プロが教えるわが家の防犯対策術!

技術が量に勝った例、量が技術に勝った例があれば教えて下さい。

戦争・経済・国力・文化などなど、ジャンルは問いません。
また現在進行形のものでも結構です。

A 回答 (3件)

技術が量に勝った例:


・桶狭間の戦い
・アテネ軍のサラミスの海戦の勝利
・英国が無敵艦隊を破った例(ただし、これには蒙古来襲と同じように、神風の影響も重要であったと言われています。)
・ダーウインの「種の起原」の中に書いてあることですが、イギリス育ちの雑草がオーストラリアの雑草を駆逐した例
・米国至上主義の政治家や官僚や企業幹部の巧妙な技量や国民教育によって個人主義を喧伝し、量で誇る労働組合を骨抜きにして行った例

その他、幾らでも例があります。

量が技術に勝った例:
・秀吉の小田原攻め
・ギリシャのテルモピライの戦いでレオニダス率いるスパルタ軍の敗北
・急降下爆撃の発明や航空機から水面下ぎりぎりで落とす沈まない魚雷等の発明で圧倒的技術を誇った太平洋戦争時の日本海軍が、米国の物量作戦に破れた例
・北ベトナム軍がアメリカ軍を駆逐した例
・大金融機関や大国がお金の量に物を言わせて、中小企業や発展途上国を次々に餌食にして格差を広げて行く例
・程度の高い内容の本で誇る古本屋が、劣悪なマンガ本の圧倒的な量で次々につぶれて行く例
・街の専門店がスーパーマーケット、コンビ、巨大モール等の出現でつぶれて行く例
・集団行動をすることで一匹々々は大変貧弱なアリが、その反対に一匹で何でもしてしまうという技量で誇るクモよりも、バイオマス(すなわち、その生物の全体重の合計)を圧倒的に増やすことに成功している例(因にアリのバイオマスは全人類のバイオマスより何十倍も大きいです)

その他、幾らでも例があります。

この回答への補足

いろいろと参考になる事例を頂き、ありがとうございました。

ただ、量が技術に勝った例で、
・北ベトナム軍がアメリカ軍を駆逐した例
は、量的にはアメリカの方が圧倒的に多かったように思えるのですが・・・。

補足日時:2008/02/02 21:32
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第二次世界大戦欧州戦場の独タイガー戦車(88mm砲、最大装甲100mm)対米M-4シャーマン戦車(76mm砲、最大装甲76mm)およびソ連T-34戦車(76mm砲、最大装甲70mm)の戦いですね。


性能ではタイガー戦車が圧倒していましたが、生産力が段違いで数がちがいました。 
タイガー戦車の砲弾は、M-4,T-34の装甲を貫き、正面からの敵の砲弾は跳ね返しましたが、量の差で側面、背面にまわられ薄い装甲を狙われやられました。

この回答への補足

回答ありがとうございます。
独ソ戦が出ましたね。

・戦車性能はドイツの方が上
・戦術もドイツの方が上
・戦略ではどっこいどっこいか。

なのに戦車の数量だけでこうした差が生まれてしまうのですね。
ここから得られる教訓は、
・数量の単純な増加は、戦争の要素において多大なアドバンテージを与える。
・逆に数量劣勢の場合には、戦術だけでは勝つ事はできない。練度、戦略や政治能力、国民の思考能力迄等、一つも欠ける事は許されない。

補足日時:2008/02/02 21:38
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インカ帝国とスペイン。

インカ帝国10万人に対してスペイン数百人でスペインの圧勝。火器や鉄器と青銅器、車輪といった文明の差で、「まったく異質の文明間では戦争は普通成り立たない」というのを証明した戦いです。
中国と異民族のせめぎあい。人数的に圧倒的多数である中国漢民族は、それより軍事的にはるかに上であった異民族にさっぱり勝てませんでした。そのため中国では「少数者が多数者を支配する」という構図がたびたび登場します。
クレシーの戦い、ポワティエの戦い等百年戦争初期のイングランドの圧勝。兵力差は本土に位置するフランスが常に倍以上を抱えており、イングランドの周到な用意と、ロングボウとクロスボウの差が勝利の要員といえます。

フン族とローマ帝国のせめぎあい。ヨーロッパに侵入したフン族は遊牧騎馬系の民族でして、中国の例に漏れず反則的な強さを誇っていました。しかし、長年の戦いでもともと数では少数であった主力のフン族自体の数が徐々に減少、最終的にはアッティラが若くして死んだことによる瓦解もあってこの勢力は地域に飲み込まれていきました。現在ではフン族は血統的な繋がりは混ざってしまって分からなくなっています。

この回答への補足

御礼が遅れて申し訳ありません。
回答ありがとうございます。

なぜ、このような質問をしたかというと、通常に考えると対立や競合状態においては、量が大きい方が勝つのが常道だと思うのですが、そうでない記録は沢山あります。
・アレクサンダー大王、ハンニバル、スキピオ、カエサルが勝利した、数量劣勢状態における戦術の駆使による戦闘内容。
・逆に指揮能力の不足により負けるクラッスス。
・戦争は数ではない、と名言した石原完爾。
等など。

上記は戦争のみの話ですが、少が多に勝つ時の時勢・国質・体制質や、もっとミクロ的視点で見ると、少側の戦略や機動能力、資質等の要素がどのような条件を満たした時に勝つ事ができるのか。あるいは、多が少に勝った時にどの均衡点を破るべきだったのかを過去の事例を通して考えたかったが為です。

とした時に、タイトルに「技術」を入れたのはちょっと失敗でしたね。すみません。
回答して頂いた内容を見ますと、短期的には技術や戦略、中期的には政略、
長期的には、国体、国質、国民気質や民族意識がその要素になるでしょうか。

補足日時:2008/02/02 20:49
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