研究職は業績が決め手です。地方大学出身でも立派な研究をすれば研究職に就ける可能性はあります。

私は、地方大学出身者が旧帝大の大学院を目指すのは必ずしも得策ではないと思います。
つまり、大学院に進む時点でそれまでの研究がキャンセルされてしまうことになります。同じに見えても、研究内容が微妙に違っていることも多いですし、かなりのハンディを背負うことになります。さらに、進学先の学生は、地方大学の学生よりも明らかに優秀です(もちろん個人差はあります)。したがって、そういうところに進むと、前述のハンディに加えて、それまでの自分の周りの世界とのギャップが原因で挫折する人も少なくありません。それでもチャレンジしようと言うのは結構なことではありますが、それなりの覚悟が必要です。

官公庁の研究者になるためには公務員試験に合格する必要があります。ご存知かと思いますが、結構難しい試験です。その試験に旧帝大の出身者はかなり高い割合で合格しますが、地方大学出身者の合格率はかなり低いのが現実です。ただし優秀であれば上位で合格できますし、そうすれば多くの研究所からお誘いがかかることになるでしょう。

地方大学の大学院に進む人が研究職をあきらめているかどうかは知りませんが、そもそも全員が研究職を目指しているわけではないでしょうし、地方大学出身者で民間企業の研究職に就く人は大勢います。
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この回答へのお礼

旧帝大以下の大学では、大学院で旧帝大に進む人もいます。でも大抵はそのままの大学院に進学するようです。これは必ずしも学力の問題だとは思えません。

やはりw-palaceがおっしゃられるように、ハンディを負うことを嫌っているのでしょうか。ということは皆さんがいわれているように、100%実力重視ではない現状があるので、大学に進学した時点ですでに埋めようのないの差があるということでしょうか。

地方大学出身者が民間企業への研究職に就くことが多いのはこういう理由もあるのですね。ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/02 11:34

確かに旧帝大研究室の学生は有利です。

しかし今はチャンスですよ。大学の定年は62~65歳ですからあと2~5年後に定年退官する教授が沢山いる筈です。その空きを狙っていればいいポストが見つかる筈ですよ(^_-)
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この回答へのお礼

なるほど、いわゆる団塊の世代ってやつですね。
これを機になにか変化があることを期待・・・できますかね。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/02 11:24

 いまやポスドクがあふれている状況で、旧帝でも新卒の採用はないと思っていた方がよろしいと思われます。


 競争試験がある場合は別ですが、選考となると実績が問われます。またこの選考も出来レースである場合があるので、有用な実績でないとなかなか難しいところがあります。確率的に、旧帝Dで教授のお気に入り+そこそこの実績でどこかに押し込んでもらうのがいいのでは。
 また最近は民間でも、駅弁以下では院卒であっても研究職は難しいですね。
やっぱり旧帝院に行くべきですね。
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この回答へのお礼

研究職って実力重視ではないんですね。
科学技術立国とか謳っておきながらこういうドロドロとしたところがあるなんて・・・。
研究者になるにはこういう現実を受け入れないといけないって事でしょうか。
今後の参考にしたいと思います。

お礼日時:2006/08/02 11:21

官公庁研究所や大学での研究職は狭き門です。

研究職といっても、企業の研究職(実態は開発職)に進む人が大半です。
博士課程の分布を考えると、旧帝大に偏っているのは当然でしょう。私学だと修士までしかないところが多いですし。

なお、優秀であるというのと研究職に向いているってのは結構違ったりします。

それと、母校にそのまま教員として採用されるという道は、どの大学(院)でもありますね。欠員があればと言うことですが。逆に旧帝大の方が母校への就職は難しかったりします。
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この回答へのお礼

「優秀≠研究職に向いている」
難しいんですね。今後の参考にしたいと思います。
ありがとうございました

お礼日時:2006/08/02 11:16

そうですね。

確かに大学の場合は旧帝大のほうがそのようなルートも出来ていますし、旧帝大出身の研究者が多いですね。
でも、それ以外の大学でも、例えば、新設研究室を立ち上げるとか、たまたまその大学に空きが出来たとか、そのようなことが起これば、可能性は十分あると思います。
でも、やはり旧帝大の方が有利な気はします。

官公庁研究所も、確かに旧帝大が有利ですが、こちらは大学よりは行き易いと思います。

それ以外の大学から旧帝大の大学院に進学する人も割といますので、そういうルートもありますね。
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この回答へのお礼

やっぱり事実だったんですね。
それと運も大事だって気がします。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/02 11:14

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