お世話になります。
子供が戦国時代に興味を持ち始めたこともあり、この夏大阪城に行きました。城を見に行くのは子供は初めて、私は小さい頃に何箇所か行きましたがあまり記憶にありません。
大阪城は1階から8階まですべて展示ばかりで、それはそれで勉強になりました。
でもどの階も同じように階段を中心にぐるっと展示物を見て回るだけで、昔の城の内部がどうだったかなどはまったくわかりませんでした。
その点では大変がっかりしました。
今、残っている城はみんなこんな感じなのでしょうか。
これを機会に姫路城やら名古屋城やら連れて行ってやりたいと思いますが、すべて大阪城同様に展示物ばかりで昔の生活を想像できるようなものが何もないとしたら無意味な気もしています。
もちろん展示物が無意味だということではなく、展示物のおもしろさを理解するのはかなりの教養が必要だと思うのです。
私自身、戦国時代の小説等はかなり読みましたし、女性としては戦国時代について詳しいほうだとは思います。
でも子供の頃は展示物について半分も理解できなかったと思います。
今回大阪城に行って絵巻の解説などはとても興味深かったです。大人になったからこそ理解できる部分が多いと感じました。
でも、武将の生涯を年表にしたものとかジオラマで見せるものとかは何もその城でしか得られないことではないですよね。
廊下があり部屋があり、武将の部屋、下働きの者の部屋、武具を置く部屋など昔の生活が想像できるようなお城は残っていないのでしょうか。
もしご存知でしたらお教えくださいますようお願いします。
No.2
- 回答日時:
今の大阪城は1931年に鉄筋コンクリートで当時の最新技術で建設された「外見だけを復元したビルディング」です。
名古屋城も同じです。近畿・東海地方であれば、犬山城の天守閣は昔のままのものです。ただし、木の床では傷みますのでカーペットが敷いてあったりしますが。彦根城も当時のものです。あまりにも有名な姫路城は、戦災を受けていない城ですし、豊富な資金でメンテナンスがされていますので、恐らく質問者様の期待に沿うのではないでしょうか。
また、昭和や平成になってから、できるだけ当時の作りを再現して「木造」で復元されたお城があります。恐らく、これが質問者様の求めるものに一番近いと思います。
宮城県の白石城
静岡県の掛川城
等がありますが、掛川城の方が近そうですね。
http://www.geocities.jp/woodone3831/c-1-3-5-3-si …
で詳しく解説されていますが、とにかく徹底して「本物はこうだったろう」という具合に築城された、非常に手の込んだ「平成のお城」です。天守閣だけでなく、大手門や塀や櫓などの建造物も可能な限り復元されています。大阪城で失望された質問者様も、掛川城なら満足されるでしょう。
また、京都の二条城の建築物は、江戸時代のものがほぼそのまま残っています。「城郭」というより「御殿」ですが、「廊下があり部屋があり、武将の部屋、下働きの者の部屋、武具を置く部屋など昔の生活が想像できるようなお城は残っていないのでしょうか」という点では、見るべきものが多いでしょうね。
この回答への補足
すみません、今気づきました。
以前「初心者向きの三国志」という質問をした際にも大変ご親切な回答
をいただいていました。その節はありがとうございました。
「蒼天航路」はすごい勢いですべて読みました。諸葛孔明もアマゾンで買って読みました。
その後は陳舜臣の「小説十八史略」も読んでスケールの大きい中国史(のほんの一部分)の世界に浸ることができました。ありがとうございました!
回答をありがとうございました!
なるほど、大阪城は「外見だけを復元したビルディング」なのですね。
豊臣氏の隆盛と衰退の舞台となった場所、もっとうまい復元をしてあげればいいのにと思います。「城の形をしただけの博物館」という印象を受けましたが「外観だけ復元」ということで納得しました。
ご紹介いただいたHP拝見しました。
塀や櫓も可能な限り忠実に復元されているようで、これはぜひ子供に見せてやりたいです。思いもつかなかったお城を紹介してくださってとても嬉しいです。掛川城、必ず行きます!
二条城はかすかに記憶に残っています。
廊下をぐるっとめぐりながら色々な部屋を見られる構造でしたでしょうか。京都は武将達が目指した都ということで息子の歴史探訪からはずせません。これも必ず行きます。
息子よりも私のほうが戦国時代大好きだった頃を思い出してワクワクしている感じです。ありがとうございました!
No.3
- 回答日時:
他の方も推薦していらっしゃいますが、姫路城にぜひおいでください。
エレベーターやエスカレーターなど、いっさいありません。
階段なども狭くて急で、ほぼ昔のままです(手すりくらいは、あとからつけたかと)。
逆にいえば、バリアフリーとはかなり遠いつくりです。足元に自信のない方は、事前調査をおすすめします。
混雑する日(無料開放デーなど)は、小さいお子さまはやめた方が無難でしょう。
ちなみに、夕方暗くなってからのライトアップを外からながめるのも美しいものです。平日と、土曜日とでは、微妙に照らし方が変わります。
回答をありがとうございます!
エレベーターもエスカレーターもなし。けっこうですね~!!
Tシャツ半ズボンでもつらい階段を昔の人が毎日登り降りしていたことを子供に実感させたいです。
私はライトアップというものがあまり好きではありませんが、美しさで評判の姫路城のライトアップは昼間とはまた違った感動が味わえるのでしょうか。お城が見える場所にホテルを取り、昼の姿・夜の姿をしっかり目に焼き付けたいと思います。
早く姫路に行きたくなりました。ありがとうございました!
No.4
- 回答日時:
犬山城の天守閣は戦国時代のまま残っています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8A%AC%E5%B1%B1% …
松本城も確かそうだったと思います。
一乗谷朝倉氏遺跡はお城ではありませんが、広大な面積の土地に一乗谷の様子が復元され一見の価値があると思います。
http://www3.fctv.ne.jp/~asakura/index.html
朝倉義景の館跡というのがまた何とも戦国時代の醍醐味というのも変ですが、まさにその時代の息吹を感じられそうですね。かなりものがちゃんと発掘されて復元されたようで、城だけでなく城下町の姿も見られるというのが大変魅力的です。福井市なら友人の実家があるので探訪の相談にものってもらえそうです。
犬山城は行ったことがあるのですが、何しろ当時は小学生で「小説に出てくるお城に行った」という満足感だけでした。昔の生活がどうだったかという観点から見なかったこと、非常にもったいない話ですね。
場所的に掛川城とセットで旅行できそうです。今度行くときはしっかり見てきたいと思います。ありがとうございました!
No.5
- 回答日時:
姫路城や彦根城あたりはどうでしょう。
彦根城では鉄の扉は圧巻でした。
また、城ではありませんが、城塞としての建物として
瑞龍寺(富山県高岡市)があります。
外に対しては窓のない回廊や、
融かして弾丸にするために鉛で作られた屋根瓦、
昔ながらの建築法で作られた建物、
前田氏の墓所としても歴史的価値があります。
すばらしいですね!彦根城!
行ったことはなくて、彦根城関連のHPをいくつか見ただけですが、鉄砲狭間に武家屋敷跡、こういうのを探していたんです。本気にしているわけではありませんが、私の前世は戦国時代の武将だとか。彦根城のHPを見ているだけで血が騒ぎます。現地に行ったならば子供に解説することなど忘れてタイムスリップしてしまうのではないかと思います。
瑞龍寺というのはまったく知りませんでした。
写真を見ると壮大なスケールで建てられたようですね。こういうのを見ると建築技法ってもしかしたら昔の人のほうが上なのではないかと思ってしまいます。
小説はずいぶん読んだつもりなのにこういう場所を知らなかったというのはいかに表面の部分しか読んでいないかですね。反省です。
秋から城めぐりをしたいと思いますが、その前にまたしっかり勉強たいと思います。
すばらしいところをご紹介くださいましてありがとうございました!
No.6ベストアンサー
- 回答日時:
>女性としては戦国時代について詳しいほうだとは思います…
そうですか。
戦国時代の定義にもいくつかあるようですが、信長が義昭を追放した元亀 4年、1573年までとしましょうか。
残念ながら、確実に戦国時代からと判明して現存している城はありません。
【犬山城】 (愛知県) が戦国時代らしきことを言っていますが、確たる証拠はないようです。
丸岡城よりあとという説もあります。
ほかには、安土桃山時代に入ってすぐの、
・天正4年 1576年【丸岡城】福井県坂井市
http://www4.airnet.ne.jp/kmimu/kasumi/index.html
次いで、
・1594年? 【松本城】長野県
があります。
江戸時代では
・1606年 【彦根城】滋賀県
・1607年~ 【松江城】島根県
・1618年 【姫路城】兵庫県
・江戸初期 【丸亀城】香川県
・1662年~ごろ 【宇和島城】愛媛県
・1681年ごろ 【高梁城】岡山県
・1747年 【高知城】高知県
・1810年 【弘前城】青森県
・1824年~ 【松山城】愛媛県
があり、合計 12カ所の天守閣が残っています。
上記以外の城はすべて近代になってからの復興天守です。
お住まいがどこ書かれていないので、とにかく現存する江戸時代以前の天守をすべて書き上げてみました。
そうですよね、戦国時代という言い方は大変浅学なのがばれてしまいました(^_^;)
家康の誕生の少し前~夏の陣くらいの感覚で言っていました。
私は東京在住です。ご紹介いただいた12城、松江はさすがに遠いなぁと思いながらHPを見ました。春に行っても秋に行ってもそれぞれに大変美しいようでどうにかやりくりして行けないものかじっくり考えたいです。
これまで歴史は歴史として面白いとは思っていましたが、建造物にはそれほどロマンを感じることなく来てしまいました。歳をとってからの味わい方というものがあるのでしょうか。松江城は子供と行くより両親でも連れてしっとり楽しみたいです。
この12城のリストは大変嬉しいです。
秋から本格的に城めぐりをしますので、1つでも多くまわれるようルートを探ってみます。
こんなにご丁寧に回答くださいまして本当にありがとうございます!
No.7
- 回答日時:
天守閣ではないので、階段などはありませんが、武士の部屋の内部などがお望みでしたら、京都の二条城はどうでしょうか?
将軍の寝室や、大名と謁見する部屋や家臣の控えの間などもありますし、将軍のすわる位置には天井裏に賊が忍び込めないようになっている「折上格天井」なんかも見られます。
鴬張りの廊下なんかも子供さんは興味を示されるのではないでしょうか?
また、こちらも城ではありませんが、奈良のならまちにある「今西家書院」などはいかがでしょうか?
ここは、公家や武士などが移動中に休憩をとったお屋敷ですが、銀閣寺と同時代の書院があり、身分の高い人しか入れない部屋、家臣が控える部屋、籠をかつぐ者が控える部屋などが、高さを違えて造られていて、(身分が高い人の部屋の床が高くなってます)当時の雰囲気が味わえます。
回答をありがとうございます!
二条城は下の方へのお礼にも書きましたが、私自身行ったことはあるのにかなりうろ覚えで、これはぜひとももう一度行かなくてはと思います。鶯張りの廊下は覚えています。息子も名前くらいは知っていると思いますが、ぜひ二条城で実体験させたいです。将軍の寝室、家臣の控えの間、折上格天井、子供も私も知識が深まってさらに読書の楽しみが増すことと思います。
今西家書院というのも初めて聞きました。
もちろん城だけでなく武将の移動など生活の一端がうかがえるものはぜひ行きたいと思っています。身分の違いで控える場所の高さが違うというのも子供にとって非常に興味深いと思います。
二条城と同じ旅で行けそうで嬉しいです。
お城という視点でしか考えていませんでしたので、こういったところをご紹介くださいましてとても嬉しいです。ありがとうございました!
-----ご回答くださいました皆様-----
こんなにたくさんの場所を教えていただけるとは思ってもいませんでした。本当にありがとうございます!息子と共に楽しめる歴史探訪、みなさまにご紹介いただいた場所すべて行きたいという思いでいっぱいです。お礼のポイントをお2人にしか差し上げられないことがとても残念です。いつかまた何か質問させていただきます時にはどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
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