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「あるなる」の「なる」は推定の助動詞でしょうか、断定の助動詞でしょうか?助動詞の接続から見るとどちらもありうると思います。
 こういった場合は文脈から判断するしかないのでしょうか?それともなにか判別法がありますか。よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

 「土佐日記」の冒頭にある、「男もすなる日記といふものを女もしてみんとてするなり」がよく説明の例に挙げられます。

「すなる」の「なる」は終止形に接続するから伝聞・推定、「するなり」の「なり」は連体形に接続するから断定ということになります。
 ところが、例外があり、「あり」のようなラ変動詞やラ変型活用をする助動詞にはどちらも連体形に接続することになります。ご質問の場合は、これに相当し、「文脈から」ということになりますね。
 余談ですが、「ななり(なんなり)」と二つ重なる場合があります。この時は上にあるのが「断定」と説明されています。
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残念ながら,このご質問については,文脈から判断して下さい,としか言えません。

四段・ラ変に続く場合は終止形と連体形の見分けがつきませんから,形からは判断できません。前後の文から「音を聞いて判断している」と考えられるのならば,推定の「なり」です。

ただ,これが音便化した「あんなり(あなり)」については,すべて推定(伝聞)としてよいようです。
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