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塩分を多く取ると高血圧になる、と言われていますが、なぜ血圧があがるのでしょうか。
また、体内の塩分の絶対量でなく、濃度が問題だとしたら、水分を多く摂取すればある程度帳消しに出来るのでしょうか?

A 回答 (4件)

地動説にたとえると、塩分濃度が「天」で塩分の絶対量や、血圧などは「地」です。


血中Na濃度は136-144mEq/lの非常に狭い範囲に調整されます。
これだけ変動しない物質濃度は他にありません。
その理由を書くと非常に長くなりますので省略しますが、もともと人間などの
陸上動物が海から進化してきたことと深く関係しています。

とにかく体内において、塩分濃度は固定されているということをまず
念頭においてください。
で、塩分を多く取るとどうなるか。
そのままでは塩分濃度があがりますから、体内水分量を上げて濃度を維持
しなければならない。
そのためには(1)「乾き」を自覚させ水を飲ませる。
しかもこの反応は生命の維持にかかわる重要なコマンドなので「乾き」
というのは非常に我慢しづらいように進化している。
(2)尿量を減らす。
といったことがおきます。
そうなると体液量が増えます。
体液量が増えると血液量が増え、血流量も増えます。

オームの法則 電圧=電流X血管抵抗 というのがありますが
流体力学上は 水圧=流量X抵抗(流路の流れづらさ)
これが人体では 血圧=血流量X血管抵抗が成立するので
血流量が増えると血圧が上がります。

これが、塩分を取ると血圧が上がるメカニズムです。
腎臓から、塩分を大量に排泄することが出来れば血圧は上がらないのですが
もともと陸上生物は塩を手に入れるのが困難で、塩分をなるべく排泄しないように
進化したので、唯一簡単に塩分を摂取できる近代人類も、塩の排出は苦手で
結局血圧が上がってしまいます。

水分を多くとっても帳消しにならないのも、ご理解いただけたでしょうか。

この回答への補足

少し疑問が出たのですがよろしいでしょうか?
その考えに則ると、水を飲みすぎたら血圧が上がるということでしょうか?
また、水を飲みつつ尿量が減るため、体液量が増えるのであれば、
利尿作用のあるカフェインなどを摂取すれば、血圧は保たれるのでしょうか。

補足日時:2009/06/18 15:27
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この回答へのお礼

非常に良くわかりました!ありがとうございました。

お礼日時:2009/06/18 15:25

#3です。


>水を飲みすぎたら血圧が上がるということでしょうか?
腎臓が排出するのが苦手(というよりは溜め込むように進化した)のは
塩分で、水分はかなり自由に排出できます。
たとえば、ビールはほとんど塩分を含んでいません。
ですからビールをがぶ飲みしても、飲んだそばから尿になり体液量は
増えません(実際はアルコールの関係で、ちょっと異なるのですが)。

>水を飲みつつ尿量が減るため、体液量が増えるのであれば、
利尿作用のあるカフェインなどを摂取すれば、血圧は保たれるのでしょうか
水のみ排出しても、塩分濃度が上がるので渇きが強くなり、結局体は
体液量を維持します。
水と塩を利尿剤などで同時に排出すれば、血圧は下がります。
ですから、利尿剤は降圧剤として用いられます。
カフェインが塩分を排出するかどうかは、わかりません。
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「日本人には塩が足りない」という本では


塩が高血圧の原因というのはウソ
塩の不足はあっても過剰はありえない
名医は積極的に塩の摂取をすすめている
塩では無くナトリウム99.99%の食塩が問題
などと紹介しています。

結構面白いので検索してみてはいかがでしょうか
(アドレスの乗せ方がわからないので)
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この回答へのお礼

ありがとうございます。調べてみます。

お礼日時:2009/06/18 15:25

http://www.yuki1.com/kennkou/ti-12.html

ちょっと難しいですが、ご参考までに。

>水分を多く摂取すればある程度帳消しに出来るのでしょうか?

人間の体は、そう簡単に行かないようですね・・・。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。やはりうまい話は無いようですね。

お礼日時:2009/06/18 15:25

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