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気になる事があり質問しました。

PET検査後に患者さんを検査する事になりました。
かなり密着して検査を行います。
その時には、お腹に被曝を少しでも防ぐ防護服?みたいなものをつけます。
患者さんにはある程度の安静時間を作って、半減期を設けます。

ただ気になるのは、今後妊娠を望む時に、妊娠しにくくなる可能性ってあるのか?なんです。
被曝を続けて何年か経ち、妊娠したいときには影響はないのか?と不安に思うのです。
関係ないかもしれませんが・・・
よくわかりません。

どなたか教えてくれませんか?お願いします。

A 回答 (4件)

おはようございます。



PET検査後に様々な検査を行うケースは割合多いのではないかと思います。
問題は、PETの薬剤(多分18F-FDGだと思いますので、これを想定してお話します)を、いつ、どの位の量注射をしたか、そこからどの位の時間が経過しているかです。
注射後約1時間で検査をし、さらに1時間後(合計2時間後)まで安静時間を設けていれば、放射線の量は1/2(物理学的半減期)になりますし、飲水や排尿を促していれば生物学的半減期によりさらに少なくなっているはずです(個人差があります)。

PET検査では、放射線のエネルギーが高い(511keV)ため、プロテクターはほとんど意味がないと思います。
申し訳程度の被ばく線量低下には寄与すると思いますが、それよりも、フリーにして操作性を良くし、短時間で検査(エコーでしょうか?)を行う方が有効だと思います。
防護の3原則「時間、距離、遮へい」と言いますが、PET検査においては順位と効果に差があります。
私の経験上、時間短縮が1番被ばく低減に効果があります。
もうひとつ、FDGを使用したPET検査では、受診者の脳と膀胱に薬剤が多く集積します。
肝臓は中程度です。
検査時にこれらの部位を密着させないような体位を工夫されることも、被ばく低減につながると思います。

妊娠については、0.5~1.5Gy(グレイ)というかなり多い線量で一時的な不妊になるとされています。
PET検査で受ける被ばくが1~3mSv(シーベルト)ですから(アイソトープ協会のパンフレットでは2.2mSvとされています)、人体では1Gy≒1Svが適用できると考えると500~1000倍程度の差があります。
PET受診者から受ける被ばくは、さらに低いはずですので、不妊を心配されることはないと思われます。

参考URL:http://www.jrias.or.jp/index.cfm/8,2644,117,html
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
専門家のご意見とても嬉しく思い参考にさせて頂きます。

お礼日時:2009/04/22 21:06

こんばんは。



>お腹に被曝を少しでも防ぐ防護服?みたいなものをつけます。

これはプロテクターことでしょうか・・・。

>ただ気になるのは、今後妊娠を望む時に、妊娠しにくくなる可能性ってあるのか?なんです。
被曝を続けて何年か経ち、妊娠したいときには影響はないのか?と不安に思うのです。

体内に注入された放射線物質は時間とともに減衰してゆきます。
PET検査に用いられる主な放射線核種は、
11C、13N、15O、18F
です。これら放射線核種の半減期(放射能が半分になる量)は、
・11C→20分
・13N→10分
・15O→2分
・18F→110分
です。
あと妊娠時の放射線被曝について重要なのは「胎児の妊娠時期」と「被曝線量」です。胎児に対する放射線被曝は、「しきい線量」というものがあり、この値にある放射線被曝では身体への影響はないと考えられています。
ですので、安心して下さい。

多分PETを行っている施設となれば放射線技師がいると思いますので、
心配なら技師さんに聞いてみましょう。
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございました。
専門家のご意見助かります。
技師に聞いてみます。

お礼日時:2009/04/22 21:08

>今後妊娠を望む時に、妊娠しにくくなる可能性ってあるのか?


>被曝を続けて何年か経ち、妊娠したいときには影響はないのか?

これは問題ないでしょう。もし仮に質問者さんが飲酒、喫煙をされるのであれば、その影響にかき消されるくらいのものでしょう。
宇宙からの放射線をたくさん浴びている飛行機乗務員が、宇宙線のせいで不妊になっているという話は聞いたことがありません。人間関係や不規則な仕事のストレスで、というのは聞いたことがありますけど。

防御するとしたら、十分に減衰する時間をおくことですね。18Fなら半減期が約2時間なので、注射から4時間あけば4分の1量になります。患者さんには飲水と排尿を励行してもらい、体内から排出を心がけてもらいましょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
専門家のご回答は参考になりました。
感謝いたします

お礼日時:2009/04/22 21:10

こんばんは、臨床工学技士科学生です。



文章から察するにあなたはおそらく医療スタッフですね。
看護師さんか何かでしょうか?


PETの被爆量は非常に少ないです。
1回のPET検査による被爆量は、X線による胃のバリウム検査の
1/5~1/3位だそうです。
これは、人が自然界から1年間に受ける放射線量と同じくらいなので今後の妊娠には全く影響ないと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
妊娠には影響ないみたいで安心しました。
自分ももっと勉強してみます。

お礼日時:2009/04/22 21:13

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