よろしくお願いいたします。
戸建て建築予定なのですが、素人なもので出てきた図面がいいのか悪いのか判別つきません。
構造に関する点を列記しますので、「これは普通ありえないのでは?」という点がありましたら教えて下さい。
工務店の標準仕様なので、この仕様から外れると別途料金が必要となってしまいます。なので目標はとりあえず「普通」です。大した料金追加をせずにより良い家になるような方法(断熱性・耐結露・耐震性の観点で)などがありましたら併せてアドヴァイスお願いします(およそ○○円アップでこう出来る!のような感じで頂けると採用可否が判断しやすいです)。
ちなみに東京の市部(多摩)に建築予定で、延べ床面積100平米です。
【屋根(外面から)】
換気塔:トーコーS型換気塔1P2本
コロニアル葺き:NM-9567
防水紙:アスファルトルーフィング940以上
野地板:構造用合板 (ア)12
垂木:38x89@455
【2階天井(天井裏面から)】
断熱材:グラスウール10k (ア)100
PB下地:(ア)9.5
ビニールクロス
【2階床(2階面から)】
フローリング合板貼り:(ア)12
構造用合板:(ア)12
根太:105x40@303
PB下地:(ア)9.5
ビニールクロス
【1階床(1階面から)】
フローリング合板貼り:(ア)12
構造用合板:(ア)12
根太:60x45@303
断熱材:押出法ポリスチレンフォーム保温板3種(ア)30
【土台とベタ基礎(1階床下から)】
注入土台:唐松105x105(←これは差額を払ってヒバの芯材か集成材にしてもらう予定です)
土台水切り
モルタル刷毛引き仕上
主筋D13
D13@200
防湿シート(ア)0.1mm以上
GLより1m以下防腐防蟻処理(ハチクサン塗布)
床下換気 基礎パッキン使用
【壁(外面から)】
防火サイディング:(ア)15または16
通気銅縁:(ア)15または18
透湿防水シート
構造用合板:(ア)9(ダイライト)
断熱材:グラスウール10k(ア)100
(ダイライトを使用しているので筋交いは不要だそうです)
【窓】
アルミサッシュ
ペアガラス
・・・となっています。ちなみに柱はホワイトウッドからレッドウッドに差額無しで換えてもらいました。
戸建て建築に精通した方なら何となく全体がイメージできるのではないでしょうか?私にはさっぱりわかりませんが。。。
是非よろしくお願いいたします。
No.1
- 回答日時:
この辺の地域の普通といえば普通で、壁のグラスウールがやや厚めというくらいですね。
おそらくダイライトだよりで筋かいがないために施工のしやすさもあると考えて100にしているのでしょう。安くグレードアップしたいなら10Kから16Kの密度に変えてもらうとか、屋根の断熱材を2枚入れてもらうとかの方向があります。また床も厚みや性能のアップを相談してみてください。断熱アップは予算20万~40万出してもいいなあと思います。
土台は集成(ヒバの集成?)にすると強い?ということですか?
土台はめり込みと腐りなどに強い物がよいです。個人的には集成材を土台に使うのは嫌ですね。集成材の良さをあまり発揮できないし、まだ数十年の歴史の材料で接着の耐久性について検証不足だと思っています。
ヒバはいいでしょうね。
基礎はね、判断できませんよ。地耐力調査結果によるからです。
構造から想像するに20年くらい前の構造イメージと変わらないのですがせめて基礎の幅は150が主流ですのでご確認ください。
ダイライトのみで筋かいが中に全くないのでしょうか。室内もダイライトするのでしょうか。外周だけを強固にするのは構造ブロックの考え方から言うとよいことではありません。
ベタの鉄筋ピッチ200なら8~10畳の大きさに構造ブロックを想定して構造計画すべきだと思います。申請条件には引っ掛かりませんが。
内部の間仕切り壁にも筋かいやダイライトが必要だと思います。
私見ですがダイライト頼みというのも私はやりません。
私は千葉ですが、関東は3度くらいの地震て日常結構ありますよね。
釘でうつダイライトが何度も揺れを経験してボードが徐々に初期強度を保たなくなるのではないかと気になっているからです。
ま、標準仕様であるのでそこは変えないならば、せめて窓のバランスはイコール壁のバランスになりますので無理な窓配置はしないようにしましょう。また、法定の何倍の壁量が取れているかも確認するといいでしょうね。そのくらいなら申請に載せなくてもおしえてくれるとおもいますので。
回答ありがとうございます!
断熱アップがオススメのグレードアップ項目なのですね。検討してみます。
土台のヒバは基本芯材で入手できないなどあったら集成材と言ってあります。土台くらいはいい材を使いたいと思いまして。
No.2の方もおっしゃっていますが「筋交いなし」は危ないですかね。筋交い入れるとだいぶ高くなりそうですね。何かとバーターしないと費用が捻出できなそうです・・・
No.2
- 回答日時:
こんにちは。
No.1の回答者さんが大方説明していらっしゃるので、補足として。筋交いは絶対に必要と考えてください。ダイライトはあくまで通常の筋交いの仕様にさらに強度を増すための付属のものと考えるべきです。これは「絶対に」譲れません。
実際の現場でもダイライトのみなど見たことがありません。
予算の関係はあるでしょうが、これだけは削るわけにはいきません。
予算的に厳しいのならば逆に筋交いを通常通り使い、ダイライト無しにするべきです。(その際、金具類等もきちんとチェックしてください)
土台に無垢のヒバはとてもよいと思いますが少し高価ですね。ヒノキの方が安いで検討してみてはいかがでしょうか。私も集成材は嫌です。おすすめしたくないですね。
柱にレッドウッドですか。私の地方では米マツ(ダグラスファー)が多いので珍しいですね。「レッドパイン」と呼ばれる集成のオウシュウアカマツだと思います。
オウシュウアカマツもレッドウッドと呼ばれますが、セコイアなどのスギ科の内外装材に主に使われるレッドウッドとはまったくの別ものですね。ヨーロッパの代表的なマツです。
ホワイトウッドよりはずっと良いと思いますよ。非常にリーズナブルな材なので差額無しで交換できたのは当然ですね。逆にホワイトウッドより安価だと思うのですが・・・
繰り返しますが、筋交いに関してはよく検討するべきだと思います。
回答ありがとうございます!
「筋交いなし」はダメですか・・・
もしよろしかったらその根拠を教えて頂けませんでしょうか(実際に強度が保たなかった事例や実験結果など)。
ネット上で探しては見たのですが、「繰り返しの地震などで留め釘が弛みやすそう」程度の根拠しか見つかりませんでした。
逆にダイライトだけの施工例はたくさん見つかりました・・・
土台はヒノキでも良いかと思いましたが、防蟻性が高いということなのでヒバを指定しました。まだ見積が出てきていないのでもしヒバで目玉飛び出る金額が出てきたらヒノキを検討させていただきます。
No.3
- 回答日時:
No.2です。
表現がおかしな所がありました。すみません。米マツが多いと言いましたが、構造材の事を示していて米マツは主に梁材などに使われます。同じ構造材の中でも柱はヒノキが多いです。ホワイトウッドも最近では多いですね。
個人的にはホワイトウッドは嫌いです。集成材にすれば強度的な数字は大丈夫なのでしょうが、綿菓子みたいな材で保存性に疑問があります。
ホワイトウッドを避けたのは賢明だと思いますよ。
引き続きありがとうございます!
結構あちこちのサイトでホワイトウッドの暴露実験の結果などが載っていて、「ホワイトウッドは使うまい」と思ったのです。
「賢明」と言っていただけてちょっと嬉しいです。
No.4
- 回答日時:
断熱仕様をアップした方が良いでしょう。
特に、天井、床は、その2倍の厚さは最低でも欲しいところです。
床は90mmとして、高性能グラスウール16kに変更して、壁100mm、天井200mm程度が望まれるでしょう。
気密防水シートのしっかり施工すべきなのですが、関東以西の並みの工務店では無理かもしれません(GW充填断熱の場合、HMでは施工しているのが当たり前です)。
http://sfc.jp/ie/tech/comfort/com02.html
次世代省エネ基準の厚さの目安を参考にしてください。
http://www.ibec.or.jp/pdf/sjuutaku14.htm
次世代省エネ基準は、今となっては古いですから最低基準と考えるべきでしょう。
また、気流止め、気密断熱タイプの点検口や床下収納庫の使用を忘れず確認すべきです。
サッシの仕様が書いてありませんが、断熱タイプのフレーム+Low-Eガラスにすべきでしょう。
フレームがただのアルミでは、加湿や洗濯物の室内干しなどしようものなら、極めて結露しやすい条件となります。
気密断熱性能がダイレクトに暖房費に効いてきますから、元は楽に取れますし、快適性も大きく変わってきます。
夏冬はもちろんですが、この時期でも外は昼夜で10℃くらい一日の温度差がありますが、室内は1℃も変わらないような環境となって快適さが全く変わります。
気密断熱性能が良くて困っている人は知りませんが、不十分で後悔している人は非常に多いのです。
後から簡単に変えられませんから、後悔しないように十分検討することをお勧めします。
なお、ダイライトに不安を感じるのであれば、普通の12mmの構造用合板にしてもらうのも一つかと思います。
その方が、コスト的にも安いですし、筋交いを追加した場合(コストもさらに上がる)の問題となる断熱材の断熱欠損の点でも有利でしょう。
回答ありがとうございます!
たくさんの提案ありがとうございます。
きっとどれもこれも行った方がいいのだろう事はよくわかるのですが、費用がついてこなそうです。。。
ここで頑張って断熱性能を上げておけば、いずれ光熱費で回収できるのでしょうけど、すでに背伸びして買っている物件なので、なかなか難しいです。
お金のかからなそうなところから予算が許される範囲で検討させていただきます。
No.5
- 回答日時:
誤記訂正です。
4行目の
気密防水シートの → 防湿気密シートを
なお、防湿気密シートは、断熱材の室内側、つまり断熱材と石膏ボードの間になります。
性能的に0.1mmより0.2mmの厚みのものが良いです。
誤記訂正了解です!
今のところ断熱材の室内側には防湿気密シートは入っていないようです。
今入っているものを無くしてココに防湿気密シートでしょうか?それとも今のモノは残してさらに断熱材の室内側に防湿気密シートでしょうか?
No.6
- 回答日時:
>今入っているものを無くしてココに防湿気密シートでしょうか?それとも今のモノは残してさらに断熱材の室内側に防湿気密シートでしょうか?
壁は、外側から、
サイディング
外壁通気層(通気胴縁)
構造層合板(あるいは、ダイライト)
グラスウール
防湿気密シート
石膏ボード
となっているはずです。
こちらを参考にご覧ください。
http://www.ads-network.co.jp/kininaru/01-/25.htm
現在の仕様では、防湿層付き袋入りグラスウールでしょうけど、裸のグラスウールの場合には、防湿気密シートは必須です。
裸のグラスウールの方が、断熱欠損となる隙間が出来にくいとか、厚さの厚いものがありますから、気密断熱に気を使われている場合には、裸が一般的です。
No.7ベストアンサー
- 回答日時:
なんだかめちゃくちゃな話が溢れてますが、まず一番気になるのは
柱のサイズと在来工法でやるのかどうかという点ですね。
在来でやるなら柱の太さと材質、金物の有無が重要になってきます。
あと集成材については根拠の無い嘘がまかり通ってますが、
詳しくはこちらを見れば分かると思います。
http://www.m-int.jp/habita/structure/laminated_l …
在来でやっているところは集成材を攻撃し、集成材でやっている
ところはその逆です。しかし本当のところはどっちを使おうが
やるべきことをきちんとやれば良い家は建ちます、ということです。
あと輻射熱を無視して次世代省エネ基準がどうのこうのという話を
しても意味がないでしょう。ちなみにグラスウールはどうしても
家全体の耐久性が落ちます。
またビニールクロスとシックハウスの関係については勉強された
ほうがいいでしょう。
ダイライトと筋交いに関しては、純粋に壁倍率がプラスするもの
なのでどちらかをなくせば耐震性は落ちます。また、ダイライトの
剛性は強いが靭性に欠けるというのはその通り。万一の震災を考える
のであればこの構成であれば筋交い+ダイライトとすべきでしょう。
ただ全体的に見てこの仕様には何のポリシーも哲学も感じられません。
一般的に言って平均以下の仕様です。これだとローコストメーカー
なら1000万切る価格で出せるでしょうね。
でも10年先、20年先まで考えると実は結局割高だっていうことに
皆さんなかなか気づかないんですよね・・。
「安物買いの銭失い」という格言は住宅業界でも例外ではありません。
なかなかご予算もあって難しい部分もあるでしょうし、夢を壊すよう
なことを言って申し訳ない気持ちもありますが、あくまでも率直な
感想としては以上のようになります。
私として少なくとも耐震性に関する本、欠陥住宅に関する本、
シックハウスに関する本を1冊ずつくらいは読んでから家作りを
始められることをおすすめします。
回答ありがとうございます!
>ただ全体的に見てこの仕様には何のポリシーも哲学も感じられません。
これは何となく私も思うのですよ。設計担当者の方も覇気がないというか・・・いい家作る気あるの?と言いたくなる感じです。
まぁ設計者もコストを考えながらだから仕方がないのかな?と思っていたのですが、
>一般的に言って平均以下の仕様です。これだとローコストメーカー
なら1000万切る価格で出せるでしょうね。
ですか!?
某ローコストメーカーの建物が信用できなくて、わざわざ価格の高い地場の工務店にしたのに・・・
正直なところを述べていただきましてありがとうございます。
設計さんともう少し話してみます。
No.8
- 回答日時:
再びですが、何度もすみません。
ダイライトは面材ですのでダイライトしか使わないのは、大雑把な表現ですがツーバイなどの、ようは箱にして耐力を保つ考えからきていると思います。
耐震性ではツーバイの方が強いですが、ツーバイなどはそもそも最初からそのような箱パネルの利点を使って(生かして)考えられた工法です。
3分ほどの厚みで「無機質な」ダイライトは、パキパキ割れると思います。
面方向・垂直方向に弱い。そのような資材の「面材だけで」耐力を保とうとするような考え方に疑問を感じるんですよね。
壁倍率などの数字が出ていればよいというような問題ではありません。(もちろん壁倍率は重要ですよ。ニュアンスが違うということです。)
耐震性を考えると在来で筋交いだけなのも心許ないのが正直な話ですが、ダイライトの面材だけというのは疑問ですね。
先の回答で付属のものとして考えたほうがよいと言ったのはそういう意味からです。
つまりダイライトはあくまでも建材であって、工法ではないと思うのです。
ダイライト自体はよい資材だと思いますよ。
施主さんである質問者さんの資金面での事情の現実を無視しても意味が無いかもしれませんが、後々のことを考えると出来るならば無理をしてでも、筋交い+ダイライトを考慮してみてはいかがでしょうか?
資材や施工に関してですが、ダイライトは水に弱いですし釘の打ち方などにも決まりがあります。
集成材にしても建築の構造材に本格的に使われるようになったのは40年くらい。多く見積もってもたかだか50年くらいでしょう。接着剤が改良されたのや規格が厳しくなってからの歴史はさらに短くなります。
ラミナ(木部)の乾燥不十分や接着面凹凸、圧締時間の不足、流通・保管の段階での湿潤状態など、管理に徹底が必要ですし、剥離などに関してまだまだ検証が不足していると思います。
集成材だけでなく無垢材でも業者により管理がまちまちです。
ダイライトも集成材もメーカーが苦心して開発した有り難い建材だと思いますが、より良い家を建てるには資材を生かせる適切な施工が肝心だと思います。
ですが、一般の方がきちんとした業者を選び、探し出すことは簡単ではないのが現実でしょう。
そこらへんは机上では計れない物造りの難しい問題ですね。
なんどもありがとうございます!
やはり筋交いですか。
皆さん言われているし、何とかしないとならないってことが何となくわかりました。
ところで、筋交いって全ての壁に必要なのでしょうか?
設計さんに「ダイライトだけでなく筋交いも入れて」と言ったときに「どこにどのように入れますか?」と返されたら何も言えないので教えていただけませんでしょうか。
「ダイライトが無くても強度が保てるように設計してそれにダイライト入れて」でいいのかな?
No.9
- 回答日時:
筋交いについての解答が出てきませんね。
筋交いはただ入れればいいというものではありません。
バランスが大事で、建築基準法の壁量計算でもX方向とY方向の
バランスが重視されています。
基本的には家の重心と剛心をなるべく近づけることが重要になります。
重心は当然重さのバランスに左右され、剛心は主に壁強度のバランスに左右されます。
ダイライトで壁強度は確保されているので家の4隅の8箇所に筋交いを入れ、
あとは重心の位置に合わせて必要な箇所にだけ筋交いを入れれば問題ないでしょう。
それと壁強度を上げると「ほぞ抜け」の可能性が出てくるので、アンカーボルトを
せめて公庫基準程度のピッチで入れた方がいいですよ。
基礎パッキン工法とのことでなおさらです。
床は12mm合板だと根太落としになってるのかな?
家のねじれ防止のため剛床構造になっているか確認してみてください。
それでは家づくり頑張ってください。
回答ありがとうございます!
筋交いの件は現在工務店さんに検討(設計&見積)してもらってるところです。
まだ結果で出てきていませんが四隅八カ所+αで入っていればとりあえずokですね。
あとアンカーボルトのピッチに注意ということですね。
公庫基準はこれから調べてみます。
剛床構造になっているかも確認します。剛床構造は2階床だけなっている工務店さんが多いですが、1階も剛床になってないとまずいものですかね?
励ましのお言葉ありがとうございます。なにせ素人なので専門用語理解するのも一苦労ですがみなさまのご協力のお陰で何とか進んでいます。
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