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企業の経営について学んでいるのですが、
四半期に一度発表されるGDPが企業の方針(対策・方向性等)にあたえる影響について何か具体的なものがあれば教えていただけないでしょうか?
例えば他国の経済成長率があがればその国への進出を視野にいれるなどの考え方は適切でしょうか?そこまで簡単なものではないことは分かっていますが教えていただけると幸いです。
上記のようにGDPの値を見て景気の動向を探り、実際に企業がおこすであろうアクションの例があれば教えていただきたいです。具体的にどの項目に影響されてどう動くのようなことまで教えていただけると助かります。

不明瞭な質問で申し訳ありません。よろしくおねがいします。

A 回答 (1件)

GDP全体の成長率の上下は景気感全般を掴むにはいいですが、それだけでは漠然とし過ぎていて企業経営の現場では何の材料にもならないでしょう。



四半期GDPはその内訳の
・民間最終消費支出
・民間設備投資
・民間住宅投資
・在庫投資
・政府最終消費支出
・公的資本形成
・純輸出
の動向が重要です。特に消費者企業(コンビニ、スーパーなど)は消費を、鉄鋼や非鉄金属、機械、化学などの上流工程の企業は設備投資の増減を重視していると思います。

さらに、GDPは誤差が大きいのでそれぞ以下の統計が併用されています。

(消費)
・百貨店売上高、チェーン店売上高、家電量販店売上高、新車登録台数、消費者物価指数、家計調査、商業統計
(投資)
・機械受注統計、鉱工業生産指数・在庫指数・出荷指数、企業物価指数、新設住宅着工戸数
(公共投資)
・公共工事保証金前払統計
(純輸出)
・通関統計、為替レート

ただしこれらの統計は数値の定義や誤差にクセがあるので見方に注意が必要です。

それと、企業実務ではGDP統計と前後して発表される「日銀短観」が重視されています。特に「大企業製造業」の「業況判断DI」はGDPと同じかそれ以上に重視されているといえます。

これらの統計を判断したアクションの例(下方修正の場合)としては
・売上高、利益などの見通しの修正(上場企業における決算短信の見通し計数の下方修正)
・在庫や売掛け金の圧縮
・不採算事業や商品の見直しや撤退
・資金繰り確保のための借入増加、社債発行など
などが考えられるでしょう。
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この回答へのお礼

不明瞭な質問にお答えいただきありがとうございました。

GDPと何かしらの統計的な判断基準を持って考えるものなのですね。
明瞭な例の提示ありがとうございました。

お礼日時:2009/02/13 23:01

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