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私は循環器内科で看護師をしています。
私の病院では恒久ペースメーカー植え込み直後に胸部レントゲン撮影を行うのですが、その理由について

(1)リードの位置確認のため
(2)合併症である気胸の診断のため

と思っていたのですが、文献で調べてみてもはっきりとは載っておらず、後輩に教えるにあたり自信がないのです…。
透視下でペースメーカー挿入を行っているのですから、(1)はちがうのかな?とも思っています。

医師・看護師の方、どうぞよろしくお願い致します。

A 回答 (1件)

循環器内科医です。


まずは(1)が正解でよいと思います。「まずは」という留保がつく理由は、あなたが「リードが植え込み後動かない」という仮定にたっているように思えるからです。
リードは実物を見てもらうとわかりますが、プラスチック製の「かえし」がついているだけのしなやかな太い金属線です。これは、通常右心室の肉柱の間に突っ込むわけですが、当初は大変はずれやすいものです。まず植え込み直後の位置をレントゲンで記録しておきます。もちろん、そのあと多少の時間をおいて撮影を繰り返し、(うちでは翌日、3日後、7日後に撮ってますが)動いていないか確かめます。動いてしまっていたり、最悪の場合浮遊している場合もあり得ますので。時間がたつとその周りに血液の凝固がはじまり、3ヶ月もたつと抜こうと思っても抜けなくなります。
(2)は、気胸は大きなものは透視でその場でわかりますので大丈夫です。むしろ、そのときには僅かな気胸で発見できないくらいであって、あとになって増大してくる場合の方が怖いです。だから、写真としては「気胸がないことを確認したという記録をとる」という意味合いでしょうね。
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この回答へのお礼

とても分かりやすい回答ありがとうございました!

お礼日時:2008/09/18 00:27

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