10代と話して驚いたこと

こんばんは。
ふと疑問が浮かんだので教えてください。

私の友人で物理を習った人が言っていたことなんですが、どこからともなく沸いてきた話の中でその人は

"体重は質量のことだから単位はkgであらわせるんだけど、重さってのは力の大きさを表すから単位はkgでは表せないんだよ。重さにはNと書いてニュートンって読む単位が付くんだよ"

という話をしてきました。実際にこう言いきったかは正直全く興味がなかったので適当に相槌を打って受け流していたので覚えてはいませんが、なんだか自慢げに語っていました。

でも、今考えるとそれが正しいなら普段からみんながよく使っている「体重計で○○の重さをはかる」って日本語が間違っていることになるのでは?
つまり、質量kgであらわれる機械で重さNの値をはかろうとしていることになりますよね。もちろんkgとNは次元が違うのだから足し合わせるわけないですよね。

これって、その友人の言ったことが間違いがあるのでしょうか?
それとも、普段使っている日本語はとらえ方のニュアンスが違うだけで別に間違ったことは言ってないのでしょうか?
あるいはもしこれが間違った日本語なら、「体重計で○○の質量をはかる」という日本語が正しいことになりませんか?もしそうだとしても別に普段の生活になんの問題もないですが、少し違和感を感じる気がしませんか?

A 回答 (7件)

No,2です。


書き間違いがありましたので訂正します。
1N = 9.80665*1kgf
です。
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こんばんは。



物理の用語と、日常使う言葉とは、必ずしも一致しません。
「重さ」は、その代表例です。

それ以外にも、たとえば、
数学で「直線」と言えば、長さが無限のものを指し、
日常使う言葉としての「直線」は、多くの場合、「線分」のことを指します。


体重計に乗って60kgと計測されるとき、体の質量は60kgです。
そして、そのとき、体重計を押している力は、60kgf(60kgw、60キログラム重 とも言う)です。

60kgf の単位を N に変換するには、重力加速度である9.8m/s^2 を掛け算します。

60kgf = 60×9.8N = だいたい600N

です。

私なんかは、よく、「100グラムの肉を持ったときの重みが1N」って説明してます。


>>>でも、今考えるとそれが正しいなら普段からみんながよく使っている「体重計で○○の重さをはかる」って日本語が間違っていることになるのでは?
>>>その友人の言ったことが間違いがあるのでしょうか?

上述の通り、物理の用語と日常の言葉は違うということなので、両者とも間違っていません。


>>>
つまり、質量kgであらわれる機械で重さNの値をはかろうとしていることになりますよね。もちろんkgとNは次元が違うのだから足し合わせるわけないですよね。

上述の通り、体重計の目盛であるキログラム、すなわち、kgf(kgw)に9.8をかけるだけでNに変換できます。


>>>
それとも、普段使っている日本語はとらえ方のニュアンスが違うだけで別に間違ったことは言ってないのでしょうか?

間違っていません。


>>>
あるいはもしこれが間違った日本語なら、「体重計で○○の質量をはかる」という日本語が正しいことになりませんか?もしそうだとしても別に普段の生活になんの問題もないですが、少し違和感を感じる気がしませんか?

「質量」は、物理やその他の化学の用語であって、日常の言葉ではないとしてとらえるのが、常識的だと思います。


なお、
赤道に近くなるほど自転による遠心力の効果で重力加速度が小さくなるとか、地球上以外だとどうなるとか、大気中で重さを測るのだから浮力の補正が必要であるとか、色々と細かい話はあるのですが、本題ではないと思いますので説明は省略します。


以上、ご参考になりましたら。
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> つまり、質量kgであらわれる機械で重さNの値をはかろうとしていることになりますよね。

もちろんkgとNは次元が違うのだから足し合わせるわけないですよね。

足し引き以外にも、かけ算わり算があります。
N = kg・(m / s^2)ですから、大雑把に言うとNを(m / s^2)で割ればkgになります。
体重計では重さ(N)を測定し、その値を元に体重(kg)を計算し、計算結果を表示します。
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 KgとNの違いは、それぞれの単位を使う単位系の違いです。

Kgは従来単位系、NはSI単位系で、現在は後者が主流になっています。天気予報などで使う気圧の単位も、従来のパーミリバールからパスカルに変わりましたが、これも同じ理由によるものです。
 従って、換算を行えば、質量を重さで表すことが出来ます。
 ちなみに換算方法ですが、

 1N=9.8kgf

の関係にあります。9.8は重力加速度です。
 SI単位系でも質量はkgで表記します。従って、ご友人の話は正しいことになります。

http://www.aec.or.jp/unit/general/kanzanhyou/ind …

 ただ、これは物理化学や理工学系の計算を行う場合の話なので、一般的には質量=重さで考えて構わないと思います。

 ちなみに、厳密に言うと体重計で質量を計ることは出来ません。体重計で計ることが出来るのはあくまでも重さであって、これは重力の影響を受けます。質量はその物体にかかる重力に関係ない数量なので、重力の異なる場所で計測すると、重さは変わってきます。
 従って、「体重計で○○の重さを計る」が正しいです。
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重さというのは正に重さですねぇ。


そのものが重力に引かれてかかる力とでも言いますか。

質量は加速しにくさです。
月と地球では同じ「質量の物体」の重さには6倍の違いが出ますが、
月と地球でその物体に同じ力をかけて加速させるとするとどちらも同じ速さで加速していきます。

F=ma    F:力 m:質量 a:加速度
↑の式で説明が付きます。
変形すれば加速度の式、質量の式になります。
月と地球で違うのはaの値だけです。

「体重計で○○の質量をはかる」というのも、その地点の重力加速度が分かっていれば日本語として間違ってませんね。
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学校の物理では、SI単位系と言われる世界標準の単位で習っているので、友人の話は一部あっています。


しかし、体重計や店屋の秤で使う重さは、SI単位系ではなく工学単位系になります。このため、工学単位系での重さの単位はkgfです。
1kgf = 9.80665*1N
9.80665m/s2は、標準重力加速度と呼ばれるものです。
この式から判るように、おおよそ質量1kgを地球上で測定すると工学単位系での重さは1kgfとなります。
したがって、「体重計で重さをはかる」と言う日本語は間違っていません。
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中学か高校時代に「重さ」と「質量」は違うと習いませんでしたか?



>「体重計で○○の重さをはかる」って日本語が間違っていることになるのでは?

間違ってはいません。
つまり、重力(引力)によるものが重さなのですから、体重計で測るのはやはり「重さ」です。
同じ人、同じ体重計でも月で計測すれば重さは1/6になります。
質量自体は変わりません。
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