ちょっと先の未来クイズ第4問

親水性の物質は、水に触れるとどうなるのでしょうか?
官能基に、水酸基やスルホン基が付いていると親水性と言われますが
反応式がありましたら教えてください。

A 回答 (3件)

親水性を、強いて化学構造と結び付けるとすれば、「水素結合」でしょうか。


つまり、水と水素結合を作りやすいものは、イオン化しなくても親水性といえると思います。
たとえば、アルコールのヒドロキシ基やスルホン酸のスルホ基(が正しいはずです)、エーテルやカルボニル化合物の酸素原子、アミノ基etc これらはいずれも親水性の原子(団)といえます。

水は水素結合を形成しうるようなδ+を帯びたH原子を有していますから、その相手となる物質が、酸素や窒素といった電気陰性度の大きい原子を有していれば親水性になるでしょう。ただし、アルキル基などの疎水性の原子団は親水性を低下させますので、それらのバランスによって決まると考えるのがよいと思います。

化学的に書くとするならば、たとえば
H-O-H・・・O=C<
のようになるとでもしておきましょうか。ただし、「・・・」は水素結合です。普通はこれを「反応式」とは呼びませんが。
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カルボニルの酸素を持つ場合には R2C=O + H2O ⇔ CR2(OH)2 って平衡が成り立つ, かも.

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別に水と反応するわけではありません。


これらの置換基は強く分極している(Oがマイナス、Hがプラス)ため、やはり強く分極した分子である水と相互作用しやすいから、水に溶けます。
さらに、これらの分子だと、水と水素結合できますね。

なお、別に水酸基は必須ではありません。
電荷を持った分子(アンモニウム塩など)も水に溶けます。
電荷を持っていると、分極した水分子とやはり相互作用しやすいためです。
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