位置情報で子どもの居場所をお知らせ

簿記2級の、会社の合併時の仕訳についてお教えください。

まず確認させてほしいことがあります。
合併会社は被合併会社を合併するとき、被合併会社の株式は無効になってしまうので、被合併会社の株主に対価として自社の株式を無料でプレゼントするのですよね?

そうだと仮定して質問させていただきます。
【1】対価という言葉からも分かるように、普通対価を支払ったら、こちらの何かが減りますよね。買収時だったら、対価として現金を渡すので、現金勘定を貸方に書きますし。ではなぜ、この合併時、対価として自社株式を渡しているのに、資本金が増えているのでしょうか…?無料で株式をプレゼントしているのではなく、被合併会社の株主から払い込みを受けたのでしょうか?

【2】合併時、被合併会社の資産・負債を引き継ぐと書いてありましたが、純資産ももちろん引き継ぐのですよね?それが仕訳に表れていない気がしてならないのです。


何が質問したいのかもよく分かっていなくて申し訳ないのですが、1,2に共通するものとして、「合併時の仕訳の資本金勘定は一体何なのか?」ということです。

いつでもよろしいです、何かアドバイスを頂けたら幸いです。

このQ&Aに関連する最新のQ&A

A 回答 (4件)

こんにちは


"株式を発行すると資本金が増える。"
簿記の最初にでてくる仕訳を思い出してください。

■例題
Aさんは現金10,000千円を元入れしてA商事を設立し営業を開始した。

■仕訳
 借方 現金 10,000千円 /貸方 資本金 10,000千円

小さな個人企業でも株式会社のような企業でも同じですが、元入れ
とは、その会社を創めるための資金で、返済義務を負わない自己資本
です。 銀行からさらに5000千円借り入れたとしたら

 借方 現金 15,000千円 /貸方 借入金  5,000千円
                 資本金 10,000千円

となり、借入金は他人資本となります。

Aさんは自分の資金10,000千円をA商事という会社に出資したわけです。
ですからAさんの"ふところ"から資金10,000千円はなくなり、寂しく
なりますね。 ;;

しかし、A商事はAさんから10,000千円の出資を受けたわけですから、
企業側では、現金10,000千円の増加が発生します。
※会社は法人と言われ人格を持つものとされています。

そして、この10,000千円は、"何によって発生したのか"ということ
です。 この10,000千円の発生理由は、元入れ(資本金)です。

従って、借方 現金 10,000千円 /貸方 資本金 10,000千円
となります。

簿記では、『取引の2面性』という性質があり、ある取引があれば、
必ず、その発生要因となる勘定科目が存在します。

※貸借平均の原則 借方と貸方の総額は常に等しい

借方は企業の資本(自己資本+他人資本)の"運用状態"を表し、貸方
はその資本の"調達源泉"を表しています。

本題に入りますが、株式会社として企業を設立する場合、株式を発行
し、払い込みを受けその金額を資本金として計上します。
(厳密にいうと、資本剰余金とかいろいろあるので割愛しますが・・)

ここまでは、ご理解いただいていると思います。

では、なぜ払い込みを受けていないのに資本金が増加するのか?

A社 資産  1,000 負債     400
          資本     600
      1,000       1,000

     借方      貸方
B社 資産   500 負債     200
          資本     300
       500        500

もし、何も考えずに合計すれば

     借方      貸方
A社 資産  1,500 負債     600
          資本     900(内B社分 300)
      1,500       1,500
こうなりますね。

■"払い込みを受けた"と考える

合併会社は被合併会社の資産・負債は引継ぎますが、資本金は
どこへいったのでしょうか?

B社 資産   500 負債     200
          資本     -  /゜B社株式300(消滅);;
これでは300がなくなって、貸借がありませんね。

B社株式は消滅すると書きましたが、KY1314さんが書かれたように
株式を交換するというのが正解です。

資産・負債は引き継いだとしてもB社の資産500の内、負債を引いた
300はB社の自己資本で、"B社株主の持分"です。
このB社の300は"株主から払い込みを受けています"ね。

でも、これを消滅したから、"はいそれまでよ"では、B社の株主は
激怒しますね。
そこで、B社株式300に相当する株式を発行してB社の株主がもって
いるB社株式とA社株式と交換するのです。
※代わりにA社の株主になってもらう。

 株式を交換しましょう。 うちの株式代わりに渡しますんで
 これで許してください~ ってことですね。

ということは、B社の資本金300に相当する株式の発行によって
B社資本金300がA社資本金300として資本金は増加しますね。

ただし、企業買収をする際の株式発行額は、純資産や収益性、株価
などの評価方法により決定します。
評価方法については、いろいろあるので割愛します。

先に回答したとき、250の資本金となっているのは"帳簿価格よりも"
実際には低い価値で買収しているということです。
ですから、合併差益として50が発生します。

将来有望な企業に目をつけ、合併をする時などは帳簿価格よりも
高い評価で買収することもあります。
この場合は合併差損が発生します。

決して300の資本金に対してA社が勝手に250にしているわけでは
ありません。 B社株主に非難されないような形で納得のいく
形をとるはずです。 自分の会社の株主になるのですから・・・

以上、こんな感じです。
    • good
    • 13
この回答へのお礼

申し訳ありません、上の方で、まとめてお礼させていただきます。
分かりやすく、難しい言葉を優しく置き換えていただきながらご説明いただき、完全に理解できました!

お礼日時:2008/06/30 00:03

No.2です。



nayuta_lotさんが詳しく回答してくれてるので必要ないかと思いますが一応。

>A社はB社の純資産額(企業価値)を90と勝手に決め付けて、~

簿記検定ではB社の価値をA社が決めるのです。
その値段の付け方は学習したと思います。
いろいろな方法がありますが、例題に1つだけ紹介します。

A社がB社の株主に発行した金額+支払った現金で評価する場合。
これは株の単価×数量で計算できます。
この部分だけが資本金に参入される方法です。
その他の部分は合併差益になります。

つまりA社が決めたB社の価値だけ資本金になります。
その他は合併により利益が出たので合併差益になります。

これで大丈夫かな?
分からなければ補足して下さい。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ANO.1様、ANO.2様、本当に本当にありがとうございました!

2回の初心者じみた質問に、嫌な顔せず快くお答えいただいて本当に感謝しております。

簿記3級合格に2回もかかったバカな僕にも理解できるよう、詳しく優しく丁寧に教えていただき、完全に理解することができました。

これでようやく、次の「本支店会計」という論点に進むことができます!お二人のおかげです!

どうもありがとうございました!
(ポイントは「どちらにしようかな、天の神様の言う通り」で決めさせてもらいます笑)

お礼日時:2008/06/30 00:00

こんにちは、税理士をしています。


過去の受験なので勘定科目が間違っていたら訂正して下さい。
合併会社をA社、被合併会社をB社とします。

>まず確認させてほしいことがあります。~

無料ではなく交換と考えて下さい。
B社の株主はB社の株(持分分のB社に対する権利)を持ってます。
でもB社は合併により消滅します。
そうなればB社の株主は怒りますね。
だからA社はB社の株主に対して、B社の持分のみの価値のA社株を発行してB社株主を説得させるのです。
B社の株主は自分の権利が消滅(B社分は消滅)せずA社の株を持つことになります。
これでB社の株主はA社の株主に変更されます。

>【1】対価という言葉からも分かるように~

合併取引は1つの仕訳と考えて下さい。
資本金が増えているのは【2】で説明します。

>被合併会社の株主から払い込みを受けたのでしょうか?

払い込みを受けたと考えます。
B社の財産価値の計算方法はいろいろありますが、
今回は
B社の資産ー負債の残りが財産(払い込みを受けた)と考えます。

>【2】合併時、被合併会社の資産・負債を引き継ぐと~

純資産も引き継ぎますが勘定科目が変わってきます。
資産、負債はそのまま(A社に係る資本、負債は除く)で、
純資産は合併差益か合併差損が出てきます。

例えば企業価値が100、資産150、負債50

90で買収の場合

資産150/負債50
   /資本金90
   /合併差益10

こういう感じです。
分からなければ補足で教えて下さい。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

返信遅れて申し訳ありません。

初心者に本当に詳しくご説明してくれてありがとうございます!

ANO.1,2さんのおかげで、ほぼ理解できているのですが、あと少しわからないところがあります。
お言葉に甘えて質問させていただきます…。
ANO.1様のところでも質問させてもらっているのですが、

>今回は
B社の資産ー負債の残りが財産(払い込みを受けた)と考えます。

B社の純資産額を払い込みと考えるということでしょうか?しかし、その場合、この会社の純資産額(企業価値)は100であり、仕訳は

資産150/負債50
/資本金100

となるのではないのでしょうか?株式を発行した分だけ、資本金が増えるのはなぜなのでしょうか?この場合の払込金額は100なはずであるのに…
自分がピンと来ているのは、A社はB社の純資産額(企業価値)を90と勝手に決め付けて、90円分しか対価株式を渡さなかったのではないか!?と考えています。その場合でも、100の払い込みがあったのだから資本金100を計上しなくてはならないのでは?と考えてしまいます。株式を交付した分だけ資本金を計上するのはどういうことなんでしょうか?


本当に本当に稚拙な質問内容で、ご理解いただけないかもしれません。
もしよろしければ、アドバイスをお願いします。

お礼日時:2008/06/29 14:16

少し長いかもしれませんが、よかったら参考にしてください。



まず、ご質問にある確認点ですが

合併会社は被合併会社を合併するとき、被合併会社の株式は無効になってしまうので、被合併会社の株主に対価として自社の株式を無料でプレゼントする

その通りです。
この、「対価として自社の株式を無料でプレゼントする」という
ことは、この時点で資産が減少することはなくなりますね。
なぜなら、株式を"無償で渡した"からです。

株式を発行した以上、資本金が増加しますね。
これは、B社の資本の分に相当します。

合併は、被合併会社の資産・負債を引き継ぎ、株式を発行します。
図1のようにA社がB社を吸収合併するとします。
このとき、A社を合併会社、B社を被合併会社と言います。

図1
     借方      貸方
A社 資産  1,000 負債     400
          資本     600
      1,000       1,000

     借方      貸方
B社 資産   500 負債     200
          資本     300
       500        500

合併後は、A社はB社の資産・負債を全て引き継ぎますので

図2
     借方      貸方
A社  資産 1,500  負債    600
           資本    600
      1,500       1,200

B社株式(資本金)は消滅しますので図2の段階では、貸借対照表
では貸借のバランスが取れません。 また、B社の株主に対しても
対価を払わなければなりません。

そこで、B社の株主に対して、A社はB社の株主に対して"対価"として
A社の"株式を発行"し無償で渡します。 

ポイント:これが"対価"の意味です。

B社の株主は、A社の株式を受け取り、A社の株主になります。
B社の株主に現金ではなく、株式を渡したわけです。
A社は株式を発行したのですから、資本金が増加します。

◆資本の増加

 株式発行数 50株 額面 50円 だったとします。

増加する資本金は、50×50 = 250
従って、図3のようになります。

図3
     借方      貸方
   資産 1,500  負債    600
           資本    850
      1,500       1,450

まだ貸借があいませんね。 この差を、「合併差益」と呼びます。
合併差益として仕訳を行い、貸借を一致させます。

◆合併時の仕訳

     借方      貸方
B社の諸資産 500  B社の諸負債 200
           資本金   250
           合併差益   50
       500         500

図4 合併後の貸借対照表

     借方      貸方
   資産 1,500  負債    600
           資本    900(内合併差益 50)
      1,500       1,500

合併後は図4のようになります。

まとめ

  合併時は、被合併会社の諸資産・諸負債を全て引き継ぎ、
  B社の資本の代わりにA社の株式を発行して資本を増加さ
  せます。 (B社の株主に無償提供します。)
  この時、株式の発行による資本金の額とB社の"資本の部"
  の金額との差が合併差益として処理されます。

こんな感じでよろしいでしょうか?
    • good
    • 0
この回答へのお礼

返信遅れて申し訳ありません。

ものすごく丁寧にご説明していただき本当にありがとうございます!

ほぼ理解できたのですが、まだひとつうまく飲み込めないところがあります…。
ここでさらに質問することは許されていないのですが、また機会があればお教え願えますでしょうか?

「株式を発行すると資本金が増える」というのがよく分からないのです。自分の考えとしては、「出資者から払い込みを受けて、そして株式を発行して、資本金が増える」という流れなのだと思いますが、この場合では、誰も払い込みをしていないのにどうして資本金が増えるのか、がまだ分かりません。

本当に初心者に丁寧に説明していただきありがとうございました!

お礼日時:2008/06/29 13:59

このQ&Aに関連する人気のQ&A

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!

このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています

このQ&Aを見た人が検索しているワード

このQ&Aと関連する良く見られている質問

Q吸収合併時になぜ新株を発行するのか?

吸収合併時の処理は被合併会社の資産・負債の受け入れ+新株発行の処理となっているのですが、どうして新株を発行するのでしょうか?
理由が分かる方がいらっしゃいましたら教えていただきたいです。

Aベストアンサー

A社:合併会社
B社:被合併会社 とします。

A社はB社の財産の受入れをし、B社が事実上消滅すると今までのB社株式は紙切れになります。B社には元々B社の株主が居ますから、旧B社株主に対して合併の対価としてA社株式等を新しく発行します。

Q減価償却で定率法のみ残存価格考慮されないのはなぜ?

簿記で減価償却計算の際定額法と生産高比例法は残存価格が考慮されるのに定率法では考慮されないのはなぜですか?理屈で教えてください。

Aベストアンサー

固定資産の耐用期間中、毎期の期首未償却残高に年償却率を乗じた計算方法が「定率法」です。
よって、定率法の公式は以下の通りになります。

■減価償却費=期首帳簿価額(A)×年償却率(B)

(A)期首帳簿価額=「取得原価-前期末時点の減価償却累計額」

(B)年償却率=1-n√(残存価額÷取得原価)   <※n:耐用年数>

簿記の財務諸表論等の設問で、減価償却の理論について問われることも多いですが、「正規の減価償却の計算方法においては以下の3つの要素が必須である」という点は必ず押さえておく必要があります。
ちなみに「正規の減価償却の計算方法」とは「定額法」「定率法」「級数法」「生産高比例法」のことです。

1.償却基礎価額
2.残存価額
3.償却基準(耐用年数あるいは利用度)

「残存価額」について理屈を説明しますと、残存価額とは「固定資産が使用できなくなった時の処分価格」、つまり、「売却可能価格」「利用価格」を指し、それは見積もりによって決定されます。
固定資産の解体・撤去・処分などのために費用が発生することが予測される場合、その見積額が差し引かれた額が「残存価額」となります。
簿記の設問上、残存価額が「取得価額×10%」とされやすいのは、実務上においても、税法基準の影響から、残存価額を「取得価額×10%」と設定する場合が多いためです。

固定資産の耐用期間中、毎期の期首未償却残高に年償却率を乗じた計算方法が「定率法」です。
よって、定率法の公式は以下の通りになります。

■減価償却費=期首帳簿価額(A)×年償却率(B)

(A)期首帳簿価額=「取得原価-前期末時点の減価償却累計額」

(B)年償却率=1-n√(残存価額÷取得原価)   <※n:耐用年数>

簿記の財務諸表論等の設問で、減価償却の理論について問われることも多いですが、「正規の減価償却の計算方法においては以下の3つの要素が必須である」という点は必ず押さえておく必要があり...続きを読む

Q会社が合併すると株価は一般的にどうなるんですか?株主は?

ある人に聞かれたのですが、「会社が合併すると株価は一般的にどうなる」んですか?
また、合併によって株主の損得は?

例えば、A社とB社が合併するとして 合併前、A社の株が5000円、B社の株が1000円としたら。。。
A社の株をもともと持っていたCさん、B社の株をもともと持っていたDさんのどちらが得になるのでしょうか?

株のことは、ド素人ですみません。ご親切な方教えて下さい。

Aベストアンサー

>>「会社が合併すると株価は一般的にどうなる」
合併=株価が上がると言った単純はなしではありません。
合併によるメリットがあると市場が認めれば株価が上がりますが
逆にメリットがない場合は下がります。普通はメリットがあるので
大抵の場合は上がります。

株主の損得は上述の通りメリットのある合併は得と言う事です。

株価の違いはどうするかですが、簡単に言うと両者の資産を精査して
一株当たりの価値を求め合併比率を決めます。
即ち、>>A社の株が5000円、B社の株が1000円
と算出されれば、B社5株に対してA社株1株を割り当てるとします。
(B社が存続会社の場合は逆にA社株1株に対してB社5株を割り当てとなります)
A社が存続会社となった場合は、5千円前後の株価で引き継がれて行く事になります。

B社株を千株しか持たない人は、合併により200株しか手に入れられず
端株となった場合は精算価格で現金が払い込まれる場合もあります。
合併後の初日はご祝儀相場で一時的にも値上がりする場合が多いので
端株を現金で精算されるとご祝儀相場の恩恵には預かれません。

>>「会社が合併すると株価は一般的にどうなる」
合併=株価が上がると言った単純はなしではありません。
合併によるメリットがあると市場が認めれば株価が上がりますが
逆にメリットがない場合は下がります。普通はメリットがあるので
大抵の場合は上がります。

株主の損得は上述の通りメリットのある合併は得と言う事です。

株価の違いはどうするかですが、簡単に言うと両者の資産を精査して
一株当たりの価値を求め合併比率を決めます。
即ち、>>A社の株が5000円、B社の株が1000円
と算出されれば...続きを読む

Q予定配賦率とは標準配賦率のことですか?

用語の解説をお願いします。

おそらく、予定配賦率とは基準配賦率と基準操業度を元に算出された標準配賦率のことだと思うのですが、どこを探してもハッキリと書かれていなかったため、不安になり質問いたします。

もし、間違っているようなら、これが予定配賦率の算出方法だよというものを教えてください。

Aベストアンサー

『予定配賦率』とか、『正常配賦率』とか、設題により様々な名称が登場して大変だと思いますが、原価計算上の配賦方法は「実際配賦」と「予定配賦」とに大分されるものです。
配賦率の名称を目にした時、「これは実際配賦率(実際発生額÷実際発生量)を意味するものではない」ということさえ判別できたなら、質問者様が認識しやすいイメージで「標準配賦率」とみなしていいと私は考えます。

実際配賦率は、通常、原価計算期間ごとに計算されます。
ところが、費用の実際発生額やその配賦基準となる実際発生総数の確定には、当原価計算期間の終了を待たなくてはなりません。
実務上でこうした実際配賦に頼ると、製品単位当たり製造原価の公表はかなり遅れたものとなり、経営分析に支障が生じます。
予定配賦率による「費用の予定配賦」は、こうした問題点の解消のため考案されました。

「予定配賦率」の算出公式は以下の通りです。
予定配賦率=当期間における予算額÷当期間に予想される配賦基準発生総数

ご質問に『基準操業度』の名が登場しているので、固定製造間接費予算の配賦計算上で、ご質問のような疑問が生じたのかと予想しますが、以下☆の点が理解できていれば、予定配賦の理解は大丈夫だと思います。

☆固定製造間接費予算÷基準操業度(下記★)=予定配賦率

☆予定配賦率×実際操業度(実際発生量)=予定配賦額

☆上記「予定配賦額」-「固定製造間接費予算(予算許容額)」=「操業度差異」
〈補足:「固定製造間接費予算」は企業の活動目標ラインを示す数値なので、「操業度差異」だけは他の差異分析とは有利・不利の認識が異なる。実際操業度が基準操業度を上回れば有利差異・下回れば不利差異。〉

以下、配賦率の名称と多少関係があると思われる「基準操業度」についての蛇足説明です。
時間がありましたら、さらっとだけお読み下さい。

そもそも、固定製造間接費予算とは、基準操業度において計画される固定製造間接費の発生目標額を示します。
この際に基盤となる「基準操業度」とは、具体的には「実際的生産能力」・「平均操業度」・「期待実際操業度」を意味します。
企業は予算編成の際、これら3つの活動水準の内、経営方針や製品の性質上、最もふさわしいと考えられる水準を選択し、基準操業度として採用します。
この際、どの水準を選んで算出されたかによって、同じ固定費率であっても「予定配賦率」「正常配賦率」等、認識が異なる場合があるとお考え下さい。

★実際的生産能力‥生産技術的な条件により左右される「実現可能な年間の最大活動水準」です。
「理論上計算可能な年間の最大生産量あるいは作業時間」から「機械故障・修繕・作業段取など不可避的な作業休止による生産量あるいは作業時間」を差し引いて算出される操業度です。
生産能力のフル稼働が通常水準という企業が採用する数値です。
その意味では、「標準配賦」とみなすにふさわしいものがありますね。

★平均操業度‥製品販売上予想される需要の変動による生産量の増減を長期的(一般的には2~5年)に平均化したものを示す操業度です。
「正常操業度」とも呼ばれることから、配賦率が「正常配賦率」と表現される場合もあるようです。

★期待実際操業度‥翌年の年間実際操業度をあらかじめ見積った生産量あるいは作業時間が適用されます。
「予定操業度」「予算操業度」と表記されることも多いです。
予測数値が正確でさえあれば、差異の発生は抑えられる操業度です。
その意味では、「予定配賦」の概念に最も近いタイプかも知れません。

『予定配賦率』とか、『正常配賦率』とか、設題により様々な名称が登場して大変だと思いますが、原価計算上の配賦方法は「実際配賦」と「予定配賦」とに大分されるものです。
配賦率の名称を目にした時、「これは実際配賦率(実際発生額÷実際発生量)を意味するものではない」ということさえ判別できたなら、質問者様が認識しやすいイメージで「標準配賦率」とみなしていいと私は考えます。

実際配賦率は、通常、原価計算期間ごとに計算されます。
ところが、費用の実際発生額やその配賦基準となる実際発生総数...続きを読む

Q合併する場合の利益相反について

合併する当事会社において、
代表取締役が同一人物であることをもって、
利益相反取引になるでしょうか。

上記の当事会社はA社の100%子会社であり、
社長もサラリーマン社長であるため、
株主でもなく、保証関係もなく、
事実上の利害は何もありません。

ご回答のほど、よろしくお願いいたします。

Aベストアンサー

そもそも、合併の可否を判断するのは株主総会による決議です。ただ、ご質問の場合、100%子会社ですので株式総会は必要ありませんが。

そもそも、この場合何が利益相反なのか判りませんが、お互い合併の目的(利益)があって、合併契約書を締結し、株主総会で承認することになります。

Q買っている会社が吸収合併させられたら、持っている株は?

自分が買っている会社が吸収合併させられたら、持っている株はどうなるんですか?例えばAの株を買っているとします。しかし、BとAが合併してBダッシュになったとします(Bが圧倒的に力関係が強い)。そうなった場合のAの株はどうなるんですか?

Aベストアンサー

AとBの株主のどちらにも、新しくできるBダッシュ株が割り当てられます。
何株割り当てられるかは統合比率によりますので、ケースバイケースです。
ご質問の条件のようにBの力が強い場合は、Aの株主にとって不利な統合比率になる場合もあります。

Q製造間接費の予定配賦と標準原価計算の違い

製造間接費の予定配賦と標準原価計算の違いがよく分かりません。。。
予定配賦はあくまで実際原価計算であると参考書には載っていますが、予定配賦率で計算すると言う事は、標準原価計算とやってることは同じだと思うんですが・・・。
製造間接費の予定配賦と標準原価計算はどこが違いなぜ、予定配賦は実際原価計算になるのでしょうか?
よろしくお願いします。

Aベストアンサー

 こんにちは。予定配賦は実際原価計算。これは、予定配賦額を決めるときは予定比率×実際消費で求めますよね。これでは実際消費量が分からないと金額が出せません。期末にならないと分かりません。
 標準原価計算は予定比率×予定消費(使用)量で求めます。これなら製品に使用する予定消費量なのであらかじめ決めておいて、いつでも計算できます。実際にいくら使ったかが分からない段階でも計画が立てられるのが特徴かな、と思います。

Q簿記2級、どれくらいで受かりましたか?

11月の試験に何がなんでも簿記2級に受かりたいと思っているものです。
インターネットを見ると、簿記2級なんて、1週間勉強して取れるくらい簡単な試験だよというのを見たりとか、1年しっかり勉強しないと、どんどん難しくなっているからというのを見たりとかしましたが、実際、教えて!gooを閲覧している方で、こんなに短期で受かったよ、もしくは真面目に勉強して1年くらいかかりましたなどの情報を頂けたら、幸いです。
よろしくお願いいたします!

Aベストアンサー

私は8年ほど前に、参考書と問題集の独学で、期間3ヶ月ほどで合格しました。商業簿記と工業簿記が選択制だと試験四日前まで勘違いしており、商業簿記しか勉強していませんでしたが、四日間で工業簿記を勉強(通勤時間、昼休み、仕事後の時間全て勉強)し、合格しました。

人それぞれですが、必要なのは集中力でしょう。
応援しています。頑張って下さい。

Q標準操業度と基準操業度の違い

お世話になります。
工業簿記の製造間接費について理解できない箇所があります。

具体的には、標準操業度と基準操業度は何が違うのかが解りません。
というのも、テキスト(サクッっとうかる日商2級工業簿記)には、
標準操業度:当月投入分を作るのに必要な標準作業時間
基準操業度:年度はじめに予算を立てるとき見積もった作業時間÷12
(操業度=作業時間とした場合)
と記載されておりますが、標準操業度=基準操業度と思えてしまうため
あえて分けて計算する主旨が理解できません。

つまり、
「年度はじめに予算を立てるときに見積もった作業時間÷12」であれば
「当月投入分を作るのに必要な標準作業時間」であり、
また、
「当月投入分を作るのに必要な標準作業時間」×12であれば
「年度はじめに予算を立てるとき見積もった作業時間」
であると思うのです(論理的には同値かと)。

とはいえ、類書を見回しても、両者は同じような説明で明確に
分けられており、問題集でも当然のごとく、シュラッター-シュラッター図
で解説をされているため、上記のような私の認識が間違っている
と考えております。

大変恐縮ですが、誤認してる点、そして、それゆえ、
「標準操業度と基準操業度は異なるもの」であるかをご教示
頂きたく存じます。

是非とも、お知恵の拝借をお願いいたします。

お世話になります。
工業簿記の製造間接費について理解できない箇所があります。

具体的には、標準操業度と基準操業度は何が違うのかが解りません。
というのも、テキスト(サクッっとうかる日商2級工業簿記)には、
標準操業度:当月投入分を作るのに必要な標準作業時間
基準操業度:年度はじめに予算を立てるとき見積もった作業時間÷12
(操業度=作業時間とした場合)
と記載されておりますが、標準操業度=基準操業度と思えてしまうため
あえて分けて計算する主旨が理解できません。

つまり、
「年度はじめ...続きを読む

Aベストアンサー

こんにちは

予定配賦率とは実際原価計算における、製造間接費の配賦率を言います。
標準配賦率とは標準原価計算における、製造間接費の配賦率を言います。

では、なにが違うのかというと
操業度の消費量(時間)が実際であるか(予定配賦率)、標準であるか(標準配賦率)という点です。

予定配賦については、製造間接費の配賦率にかぎらず、材料費、労務費についても同様です。


実際原価計算とは

財貨又は用益の実際消費量をもって計算した原価を言います。

当月投入において、材料を何kg消費していようと、労務費の作業時間に何時間かかっていよう
と製造間接費において何時間操業していようと考慮していない。 ということです。

問題集があれば見てもらえばわかると思いますが、予定配賦(予定価格)を使用した場合
には、当月投入における消費量は、すべて実際の消費量ですね。
製造間接費でいえば、消費量は操業度です。

※当月投入そのままの操業度(消費量)は、本当に適正(標準的)ですか?
 ということを考慮していませんね。

実際の操業度に対して(当月投入の中に無駄があっても)、予定配賦率を乗算して計算します。

この点において、実際と実際の比較を行っていることになるため、原価の無駄を排除する
という観点において、合理性を欠きます。


標準原価計算とは

財貨又は用益の消費量を、科学的・統計的調査に基づいて能率の尺度となるように
予定し、かつ予定価格又は正常価格をもって計算した原価を言います。
(ここでいう予定という言葉に惑わされないでくださいね。)

 当月投入 × 原価標準(標準価格 × 標準消費量)

当月投入における、材料について標準的な消費量を求め、労務費について標準的な
作業時間を求め、製造間接費について標準的な操業度を考慮したうえで、それぞれ
標準価格ないし、標準配賦率をかけて計算します。

製造間接費における標準配賦率は標準操業度(当月投入 × 標準消費量)に乗算して計算
します。

従って、差異分析においても、標準操業度と実際操業度の差異が発生しますね。
予定配賦率では、この差異は発生しません。
当月投入における操業度が能率的であったかどうかは無視されています。

標準原価計算においては、材料費、労務費についても同様に、消費量について差異が発生します。


計算の過程において、消費量が実際であるか、標準であるかが大きな違いです。
                ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

予定配賦を行っていても、消費量が実際である以上、実際原価計算といいます。
                  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

予定配賦率はあくまでも実際原価計算上の、製造間接費の予定価格を使用した配賦であり、
標準配賦率は、標準原価計算における、製造間接費の標準的な消費量が考慮された標準操業度
に乗算するものです。                      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


何かあれば補足してください。
それでは、頑張ってください。

こんにちは

予定配賦率とは実際原価計算における、製造間接費の配賦率を言います。
標準配賦率とは標準原価計算における、製造間接費の配賦率を言います。

では、なにが違うのかというと
操業度の消費量(時間)が実際であるか(予定配賦率)、標準であるか(標準配賦率)という点です。

予定配賦については、製造間接費の配賦率にかぎらず、材料費、労務費についても同様です。


実際原価計算とは

財貨又は用益の実際消費量をもって計算した原価を言います。

当月投入において、材料を何kg消費していようと...続きを読む

Q日商簿記1級取得は相当難関ですか?

日商簿記1級は努力だけじゃ合格は難しいですか?2級まで1回でとったのですが、簿記の勉強が面白く1級取得も考えているのですが、2級までは暗記、1級はセンスと聞きました
確かに1発合格なんかは難しいかもと思いますが、1級は努力の範疇を超えた試験なんでしょうか?

たとえるなら数学や国語の偏差値65までは努力だけど、それ以上はセンスっていう感じと同じですか?

Aベストアンサー

日商簿記1級は取得できませんでしたが、同等レベルの全経簿記上級を取得した者です。

テクニックやセンスは重要ですが、努力で目指せるものだと思います。
ただ、3級や2級などの学習時間より多くの学習時間が必要な試験ではあると思いますね。

私は税理士試験の受験資格として取得しましたが、税理士試験は挫折しましたね。
その後税理士事務所で働きながら税理士試験を受けましたが、税理士試験こそ、センスや運も重要でしょう。

日商1級レベルは、税理士や公認会計士になる基礎力のようなものですが、資格者以外ではあまり役に立たないように思いますね。もちろん大企業などの経理・総務・財務などの担当役員などとして監査対応などをするのであれば、必要だと思いますがね。

税理士事務所などの求人で1級を求めることがありますが、私の前職の税理士事務所なんて3級や2級の人も担当を持ち、顧客に指導したりしていましたからね。
ですので、あなたが税理士などを目指したり、経理関係の職で上を目指すのであればよいですが、そうでなければ他の資格などへ力を入れた方が良いと思いますね。
簿記検定を取得したからといって、経理士のすべてを知るわけではなく、基礎にしかなりませんからね。実務と机上では大きな差がありますからね。

私は、簿記検定の他に税務会計検定を取得しました。あるサイトで登録したのですが、税理士事務所での実務経験・簿記検定・税務会計検定を記載しただけで、年俸1000万円以上の条件の求人へ応募を求められたこともありますね。

日商簿記1級は取得できませんでしたが、同等レベルの全経簿記上級を取得した者です。

テクニックやセンスは重要ですが、努力で目指せるものだと思います。
ただ、3級や2級などの学習時間より多くの学習時間が必要な試験ではあると思いますね。

私は税理士試験の受験資格として取得しましたが、税理士試験は挫折しましたね。
その後税理士事務所で働きながら税理士試験を受けましたが、税理士試験こそ、センスや運も重要でしょう。

日商1級レベルは、税理士や公認会計士になる基礎力のようなものですが、資格者...続きを読む


このQ&Aを見た人がよく見るQ&A

人気Q&Aランキング