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英語の人称代名詞の格変化の表を見ていつも思っていたのですが、「it」の所有代名詞の所がいつもダッシュ線や「なし」と表記されています。なぜないのでしょうか?
話の流れで犬をそれ(it)と言って、その犬の所有する首輪を言うとき「それ(犬)のもの(首輪)」と言う時ってないですか?どうして一般的に表記がないことになっているのかわかりません。みんな疑問に思わなかったのかなと不思議です。
しかしウィズダム英和の「its」を調べると
2(まれ)[単複両扱い]それのもの(its one(s)の意だが、単数をさすことが多い)
とありました。「its」で、それのもの(単数)、それのものら(複数)、を表すってことでしょうか。
まれの用法だから通常はなしと表では表記されている、ということでしょうか。でも使うときってさっきの例のように結構あると思うのですが・・・。
またウィズダム英和でtheirsは「彼(女)らのもの」のほかに「それらのもの」の意味も書いてあり、
their+名詞の代用;名詞が単数なら単数、複数なら複数扱い
とありました。ということは「それらのものら」の意味もあるのでしょう。「it」の所有代名詞がなぜ表記されていないのかも含め、その辺のことをよく知っておられる方がいましたら、教えてください。よろしくお願いします。
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
Gです。
>この理解で過不足があればまた助言をいただければ幸いです。
ちょっと私の説明不足だったかもしれませんね。 (its valueのitsのいわゆる所有格の事ではなく、mineと同じitsと言う所有代名詞のことを言っているのですよね)
>結局はNO2さんが仰るように「人格のないものに所有権を認める」ということがおかしいというのが原点でしょうか。
と言うことなのかもしれません。 そう考えると分かりやすいと思います。
>the bowl is theirsの例でもいくら犬でも、それらのもの、というとなにか冷たい感じがしますね。捨て猫や野良犬などに対しては使うかもしれませんが・・・。
ここに私の説明力不足があったみたいです。
theyには私が言う人称と非人称がありますね。 彼・彼女の複数形として人称と「それ」の複数形としての非人称の使い方があるわけです。
そして、their dishと言う表現には、私には、「彼ら」のボウル、と言っているフィーリングを感じます。 「それらの」ではなく。 つまり犬をhe/sheと呼ぶ「人称的表現」ですね。 そのフィーリングからのtheirsですね。
日本語の「うちの子は」と飼っている犬の事をさしていると言う感じかな。 それほどでもないかな。 (ご存知かもしれませんが、擬人化表現とは私は言いたくありません。)
しかし、itsにはその人称的フィーリングがないのですね。 人間とか動物では、I, You, He, Sheしかないわけです。 itは物称なわけです。 ものである限り、それのもの、と言う表現は「生きているものと物体との違い」をあからさまに出した日本語と英語表現だとも言えますね。 生きていなきゃ所有は出来ない、と言う事ですね。
ですから、itsと物称の方のtheirsは非常に使いにくいと言うことになるわけです。
The dish is itsとは言わないわけですね。 その犬をhe/sheと呼ぶフィーリングがあれば当然、the dish is his/hersとなるわけで、the dish is theirsとなるわけです。
しかし前後する表現で野その犬をitと言う表現をしていたら、もちろん、his/hersとは表現しないわけですが、itsとは言わずにthe dish is for the dogその犬のさ、と言う表現になってしまうわけです。 is dog'sと言う表現は学校文法ではOKなんでしょうが使いにくい表現ですね。
つまり所有のフィーリングではなく、~のためのもの、と言うfor the dogであり、所有はあくまでも飼い主のものであると言いたげな表現になるわけです。
再度のご回答ありがとうございます。
「the bowl is theirs」の"theirs"は擬人化ではなかったんですね。動物への立派は人称としての言い方だったんですね。
>ものである限り、それのもの、と言う表現は「生きているものと物体との違い」をあからさまに出した日本語と英語表現だとも言えますね。 生きていなきゃ所有は出来ない、と言う事ですね。
ですから、itsと物称の方のtheirsは非常に使いにくいと言うことになるわけです。
「それのもの」を物体の所有格の表現と見る以上、使いにくい、ということですね。
何回かよく読んで理解できたと思います。とても参考になりました。ありがとうございました。(^o^)/
No.4
- 回答日時:
急いでいない質問のようなので、ゆっくりと回答させていただきます。
まず、文法書の説明にこだわらないで欲しいと言うことです。編集者によって「これはまれな用法だから、挙げる必要はなし」と考えて、表記されないこともあることに気づいてください。しかし、現実には使われているのに、挙げないのはおかしいと思われてもしかたがありませんね? じつは、どういう名詞が取り上げられているかという観点に気をつけるべきなのです。たとえば、「首輪」という名詞だと「具体的なもの」というように感じられますね。具体的なものなら、「数えられます」が、形のないものだと「数えることが出来ない」から、ただ、「それ」と指示するしかないはずです。
たとえば、天候を言うのに、「It is ...」ということに気をつけて欲しいのです。天候は「数えることは出来ない」ものだから、ただ、空を指すか、話し手のいる場(環境)を指していうしかないものでしょう。また、「状況」も同じように、ただ、「それ」というしかないものです。
同じ天候でも、「雨もあり、雷もあり、空は暗くなる」というような「複数の状況」であれば、それは「複数」になるわけで、対象によって変わるようなものです。つまり、時点によって変わるようなものには、「そのもの」というような「所有」を使いにくいわけです。
たとえば、犬ならずっと「犬」であるのに、天候がおなじ「晴れ」であるとは言えない、あるときは「雨」であるかもしれないし、「雪」であるかもしれないように、固定した形をしていないものには、「所有」という性格を与えるのは不自然であると感じられるようです。
このように、名詞が具体的なものであるか? (犬、猫、机など) 天候、状況などのような抽象的なものには、「所有代名詞」は使えないという説明があればよかったかもしれませんね。
ちなみに、古英語の人称の区別を挙げると、
he (彼、男性)
she (彼女、女性)
hit (赤ちゃん、中性)
つまり、古い時代の英語には、3個の「性」があって、具体的なもの以外は、すべて「中性」に分類されていました。そして、「hit」の「h」が抜けたのが、現代英語の「it」です。はっきりした形をしていないから、ただ、「それ」と指示するしかないものに、はっきりした「所有形」はないと感じられたのかもしれません。
以上は参考までの話と考えてください。詳しくは、古英語文法書を読んでいただけば幸いです。
回答ありがとうございます。古英語文法書というものも読んでみたいとは思いますが、読むとますます混乱しそうなので今はやめとこうと思います。もっと実力がついたらそのときは・・・にしたいと思います。大変参考になるご意見ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
Gです。
こんにちは!! LAから書いています。その犬が花子と言う名前でShe is 3 years old.と犬なのにSheとするのはOKですね。 It is 3 years oldといっても決しておかしくないですね。 首輪を示して、It(首輪)is hersといってもIt is 3 years old.とitと言っていながらIt (首輪)is itsとは言いませんね。 The collar is itsとも言いませんね。 しかし、That is its collar.とは言いますね。
しかし、花子と太郎と言う犬がいて二匹一緒に食べられる一つのお皿を指してThe bowl is theirsとは言いますね。 彼らのもの、です、ですね。
面白いところに気がついたと思います。
itの所有格としての表現はあるけど所有動名詞としてのitsと言う表現は無い、と言うことに気がついたのですね。
英語は言葉ですね。
言葉であると言うこと同じ人間がコミュニケーションに使う道具だと言う事ですね。 英語も言葉、日本語も言葉、と言う理解がちゃんと出来上がっていると結構日本人もアメリカ人も同じようなコミュニケーションでのフィーリング拡張が同じだなと感じることがあり、これを理解すると、「なぜ」の質問がすなわち日本語では?と言う「納得」につながるものなのです。
俺・俺の・俺に・俺のもの、変化ですね。
お前・お前の・お前に、お前のもの、
彼・彼の・彼に・彼のもの
彼女・彼女の・彼女に・・彼女のもの
俺たち・俺たちの・俺たちに・俺たちのもの
彼ら・彼らの・彼らに・彼らのもの
となりますね。 そして、the bowl is theirsは「彼らのもの」ですね。 theyの持つ「それら」ではないですね。
それを踏まえると、
それ・それの・それに、までは良いとして、それのもの、とは言いませんね。
つまり、日本語でも、それ・それらに対する所有代名詞的表現がないのです。
つまり、格と言うものを作った「文法」では説明が出来ないものなのですね。
しかし使える文法・応用できる文法としての学校文法では(半分)正しい専門用語を作ったのです。
それが人称代名詞の「人称」と言う部分なのですね。 つまり、人称代名詞は一人称、二人称、そして三人称の一部だけを人称代名詞とし、itを非人称ないし物代名詞と、文法学者さんたちのお得意な分類をして置けばよかったのです。
そうする事で英語ではitとtheyの一部は人称の名前がイメージする人を示さず使い方も違うとすればよかったと言うことなのですね。
it/theyが同じ扱いをされると誤解されるような教え方をしてきたから余計に擬人化などと言うおかしな説明も出てきてしまうわけです。
必要以上の文法専門用語は必要ないとする私からの回答でした。
参考になりましたでしょうか。 分かりにくいところがありましたら締め切る前にまた書いてくださいね。
この回答への補足
回答ありがとうございます。久しぶりにGanbatteruyoさんから回答いただき、うれしく思います。しょっちゅう質問するのは回答者さんたちに申し訳なく思うので自主勉もがんばってます。
自分なりにまとめると、
人称代名詞(擬人化含む)と非人称ないし物代名詞に分けることでハッキリする。日本語でも「それのもの」という言葉は存在していてもまず使う表現ではない。英語でも「its(それのもの[単複あり]),theirs(それらのもの)[単複あり]」という一応の言葉はあってもまず使わない。結局はNO2さんが仰るように「人格のないものに所有権を認める」ということがおかしいというのが原点でしょうか。
the bowl is theirsの例でもいくら犬でも、それらのもの、というとなにか冷たい感じがしますね。捨て猫や野良犬などに対しては使うかもしれませんが・・・。
というわけで言葉上では存在するが「まれにしか使わない言い方」というウィズダムの通りでいいのでしょう。
この理解で過不足があればまた助言をいただければ幸いです。
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