大人になっても苦手な食べ物、ありますか?

最近、ゴミの分別やリサイクルを進める方が逆に環境への負荷を高めるとの主旨の本や言説が見られます。これが本当なら大きな社会問題になると思います。
ゴミの分別処理が環境にやさしいというのはフィーリングには合致しますし、自治体の多くはごみ収集でそのことを徹底しようとしています。ゴミ処理施設やリサイクル業界などの社会資本の整備もそのような方向で進んでいると思います。しかし、冒頭のことが本当だったら前提条件が崩れます。今まで完全にシロだと思っていたことが逆にクロだというのだから大変です。その中間のグレーであったとしても話が違うじゃないかという気がします。
冒頭の内容は本当なのでしょうか。”地球にやさしい”という枕詞でいろんな活動が美化されていますが、科学的に解析したら本当はどうなのでしょうか。よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

ベストセラーになった「環境問題はなぜウソがまかりとおるのか?」の主要な論点ですね。



以下私見ですが、まず「科学的に正しい」と「経済合理性がある」は分けて考えるべきと思います。科学的には物質は有限ですから、(1)まずリサイクルの前に極力使わないことを考えるべき、(2)有限な物質を有効活用する方法を考えるべき、であると思います。
従って、ごみは極力減らす活動をした上で、有限な物質を活用できるごみの分別やリサイクルをすればよいと思います。

一方、経済合理性の問題が上記とは独立に存在します。前述の図書でも述べられていますが、リサイクルをするのに余計にコストがかかってしまうようであれば、いくらリサイクルしたほうが環境にいいとしても、経済合理性が無く成り立たない(もしくは余計に誰かがコスト負担しなければならない)ということになると思います。

科学的側面、経済的側面どちらも重要なのですが、やはりそもそも論として、ごみ自体が減る仕組みを考えないといけないと思います。
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この回答へのお礼

回答、ありがとうございました。ご明察でまさにその本について考えております。
まだ、本を精読しているわけではないのですが、この本は科学的(消えていく資源の延命)、経済合理性(コスト)の両面において現在のリサイクルシステムは本来と逆方向に進んでいると指摘しているように思います。
このような問題で難しいのは結論を導くために取得した様々なデータが自分が取得したのではないということだと思います。だからデータを提示されても実感がないのです。だからなんとなく雲をつかむような気持ちになります。ゴミのリサイクルは絶対に環境にやさしいと断言できる人はどうしてそう思えるのか聞いてみたいところです。

ただし、はっきりしているのはとにかく”ゴミを減らす”ということで、これだけは間違いないと思われます。

お礼日時:2008/03/12 21:20

ペットボトルの回収などはいろいろなファクターがありますのでここでは牛乳パックの回収について考えていただきます。


牛乳パックは100%パルプ(古紙含有率0%)。それにコーテング(樹脂)しています。あと印刷(たぶん)。
牛乳を購入します。飲みます。空のパックをリサイクルに出すため水道水で中を洗います。回収ボックスまたは廃品回収に出します。
めでたしめでたしリサイクル。

いいんでしょうか?
水道水で洗った時、中に残った牛乳の流れ着く先は?処理のための経費は?
回収ボックスに集めるための費用はわれわれの善意として、その後の回収費用は、廃品回収に拠出する自治体の補助金は?

デポジット制度など検討されているようです。牛乳はビンのみコーラはビンで日本酒は1升ビンだけ。回収は5円から10円。
豆腐は、なべ持って買う。
トレーがないスーパーマーケット(対面販売)


「科学的に解析」する前に上記についてあなたはどう考えますか?
あなたがイメージする「地球に優しい活動」とはどんな活動でしょう?
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この回答へのお礼

環境を良くするために本当は何をすべきなのか私には分かりません。
ゴミを減らすことは間違いないようですが。

”これは絶対に環境にやさしい”といわれている諸々のことをきっちり検証する必要があると思います。それに従わないと叱られるような環境活動っていっぱいあるように思いますが、実は逆に作用していたとしたら飛んだ笑い種ですね。

お礼日時:2008/03/12 21:27

いや、前提条件は崩れません。


もしいまクロだとしても、シロにすればいいんです。
つまり、リサイクルに要するエネルギー消費が環境に負荷をかけるならば、その負荷を減らすように技術開発していこうということです。
環境負荷があるからリサイクル「やめた」では、問題解決になりません。
環境問題解決のためにいろんな考え方がありますが、人類が取り得る現実的な有効打は技術の進歩なんです。
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この回答へのお礼

回答有難うございました。
ただ、この理論は破綻しているように思います。
”シロだからやれ”と言われてやったことが実はクロであって、
”なんだクロじゃないか”と抗議したら
”クロがシロになるように技術開発の努力します。”という流れですね。クロだと判定された時点で一時停止するのが自然だと思います。
(もちろん、いろんな制約があるから即時とは行かないまでも)

とにかくシロなのかクロなのかはっきりさせることが肝要ではないでしょうか。それがはっきりしない状態で制度だけが出来上がるのは良くないと思います。
ただし、”ゴミを減らすこと”これは絶対にシロだと思います。

お礼日時:2008/03/12 21:41

両面を見つめた議論がなされていないと思います


たとえば
古紙を再生パルプを作るのと原木からパルプを作るためと両方で消費するエネルギーの比較がされていません
森林の保全の面だけが問題にされています
森林を保全することで削減出来る二酸化炭素量よりも古紙を再生するときに排出される二酸化炭素量のほうが多いように思うのです
これには輸送や回収などすべての段階でのエネルギー消費が考慮されなければならないのです
原木伐採から紙、家庭のゴミを紙に、どちらが自然に優しいかというと
原木からの方がエネルギー消費は少ないように思います

最近問題になった再生パルプ使用率の偽装事件でも業者には使用率を押し付けておきながら品質の低下を認めないというちぐはぐな行政の体質によるものです
行政の各部門が協力し合って取り組まなければ達成できない目標なのに
作業を細切れにしてここの作業を何の連携も無く多数の部門に押し付けているようでは到底達成できません
役所としては「参加しています」「お前はお前で俺は俺、勝手にやればいい」そして修飾まみれの報告をしているのが実態だと思います
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この回答へのお礼

回答、有難うございました。

環境に良いとされる諸々のことをトータルで判定することが必要だと思います。古紙を再生したり、ゴミを分別したりすることが環境によいというのは気分ですよね。テレビコマーシャルもそれ一辺倒だし。

なるほど、と納得させる根拠が欲しいものですが。

お礼日時:2008/03/12 21:46

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