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当方、30代後半の主婦で医学部への進学を希望しています。地元でない地方の国立大を受けると面接で、その土地に残らないだろうという点を必ず指摘されます。そこで私立大も視野にいれようと思うのですが、身内は医療関係者でない、年齢などを考えて学科が合格点に達しているとすれば、一般入試で合格できる可能性はあるのでしょうか?また大卒も受けれる推薦入学や学士編入はどうでしょうか?よろしくお願いします。

A 回答 (7件)

こんばんは。

既に色々と回答、アドバイスが出ているようですね。
私は医学生で、国立大学医学部、私立大学医学部双方に合格経験があります。また、現在も主に医学部受験生を中心に家庭教師を数年間やり続けています。

まず、医学部というところは出たら医師になるのが規定路線で、いわゆる職業訓練所的なところですので大学の中では特殊な存在ですが、基本的には国公立でも私大でも合否が点数で決まるというのは間違いないです。ただ、若さというのは医師という職業に関し重要な条件のひとつですので、下の回答者の方が既に上げられているように群馬大学で実際にあった、年齢によって不合格となるというケースもあり得ます。医学部に入れば、卒業までに最低6年、さらに臨床医になるには2年間の研修が義務化され、ここまでで8年、加えて1人前になるには大体10年ぐらいの現場での修行が必要です。よって医師として独り立ちするまで医学部入学から20年ぐらいかかります。現役で入った人が40弱で働き盛りな年齢になるころです。しかしながら、30や40で入学すればこのころには50代から60代、第一線で働く医師としては先が見えてしまう年齢です。つまり、医師ひとり養成するのにかかった金額(約1億といいますが)を医師になった後に社会に還元出来ない年齢の人間を医学部は嫌うという理屈です。もちろん、防衛医大以外のどの大学の医学部も表立って入学年齢を制限はしていません。しかしながら、入試は合否の基準に関して大学側の裁量に委ねられていますから、点数を基本としていればそれ以外のどのような補助基準で合否を決めるのも自由です。例えば年齢以外でも、点数が合格基準に達している人を面接で落とすことはごくまれではありますが、実際にはあります。性格的、思考的に変だと思えば落とすということです。これは私の大学のある教授から聞いた話ですが、面接で話すとある程度はその人がどういう人物であるか分かるそうです。

もちろん、何歳以上は絶対に年齢で落とすと決めている大学はほとんどないと思われます。しかし、私が代々医者の家系の受験生を教えたときに、私立の医学部には3浪以上の年齢の人を嫌う大学が存在するということは聞いたことがありますし、自校出身者の関係者を優遇することで有名なある私大の話も複数の受験生および予備校などから聞きました。この手の噂はデタラメとは言いがたいところがあるので、これらを受験するのは避けた方がいいと思われます。(こういう大学を受験して、もし落とされた場合には、納得いかない気分になる恐れがありますから。)
ちなみに、こういう“何大学は高齢の受験者を嫌う”的な情報や最近のそれぞれの医学部の年齢別入学状況は、ご自分で私大医学部専門の予備校などで私大医学部の最新の情報を入手されるとよいと思います。(この手の予備校は非常に丁寧で、予備校の部外者であっても電話相談などを無料でやってくれるところもあるので是非一度ご利用されることをお勧めします。)

最後に、私の同期生にも30代後半の女性の方(既婚、子供あり)がいます。医学部の中での勉強には問題なく、(というよりかなり優秀な成績で)ついていっているようです。よって中に入ってからの勉強はその気があるならあまりご心配なさらなくとも大丈夫だと思います。

P.S.学士入学についてはあまりお勧めでないです。狭き門ですし、学士入学を実施している医学部が少ないので、理系の大学卒でも受験できる大学も限られます。文系の大学卒ならさらに受験できる大学が減ります。(学士入学については、下記URLの質問に詳しく回答したことがありますのでご参考までに。)http://okwave.jp/kotaeru.php3?q=1768869
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この回答へのお礼

いろいろ丁寧にアドバイスをしていただきありがとうございます。やはり噂に聞いていた年齢による有利、不利はあるんですね。私大医学部専門の予備校に聞いてみようとおもいます。

お礼日時:2006/09/11 15:10

No.3です。


ごめんなさい。少し曖昧でしたね。
授業料のほかにかかる負担というのは私立だけに限ったことではないのですが、御主人と別に暮らすようになるのであれば、それぞれ家賃・食費など生活費がかかります(大都市圏の私立だと家賃も高いです)。医学部在学中は最初の数年間は家庭教師などのアルバイトも可能だと思いますが、後になるほど学業が忙しくなってくるので蓄えがないと大変です。離れていれば休みにご主人と会うための旅費もかなりかかります。
小さいお子さんがいらっしゃれば、保育園に預けたりする必要も出ます。ご両親に頼れる場合もあるかもしれませんが、老いていく両親にいつまでも子供の面倒を見てもらえるとは限りません。
いろいろと悩むところはありますが、初志貫徹を目指してください。
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この回答へのお礼

なるほど...おっしゃる通り確かにいろいろかかりますね。本当に参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2006/09/08 18:25

本の紹介ですが、再受験生が教える医学部最短攻略法


医学部再受験・成功する人・ダメな人 (エール出版社)荒川英輔著
が参考になります。ただし、国立向けです。
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この回答へのお礼

以前、立ち読みをした気がします。ありがとうございました。

お礼日時:2006/09/08 16:58

お金の問題さえクリアしていれば、私立にも入れると思います。

6年間でいくらかかるか正確な金額は知りませんが、初年度に1000万円かかるのは確かです。偏差値の高い私立ですと、もう少し安いようです。

次に、学士入学ですが、質問者さんに相当のセールスポイントがないと難しいと思います。募集枠が少ないうえ、かなり手ごわい志願者が殺到します。例えば、アメリカの大学を卒業し、メディカルスクールに入学する感覚で日本の医学部を受験する方や、日本で修士課程まで終え、論文も複数かいた経験がある方など、こんなエライ人が世の中にいるんだねえって感じです(もちろん、そんな人ばかりではありませんが)。

最後にアドバイス、というか、警告。たぶん、これを読んでいる医学生、あるいは医師の方のほとんどが納得していただけると思うのですが、大学受験の比じゃないほど、大学で勉強します。もう嫌だって逃げ出したくなるほど、テストと実習の嵐です。最後の最後に、国家試験もあります。厚さにして合計70cmほどもある問題集を丸暗記しなきゃなりません。当然ですが、それに加え、分厚い教科書も読み込まなきゃなりません。

おそらく、学生をしている6年間はあまり家庭のこともできなくなると思います。お金の問題、家族の援助の問題、これをクリアしなければ入学できたとしても、卒業は厳しいと思います。

つらいことを書きましたが、他の回答者の方もおっしゃっているとおり、毎年、一学年に数名、30代以降の方がいらっしゃいます。そういった方たちは、大変勉強熱心なのできちんと卒業し、国家試験も合格されています。だから、けして不可能ではないのです。是非、がんばってください。
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この回答へのお礼

学士入学で入る方は本当にすごい方ばかりなんですね。医学部の勉強量を具体的に聞くと確かに大変そうですが、やはり頑張って何とか合格したいです。ありがとうございました。

お礼日時:2006/09/08 16:57

30代後半で医学部に入学される方は学年に何人もいらっしゃいます。


私立大医学部を受験される場合は、やはり経済的な面が一番大変だと思います。ご家族がいるようであれば、学費以外にもいろいろと負担は大きいです。一般入試で成績が十分であれば年齢に依らず合格は期待できます。
国公立大学については、地域医療が問題になっている時代ですが基本的には筆記試験の成績が最重要ですので、地方大学といえども成績上位であった他県からの受験生が不合格になることはないと考えてよいでしょう。
推薦入学や学士編入についてはかなり競争率が高いので一般入試以上に大変だと思われます。
がんばってください。
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この回答へのお礼

アドバイス、ありがとうございました。私立の一般入試はいままで、年齢の点で全く無理なのかと思っていました。ただ私立の場合の学費以外のいろいろな負担とは具体的にはどのようなことかよくわからないのですが。友人とのつきあいの費用などでしょうか?

お礼日時:2006/09/08 16:49

私の同級生でも、40くらいで国立大学医学部入学した女性がいました。

今は卒業して精神科医として働いています。
最近群馬大学で50代後半の方が学科で合格点でも落とされました。それは、卒業しても定年後という年齢となるためで、税金を投入して医師を作ることにそぐわないからであると思われます。私立大学では問題ないと思います。しかも、40才以前の入学でしたら国立でも全く問題ないと思います。20年以上働けます。
学士入学についてはネットで検索してみてください。参考にURL出します。

参考URL:http://www.sho-ken.com/igakubu.htm
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この回答へのお礼

女性である程度の年齢の方が受かった話はあまり聞いたことがなく不安でしたが、いらっしゃるんですね。ちょっと安心できました。早速、ネットを見てみました。ありがとうございました。

お礼日時:2006/09/08 16:37

最近は国立大学でも面接するんですね。

私のときはありませんでしたが。ちょっと疑問なんですが、国立大学で地元に残るかどうかを問われるんですか? 県立や市立ならわかるんですが。
他の学部と違って、医学部は卒業後に医師として社会に貢献できることが前提です。学問的な興味を満たす場ではありません。医師養成には多額のお金と(私立大学ならかなりの部分を自分で出すので関係ないですが)、患者さんの協力が必要です。一人前になって社会に還元していかなければならないのに、あなたの場合はその期間をすでに20年近く失っているわけです。年齢以外の要素がよほど優れていない限り若い方を優先するのは仕方のないことです。
卒業して一人前になるまでに生半可でない努力が必要であることは覚悟の上でしょうから、30代後半から医師を目指そうとする熱意を強調して、それが年齢以上の印象を試験官に与えれば可能性はあるでしょうね。主婦業との兼ね合いとか(一人前になるまでかけ持ちはまず無理です)、体力の問題とか、説得力のある答えが必要と思います。
同級生に、50代で入学して立派に卒業した方がいました。がんばってください。
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この回答へのお礼

近年の研修医制度の影響で医師が地方に足りなく、女性は卒業すると地元に帰ってしまう人が多いと言われました。でも50代で医師になられた方がいると聞き、頑張ろうと思いました。ありがとうございました。

お礼日時:2006/09/08 16:33

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