プロが教えるわが家の防犯対策術!

あほな質問ですみません。
先輩や先生方にはとても聞けないので、こちらで質問させていただくことにします。

院生(M1、文系)になってから、「学会に行くように」と先輩や先生に言われることがあります。
自分の関連テーマには、時間があれば国内どこでも積極的に参加すべきなのでしょうか。

私は東京都に住んでいるので、関東地方なら行こうかなと思うのですが、西日本の学会を出されると、交通費も時間もだいぶかかるので「うーむ」と思ってしまいます。今も京都で行われる学会を紹介されたところで、行くべきなのか迷っています。
大学生の感覚だと、わざわざ話を聞きに新幹線や飛行機に乗るのはすごいこと(大金がかかること)なので、どうも腰が引けてしまいます。

大学院生というのは、興味のある学会なら交通費や時間も厭わず学会に行くものなのでしょうか??
確かに、先輩たち(博士)を見ていると、九州などあちこちの学会にも行かれているようです。(よくお土産をもらいます(笑))

院生はバイトや奨学金などで、こういう遠征(?)に行くお金をためているんでしょうか。研究のための本を買うのにお金を惜しまないようなものなのでしょうか。

正直、「院生の生活」というのがよく分からないままです。。。
いまだに大学生の感覚が抜けません。

ちなみに、私がやっているテーマはマイナー(最近下火になっている)分野で、学会発表は少ないほうです。


あと、学会の懇親会もなるべく参加した方がいいのでしょうか?(コネ作りのために)
どうも人見知りをしてしまい、また専門分野への知識が非常に浅薄なので(と書いている暇があったら勉強すべきなのですが)、教授たちと話すことができません。。。

A 回答 (5件)

数年前まで文系の院生だった者です。

いろいろ事情があって就職をすることになり、博士課程を退学して論博の道を選択しました。現在締め切りまぎわでいっぱいいっぱいですが、気分転換で見てしまったのでお答えします(笑)。

私は文学系なのですが、修士の時代は実は学会に一度も行ったことがありませんでした。将来博士課程に行こうとか、研究で食べていこうとか、そういう希望があるならばM1から学会に行くのは無駄ではないと思います。しかし実際はM1から学会に通っている人は稀で、ほとんどの人がDに上がってから行くようになります。

最初の内は指導教授にくっついて学会に参加するのがほとんどです。理由は「紹介してもらえるから」。だから誘ってもらえるなら有り難い話です。もし一人で行ってこいと言われたなら、理由を付けてサボってしまってもかまわないでしょう。発表を見に行ってるんだという前提があっても、それは学会参加の3割ぐらいの理由しかありません。残りの7割は人脈を作りに行くようなものです。その為にも指導教授というコネが絶対必須です。加えて、懇親会には絶対に出るべきです。人脈は酒の席で作られますから(笑)。名刺は一応作っていくといろいろ助かります。


>専門分野への知識が非常に浅薄
私もまだまだ実力不足です。しかし20代そこそこの修業中の身では当たり前のことではないでしょうか?ただし問題は、そのひよっこの院生に対して、温かい目で伸ばしてやろうという人が、研究者の世界には非常に少ないということです。学会に行くと院生であっても同じ土俵のライバルとして見られます。そしてトップレベルと同じぐらいの知識量を初めから院生に求める傾向があると思います。

同年齢の若者か70を超えてるぐらいの老齢の先生はまだ親切なのですが、50~60ぐらいの現役ばりばりの教授ほどあたりが厳しいです。学会発表をしたらわざわざイヤミを言いに来る人も稀にいたりします。(ほとんどが建設的アドバイスをくれるけども。)指導教授と一緒に学会に参加すると、非常識なことはほぼ防げるので、その点でも院生時代は指導教授にくっついて学会参加したほうが有利で安全です。

また「指導教授のコネが聞く学会」に参加するのがベストです。指導教授が内心嫌っているような学会には大抵指導教授のライバルが幅をきかせていたりして、弟子がフラフラ行くととんでもない目にあったりします。学会はそういう人間関係の裏を知っておかねばならない場所でもあります。

いろいろ恐いことを書きましたが、学会によって内情は千差万別です。アットホームなところもあれば、人ばかり多くて寒々しいところもあります。メインの大きな学会には所属しなければならないでしょうが、居心地のよい自分にあった学会を一つぐらいは見つけておくといろいろ心強くなります。学会には三年ぐらい連続して参加しないと顔を覚えてもらえないので、お金は大変ですができるだけ毎年参加した方がいいと思います。基本的に文学系は、自分が発表するときでもすべて自腹です。

安い旅行方法を知っておくのも院生の賢い生き方です。東京から京都なら、9/10までは18切符。その他の季節は高速バスが最安値。切符は金券ショップで買うのが常識。宿泊場所はYHや健康ランドまで落とせば一泊3000円代ですみます。うまくすれば予算5万ぐらいで、2泊してお土産もって帰れます。指導教授とは現地集合・現地解散がポイント(笑)。

長くなりましたが以上です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

研究職の内情って怖いですね(-_-;)
あまり考えずに、近くでやっている学会やワークショップにはとりあえず見学に行っていましたが、もうちょっと人間関係も見た方がいいのかもしれません。。。

教授にとっては、院生であってもライバルなんですか!? びっくりです。
内部の先生だと「この分野は研究者が減ってきてるからがんばってね」と温かい目で見てくださいましたが、外部だと風当たりが強いもんなんですね。

安い旅行方法のアドバイスもありがとうございました。

今回は、発表される先輩に相談したところ、「無理していく必要はない」と止められたので見送ろうかと心が揺らいでいます。

お礼日時:2006/09/18 10:22

#1です。

お礼拝見しました。

>学会参加費用はどうやって捻出しておられましたか? そのためにバイトをして資金を貯めたりするのでしょうか。

私は一応、学費・生活費・研究費など大学院生活にかかるお金は全て自分で稼いでいます。さすがにこの歳(27)で親に甘えることはできないので。奨学金も受けていますが、そのほかにアルバイトを3つほど掛け持ちしています。

アルバイトといっても自分の専門分野に近いこと(語学講師や通訳)とか、暇なときは自分の勉強してもいいようなバイト(TAとか試験監督、会社の留守番とか)を探したり、紹介してもらったりしています。周りの院生にも苦学生が多いのですが、給料のいい塾の講師をやっている人や、比較的自由な時間を過ごせるビルの管理人とか図書館のアルバイトをやっている人もいました。

自分が発表する学会の場合は、うちの大学では補助金(交通費と宿泊費の一部)がでますし、場合によっては学会や教授が補助金を出してくれることもあります(懇親会とかは結構出してもらえる)。

自腹で行くときも、新幹線などの比較的高い交通機関を利用するのではなくて、夜行バスなどを利用しています。

お金はいくらあっても足りませんが、無理してアルバイトしたお金を研究に費やしたとしても、もったいないとは思いません。「むしろチャンスを逃す方がもったいない」研究者を志す院生ならそう思うのが普通だと思います。

私は学部時代から近場で行われる学会には参加していました。最初は発表も何のことやらさっぱりわからなくて面白くなかったんですが、今になって思うのは、やっぱり自分の研究分野以外のことも知っておかないとダメだなあ、ということです。特に文系で研究者を目指すなら、自分の専門以外のこともできなければ潰しがききません。

また、懇親会もコネづくりだけでなくて、情報交換の場でもあります。教授陣だけでなく、同じ分野の同年代の人と知り合っておくのも大事ですよ。ライバル心とかも(勝手に)芽生えたりとかして、モチベーションが上がります。私も他の大学に友人と呼べる院生が何人かいますが、情報を交換したり、資料の貸し借りをしたり、非常に良い関係を保っています。

他の回答者の方も仰っていますが、やはり将来どうしたいのか、研究者になりたいのか、一般企業に就職したいのかはっきりさせたほうがいいのではないでしょうか。研究者になるなら、学会参加は必須です。収入のほとんどを研究につぎ込んで、それでも大学に就職できないかもしれない。それでもいいと思えなければ研究は続けられないと思います。気づいた時には30超えていて、就職のメドもたたないなんて話はよくあります(私もヤバイけど)。でも後悔はしてませんし、これからもしないでしょう。

長い道なので、後悔のないようによく考えて、先輩方やご家族ともよく相談された方が良いですよ。研究の主体はあくまでも自分なのですから、自分で積極的にいかなきゃやっていけません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。お礼が遅くなってすみません。

博士課程まで修了したいと思っています。家族の承認は得ています。
教職を取っていないこともあって、確かにその後は厳しいです。。。

確かに今のところは、まだ「教えてもらう」という受身の姿勢から抜け出せていない感があります。修論以外の何か、が思いつきません。

「同じ分野の同年代の人」は知り合うターゲットに思いつきませんでした。
ライバル、いると確かに張り合いが出ますね!

アルバイトのお話も参考になりました。
指導教官の方針として、M1はバイト(TA)より研究を、とのことなので今は何もしていません。

お礼日時:2006/09/09 21:10

自分の関連分野の学会なら、ぜひとも出席しましょう。


修士の方ですよね?
博士に進まれるなら、いろんな先生方と顔見知りになっておくのは有用です。実験で困ったときや共同研究の相手を探すときにも、あんな先生いたな、ということが頭に入ってるといいですよ。
就職されるにしても、どこの大学がどんな研究をやっている、という知識は役に立つことでしょう。
あと、先生方のコネだけでなく、同年代の学生・研究者の知り合いも後々有利に働きます。会社に入って知り合いにであったりするケースも多いですよ。懇親会だけでなく、同年輩の飲み会も催されるケースが多いですから、出席されといた方がよいかと。

参加費ですが、うちの場合はよほど近所で無い限り、交通費は研究室から出ます。参加費自体は自腹なので、毎回5000円から1万円程度は出費せざるを得ませんが。それぐらいは勉強代+コネ代とあきらめましょう。交通費も自腹になると、遠方の学会にほいほいと出かけるのは流石に困難ですけど。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。お礼が遅れてすみません。

博士課程まで修了する予定です。
同年代は狭き門(就職口)を奪い合う敵なのかと勘違いしていましたが、つながりは大切なんですね。就職活動でも、同年代の友人がいると情報交換できていいと聞きましたが、そのようなものでしょうか。


交通費・参加費は全然出してもらえないようです(泣)。他の研究室でも出してもらっているという話はないそうです。
「実験や共同研究」と書かれているということは、理系の方でしょうか? 文系と理系で違いがあるのかも。。。

お礼日時:2006/09/09 20:57

私の周りに、貧乏院生が何人かいるのですが…



東京ー京都間程度で、余裕がない場合は新幹線や飛行機などのリッチな移動はしていないですね。

夜行バスとかもありますし。
知り合いの所に泊まって宿泊費浮かせたり。

でもそこまでしているのは、その分野で、研究で生きていこうと頑張っている人達。
当然、今の人脈等が将来に大きく影響しますから、必死です。修士で出来た人脈で、博士ではより良い環境の研究室に移ったり、就職も誘いが来たり…
皆、きちんと当時作った人脈を生かし、更に広げていっています。

別に研究で生きていくつもりではない、というのなら、そこまでする必要もないでしょう。

結局は、将来どうしたいか。
その為に今どうしておくべきか、ではないでしょうか。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。お礼が遅くなってすみません。

博士課程まで修了したいと思っていますので、今のうちから人脈づくりが大切なんですね。

学会は、自分が学ぶというよりは人間関係を築く場だとは、今まで気付きませんでした。

お礼日時:2006/09/09 20:46

文系D3の者です。



>自分の関連テーマには、時間があれば国内どこでも積極的に参加すべきなのでしょうか。

もちろん、先輩方や先生方の言われるように、行ける範囲で積極的に参加すべきです。自分の関連テーマならなおさらです。私もそうですが、ちゃんとやっている院生は毎月何らかの研究会や学会に出席していますし、場合によっては遠方まで出かけることも珍しくないですよ(もちろん修士の院生もよく参加しています)。私も東京に住んでいますが、今年は名古屋、北海道と行き、次は京都の学会に出席する(というか発表しに行く)予定です(同分野だったりして)。

学会に参加して、同分野の研究者と交流をすることは、お金や時間に変えられない価値があるものなんですよ。自分の研究分野の発表であれば、現在の研究動向がわかりますしね。それにいろいろな人脈を作っておくと資料を紹介してくれたり、研究のアドバイスをしてくれたり、他の研究者を紹介してくれたり、いいことづくめです。自分ひとりで研究するより効率がいいわけです。学会発表が少ないならなおさら、積極的に参加する方がいいと思います(自分のレベルもわかるというものです)。

>あと、学会の懇親会もなるべく参加した方がいいのでしょうか?

というか、懇親会に参加しないと先生方と知り合えないのでは?人見知りは私もそうですので分かりますが、やっぱり無理やりにでも知り合っていくぐらいの積極性が必要です。知識が無いなら良い本を紹介してもらうとか、何でもいいから話しかけることが大事です。先輩や先生などに紹介してもらうのもいいと思います。とても聞けないなんて言わず、先輩に修士時代の体験などを聞いてみてはいかがですか?

M1なんだから、まだまだ修行中の身です。知識不足で当たり前。こういうところで自分の知識のなさを改めて感じるからこそもっと勉強しようと思うものです。しかもまだ自分が発表するわけじゃないし、こういう雰囲気に普段から慣れておかないと後で大変ですよ。尻込みする気持ちはわかりますが、将来研究の道を志すなら必ず通る道ですから負けないでがんばってください!
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

やっぱり、積極的に参加した方がいいんですね!
変にケチったりせず、京都の学会(ワークショップ)には行ってみたいと思います。
私は英語史なので、残念ながらmachirdaさんとは別分野です。


>知識不足で当たり前
そう言ってもらえるとありがたいです。
特に、院で専門を変えたので、学部からやっている人なら常識のことも知らず、先生や先輩方をあきれさせてしまうのではないかと怖れています。(入学したらやるぞ!と思っていたのに、ほかの授業で専門が後回しの状態です。)
以前、食事会で先生方とお話ししたとき、「君のやっている分野はこうなんじゃないの?」と聞かれて言葉につまってしまいました。下手に取り繕うより、勉強不足を認めて教えを乞うた方がよさそうですね。友達に聞かれたときでさえそうなので、もっと頑張らないと。。。

研究会は、先輩に連れられて1つ行くようになりました。
正直、内容はあまり面白くないのですが(^_^;)、名誉教授などと知り合えるいい機会です。それで仕事を紹介してもらった先輩もいるし、やっぱりコネって重要なんですね。

素朴な疑問なのですが、学会参加費用はどうやって捻出しておられましたか? そのためにバイトをして資金を貯めたりするのでしょうか。
今は学会の手伝いくらいしか働いていないので。

お礼日時:2006/09/06 08:56

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