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今、大学の志望理由書を書いています。そこで、社会言語学を学びたいということで様々な本を読んでいます。
主に大学でシンガポールの文化的視点から見た英語をやりたいと思っているのですが、それの重要な単語の意味がわからないのでご教授願いたいと思います。

シンガポールは多民族国家です。当然そこには民族ごとに言語があるわけです。シンガポールの場合第三者的な言語の英語を用いてそれを統一しようとしています。その中で出てくるSinglishというものが中国・マレー・タミルの諸言語の影響を受けた英語の一体系であるところまではわかっています。しかしそこに出てくる「ピジン言語」「クレオール言語」「リンガ・フランカ」の違いがわからないのです。先日某大学の教授にピジンとクレオールの違いは教えていただいたのですが、それらとリンガ・フランカの違いが、自分の中では曖昧です。よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

>リンガ・フランカのほうがピジン言語よりも優位なのでしょうか。



文脈によると思います。つまり、重なる部分が多いわけです。ただ、ピジン言語の方がリンガ・フランカよりも優位と解釈することは、まず無いと思います。
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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3% …
より引用:
Lingua franca)とは、イタリア語でフランク語、フランク王国の言葉を意味する言葉から派生した言葉。

1. 実際にレヴァント地方で用いられた、ロマンス諸語、ギリシャ語、アラビア語の混成語。特に典型的なサビール語 Sabir は、イタリア語を土台に、アラビア語、ペルシャ語、ギリシャ語、フランス語などの単語や表現が混交したもので、近代前期に地中海地域の交易用に用いられた。フランスの劇作家モリエールの戯曲町人貴族に登場する。
2. そこから転化して、広く通商語、あるいは共通語という意味でも用いられ、複数の言語の混合で成立し、外交や商取引で使われた、あるいは使われている言語を指す。ピジン英語などの例がある。
3. 共通語の機能を持つ言葉、共通語に類(類似)する言葉の意味。

同じく、http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%82%B8% …
からの引用ですが、
ピジン言語(ピジンげんご、Pidgin languageまたは単にPidgin)とは、貿易商人など外部の人間と現地人との間に於いて異言語間の意思疎通のために自然に作られた混成語(言語学的に言えば接触言語)。これが根付き母語として話されるようになった言語がクレオール言語である。旧植民地の地域で現地に確立された言語がない場所に多く存在する。英語と現地の言語が融合した言語を「ピジン英語」といい、一般に英語の“business”が中国語的に発音されて“pidgin”の語源となったとされている。

親の世代が第二言語として話していたピジン言語が、母語として獲得されてクレオール言語として定着する過程をクレオール化と呼ぶ。言語名に「ピジン」とあってもクレオール言語として定着しつつある言語も多く、ある程度定着してまとまった数の母語話者がいる場合は、「ピジン言語」ではなく「クレオール言語」に分類される事が多いが、両者の間にはっきりとした分類があるわけではない。

以上で引用終わり。
非常に乱暴にかつ簡潔に言えば
1.リンガ・フランカとは、「複数の言語の混合で成立し、外交や商取引で使われた、あるいは使われている言語」のこと。
2.ピジン言語とは、「貿易商人など外部の人間と現地人との間に於いて異言語間の意思疎通のために自然に作られた混成語」
3.クレオール言語とは、「親の世代が第二言語として話していたピジン言語が、母語として獲得され」たもの。

と言ったところでしょう。結局、どれも、人の交流によって、言語が変化するという事を言っている訳です。人の交流はほぼ全ての地域であったし、今もあるので、ある意味、ほぼ全ての言語が、これらの歴史を持っているわけで、全ての言語に当てはまるとも言えるはずです。

リンガ・フランカとその他のものとの違いは、リンガ・フランカは、
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1462456.htmlのNo.5・6に説明されているように、世界的な共通語と言う意味あいが強く出るということです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
なるほど。それでは、リンガ・フランカのほうがピジン言語よりも優位なのでしょうか。

お礼日時:2008/08/28 02:34

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