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この virtual という単語が理解できません。
辞書を調べると、”事実上の”と”仮の”とあります。
この2つの意味は反しているように思えるのです。
例えるならある単語に”大きい”と”小さい”の両方の意味を持つ感じです。

virtual reality 仮想現実
a virtual monopoly 事実上の独占

例えば上記の例で仮想と事実上の二つを取り替えてみると、
事実上の現実:言葉としてはおかしくないですが、仮想の世界は事実上の現実では
ないと思います。
仮想的な独占:実際に独占しているのだからおかしいと思います。

ただ、どの辞書を見てもこのような意味があることから何かしら自分がおかしい
判断をしているのだと思われます。
このvirtualの矛盾に対して納得することのできる説明をお願いします。

A 回答 (7件)

事実上という意味の問題だと思いますが、



「本当はそうではないのだが、実態はそれに近いものがある。」という意味から、派生しているのだと思います。

バーチャルという日本語では、「空想の」とか「コンピューターでつくられた」というイメージばかりが強調されているため、原語の意味がわかりにくくなっているのではないでしょうか?

Existing or resulting in essence or effect though not in actual fact, form, or name: the virtual extinction of the buffalo.
Existing in the mind, especially as a product of the imagination. Used in literary criticism of a text.
Computer Science. Created, simulated, or carried on by means of a computer or computer network: virtual conversations in a chatroom.

参考URL:http://dictionary.reference.com/browse/virtual
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Virtual を「仮の」としている辞書は見たことがありません.


通常は,実質上の,事実上の,実効的な,または虚像の(実像に対する)などと書いています.

「事実上の」と「仮想的な」は全く矛盾しません.つまり,反してはいません.
これらは「現実の」とか「物理的な」という言葉に対する意味合いなのです.
「事実上の」というのは,「事実そのもの」ではないが実質的に事実と同様だという意味です.

「事実上の現実」を例示されていますが,「事実としての現実」でない限り,矛盾しています.「事実上」は「現実」とは違うからです.

一つコンピュータ関連で例をあげると,仮想と実(現実,または物理的)が対になります.つまり,反対の概念です.
物理的な(手に触ることができる)各種の部品を組み合わせることで,仮想的には(実質的には)人間から見た便利な一つの道具を実現しているわけです.

例えば,メモリーというものがあります.
人間は単にメモリーと呼び,その大きさ位しか意識しません.しかし,物理的には内部の構成部品(集積回路やハードディスク)の組み合わせにより,表面上は実質的な一つの装置を実現しているわけです.これが仮想的装置で,これを論理装置ということもあります.基になっているのが物理装置です.

言葉だけで考えると区別がつかなくなることがありますが,何か実例と結びつけて覚えるのがよいでしょう.

仮想的と論理的を同じ意味で使うこともあります.

仮想現実(virtual reality) とはあくまでも仮想の世界のものです.現実(reality)そのものではないので,仮想的現実と言っています.現実は言わば,real reality ですね.
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この回答へのお礼

皆さんありがとうございました。
確実に、はっきりと理解できました。
非常にすがすがしい気分です。

こんなに有益な情報に甲乙つけなくては
ならないのは残念です。ポイントは1,2番
の方ではなく、複数からランダムにつけさせて
いただきます。一番なんていないくらい納得できる
回答をたくさんいただけたからです。

本当にありがとうございました!

お礼日時:2006/09/28 17:55

virtualの意味は、「そのものズバリではないが、非常にそのものに近いので、そのものとみなす事ができる」という意味です。

virtualが修飾する単語に応じて適切な訳語を当てはめればよいでしょう。

virtual reality: 現実そのものではないが、現実とみなせる=>仮想現実
a virtual monopoly: 完全な独占ではないがほぼ独占とみなせる=>事実上の独占
virtual pet:(生きた)ペットではないが、まるでペットとみなせる=>仮想ペット
virtual death sentence:実質的な死刑判決
virtual Friday:金曜日ではないが、金曜日とみなせる=>休日に当たる金曜日の前の木曜日

日本語の「仮想」には、「仮に考えること。仮に想定すること。」という意味があるので、virtual monopoly を仮想的な独占と訳すと、独占を仮定するという意味になるので、おかしくなりますね。
確かに、virtual=仮想と覚えると、誤解が生じる可能性がありますね。virtualの本来的な意味を覚えておくと、このようなことはなくなります。
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他の方が答えられているように、virtualは「事実上の」「実際の」と考えるのがよく、「仮想」と訳したのが問題だと思います。



例えば、A君は学級委員なのに教室で何もせず、B君がクラスメイトをまとめていたら、A君はreal leader(本来のリーダー)で、 B君はvirtual leader(「事実上の」リーダー)になります。
ゲーム等でのvirtual世界は、体験している人にはそこに「実際に」いると感じます。

そもそも「仮想現実」は「virtual reality」の直訳でないと思います。二つの言葉が一緒に使われるうち、「reality」と「現実」がたまたま同じ意味だったので、「virtual」と「仮想」が同じ意味と勘違いされ、そのイメージが定着したと思います。
ある辞書では、「仮想」という訳を〔コンピューター〕や〔物理〕の分野で使うとし、他の訳と区別していますよ。

こんな話があります。
明治か大正時代、日本人にとって電気を使った物は珍しく新しいものでした。そのため、「電気=新しい」というイメージがあり、新しい商品には「電気~」というネーミングをしました。
当時生まれた飲み物に「電気ブラン」というお酒がありますが、本物の電気とは一切関係がありません。
これと同じような感覚で「virtual=仮想」というイメージが定着したと思います。

考えてみれば、日本語の「ジュース」も、英語のjuice(果汁)が語源なのに、無果汁の甘い飲み物もジュースと呼ばれ、矛盾をはらんでいます。

余計な駄文まで述べて、失礼しました。
お役に立てれば、幸いです。
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「実感」でどうでしょうか。



実際には無いものがいかにも有るように「実感」出来たり、256MBしかないメモリーがいかにも何GBもあるように「実感」出来たりします。

事実上の独占も、見た目にはそう見えないのに独占が「実感」出来ると言うことなのでしょう。

無いものを有るように見て「実感」する場合「仮想」、
表面的に見えないものを見通して「実感」するのが「事実上」かと。
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vertial を仮想と訳すからおかしくなるのですよね。

頭の中で描いた(現実を模した像)と訳しても駄目でしょうか?
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virtualの本来の意味は「実際に」という意味です。


virtual reallityが「仮想現実」と訳されてしまったため、「仮想」という訳語が普及してしまいましたが、本来の意味は「実際に」という意味です。
virtual reallityは「ジッサイ現実」と口語で言ってみれば、本来の意味が感じられると思います。現実じゃないんだけど、ジッサイに現実のように感じる、という意味です。
「仮想」という言葉は「それが実在しない」というところに焦点がありますが、virtualは「(実在するか否かは関係なく)実際に、事実上、」というところに焦点があります。
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