例えば樹齢が100年以上の木というのも良くあります。
このような木を横に切ると100本の年輪が見えると言うことになります。
そんな切り株も見たことがあります。
さて、そこで質問なんですが、木は年数を経てどんどん太くなりますが、外側が成長しているのですか?それとも内側から成長しているのでしょうか?
年輪が出来ると言うことは外側のような気もするのですが、外側に向かって新しい細胞が増えてゆくのでしょうか?
そうすると、木の中心部の細胞は100年以上も生き続けているのでしょうか?または人間のように細胞が入れ替わっているのでしょうか。
樹齢1000年なんて木もありますが、、、、、、。
ついでに、人間はどんなに頑張っても100年足らずの寿命がありますが、木には寿命が無いのでしょうか?外的要因が働かない限り何千年でも生き続けるのでしょうか?
動物にもワニなどのように生きている限り成長を続けるという生物もいますが、木の寿命について知っている事を教えてください。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
こんばんは
木が太くなるのは、双子葉植物の場合は樹皮のすぐ下側に形成層というのがあって、そこが細胞分裂をしているからです。内側(木部)の細胞は死んでしまいますが、構造体として木を支え、水の通り道(導管)にもなります。
形成層の外側は栄養分(師管)の通り道と樹皮になります。形成層の外側は失われたり補われたりと細胞の出入りがありますが、体積のほとんどを占める木部での細胞の出入りはきわめて少ないでしょう。だから年輪として残っています。
まれに洞になっている木がありますが、これは木部が失われたもので、樹木の生命とは関係がありません。
単子葉植物の場合は少し様子が異なりますが、このあたりの肥大成長についてはこちらのリンクが参考になるかもしれません。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%82%A5%E5%A4%A7% …
寿命については樹種によっても違いますし、環境にも左右されると思います。
こちらのリンクを参考になさってください。
http://elekitel.jp/elekitel/nature/2003/nt_16_mi …
成長停止と枯死に直接関係があるかはわかりません。
自然死を迎える木がどのくらいあるのかもわかりませんが、たいていは周囲の木に負けたり、自然災害によって枯れたり倒れたりするのでしょう。
樹皮を食べる動物もいますので、それによって死がもたらされる場合もあるのではないでしょうか。双子葉植物の場合は一周ぐるりと樹皮(形成層の外側)が失われると、光合成した栄養が根に行かなくなって枯れてしまいます。
詳しい解説をありがとうございます。
木の幹は外側だけが成長しているということで、納得のゆく回答ありがとうございます。
古い巨木で内部が空洞になっているものが有ることや、皮の部分を傷つけると死んでしまうことなど、古くの疑問が晴れました。
驚いたのは、木の内部の細胞は死んでいるという部分なのですが、死んだ細胞が数十年数百年朽ちずに残っていると言うことなのですね。
考えると法隆寺など古い木造建築物でも腐らずに残っていますものね。
勉強になりました。
ありがとうございます。
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