プロが教えるわが家の防犯対策術!

いつもお世話になっています。
ロジャーズの条件で共感的理解(無条件の肯定的配慮)が3つの条件の内の1つに挙げられていますが、
老人ホームで、家に帰りたいという入所者さんがいて、その方のケースとして、物を投げたり、職員に当たったりして帰宅願望を強く表現されると捉えているのですが、
いつもいつも帰宅願望が強いことの表現である」と捉えられなかったら、無条件の肯定的配慮の条件としての対応はどのようになるのでしょうか。
いつも肯定的に捉えるとは限らないのではないかという風に聞かれて、
(1)肯定的に捉えられない場合はどうなるのか。考えに行き詰まってしまいました。
(2)実際に体験することでもこのような場合はどう切り抜けるのでしょうか。
質問への回答をよろしくお願いします。

A 回答 (4件)

補足をありがとうございます。



自己受容に導くことですよね?
共感的理解とは感情移入できるかどうかですよね。

たとえば、物を投げる理由..物を投げたり、職員に当たったりするのは、こうすれば、ホームで嫌がられる=追い出されると言う発想かもしれませんよね?
だから、こうしているのですね?というのは共感的なのではないかと思います。
物を投げるのは、言葉の表現が上手でなく、言いたい事が言えていないのもあるのでしょうね。

感情移入=相手の立場、視点になることから共感的理解もなされ、肯定的配慮もなされるのではないでしょうか?
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この回答へのお礼

何度も回答ありがとうございます。
>物を投げたり、職員に当たったりするのは、こうすれば、ホームで嫌がられる=追い出されると言う発想かもしれませんよね?
回答を読んで、「あっ!」と思いました。
物を投げる理由を聞いたときに、入所者さんは、「問題を起こせばここ(ホーム)に居られなくなるから良いのと違うの?」と言われた経験があります。
入所者本人の気持ちと家族の気持ちとが全く違っていて、介護職員が板挟み状態になることがしばしばあります。結局、家族からすると、入所者さんはやっかい払いされたことを肌身で感じる(家族との会話などで)ので、入所者さんに気持ちがいってしまいます。

お礼日時:2007/05/05 10:37

度重なり、お礼をありがとうございます。


お礼にいただけました様、「あっ!」と思われること、この様なことは大切な第1歩ではないかと私は思います。
問題の焦点や、解決策を見いだすには、それに応じた対処法が当てはまればよいですよね?
ご家族と入所者さんの双方の意見を知れば、どちらの立場にも付きにくかったり、はたまた、ジレンマもあったり...。

ですから、問題は切り離し、どちらかに肩入れしてしまわない、自分をしっかりともつ事...、理論や理屈もプロとして当然必要ですが、それらや、利益だけに捕われない誠実さも大切な要因で、そんな姿勢で、身を持って体験した事などを用いて行けば、心を開いてもらえる、そしてまた、今後の力となるのだと思います。

生意気な意見を申しましたが、大変なお仕事ゆえ、頑張っていただきたいと思います。
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この回答へのお礼

>生意気な意見を申しましたが、大変なお仕事ゆえ、頑張っていただきたいと思います。
sinnji_ikariさんより、学習の行き詰まりから開放され、気づきまで得られたことは、私にとって、大変有益な交流が出来たと感じています。
福祉のカテゴリで、私は経験を述べたりするのですが、援助技術として、今ホームヘルパーの養成研修に共感を初めとしたカウンセリング的な援助に講義の時間が大幅に設けられるようになってきていることからも介護にもカウンセリングの重要性(必要性)が認識されてきた証拠であると感じています。
今回のやり取りで、エンカウンターでは、出会い、そして気づきを得ることが大切にであることを参加して体験的に知る機会がありました。
今回、回答してくださった方との出会いに感謝したいと思います。
ポイントでは、足りないくらいの気持ちですが、システム上の限界から、それぞれの「出会い」にお礼したいと思います。
これからも、継続して学習を続けていきます。ありがとうございます。

お礼日時:2007/05/06 11:50

既にあなたは共感的理解に努力されているのではないでしょうか?共感的理解というのは行動レベルを肯定するのでなく、「あなたが帰宅したいためにいらだっている気持ちはよくわかりますよ」という感情レベルの共感であるのだと理解しています。



例えば「殺してやりたい」と言うクライアントに対して、もちろん殺人は犯罪ですが、「殺したいほどの憎しみや怒り」に共感するということですよね。これならどんな思いをも肯定的に受け止めることができます。

行動レベルではどんなカウンセリングの立場でも制限されるものはあります。しかし感情を肯定的に受け止められたと感じると、クライアントさんの行動も次第に治まってくることが多いようです。
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この回答へのお礼

>既にあなたは共感的理解に努力されているのではないでしょうか?とのコメントとても嬉しく思います。
自分では、先生がテキストなどの書籍のみでどこまで理解しているのかが分かりづらいですので、励みになります。
仰るとおり、相手の気持ちを(立場を)取ろうという姿勢が共感的理解(ロジャーズの言う無条件の肯定的配慮)に当たるのかな、と理論を日常の体験と結びつけて理解出来つつあるかなと思えてきました。

お礼日時:2007/05/05 19:49

人間相手だからマニュアル通りには行かないですよね。


肯定=言う通りにするではありませんよね。
家に帰りたくなる理由があるでしょうから、そのあたりの話を聞いてあげるのがいいんじゃないでしょうか?
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます!実は、昨年度に社会福祉士の養成で、ケースワークについて学び、カウンセリングのロジャーズに少し触れただけで講座が修了したので、独学で読むもののケースの応用的な考えを持ちたいと思ったのですが尋ねる人がいなくて、質問させて頂きました。
説明不足なところがあり、申し訳ありません。肯定=言うとおりに家へ帰ってもらうことは現実無理です。入所者さんに説明して納得してもらう方向で持っていくのですが、物に当たったりされる。物を投げることに対して、肯定的に捉えられない場合どうするか。普通は否定的にならざるを得ないと思うのですが、カウンセラーの場合は面接者に報酬を得てカウンセリングをするわけで…。この辺に葛藤が生じるとどうなるのか。カウンセリングは奥が深いですね。

お礼日時:2007/05/04 23:26

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