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質問
(1)レイテ沖海戦終了時になぜ日本は降伏しなかったのか
(2)なぜ勝つ見込みも無いのに特攻隊と言う犠牲を出しつつも戦争をずるずる延ばしたのか
(3)日本の第二次世界大戦参加の目的


1944年のレイテ沖海戦時、物資の圧倒的不足と栗田艦隊のサポートのため大西中将が特攻隊を計画しましたが、
この時大西中将はアメリカに花を持たせかつ、日本の敗戦後味の悪さがない七分三分の講和条約を結べると思ったから特攻隊を作ったのですよね?
なのにどうして降伏することもなく終戦に至るまで特攻隊を廃止せず生み出してしまったのでしょうか?

そのレイテ沖でさすがに特攻隊は成果を残すことが出来たと思います。
栗田艦隊の謎の反転がなければ(?)、良い結果に終っていたと思います。
しかし、だからと言って「じゃあ、やっぱり特攻隊は続行しようか。」という形になぜなりえるでしょうか。
上の人間はアメリカの脅威や日本がもうお手上げだというのも薄々気付いていたはずです。

A 回答 (6件)

1と2については、まだ、戦力があると考えていたからです。


戦争継続派としては、海軍には、まだ大和などの残りの艦隊と航空機、陸軍は、本土の戦力がまだあると考えていました。

日本軍の目的は、本土決戦をおこない、少なくとも国体の護持が目的で、それが認められるまでは戦争を継続する考えでした。
すなわち、天皇の身の安全と、天皇制の維持が最大の目的です。
軍人としては、自分が死ぬまでは降伏は出来ないという心理なので、降伏するというのは天皇に対して無責任な行為であり、自分からは言い出せませんでした。
阿南、梅津、豊田の軍のトップには自分から降伏は言い出せません。
自分の命より天皇を守るという考えです。
鈴木首相が天皇に意見を聞いて天皇が降伏すると言ったために軍のトップは降伏することを許されたと思い、認められる心理状態になりました。

また、無条件降伏というのは何をされてもいいということなので、連合国に分割統治される危険がありました、北朝鮮と韓国のように家族が離れ離れになり、思想や文化がバラバラになる危険がありました。
連合国によりイスラエルのように土地を奪われたり、莫大な賠償金を要求されたり、国民生活が苦しくなる可能制がありました。
天皇制の廃止により、共産主義化すれば、内乱によりソビエトのように、大量の国民が死亡する可能制がありました。

特攻隊については、他にアメリカに打撃を与える方法がなく、一番効果的に被害をあたえられると考えたからだと思います。

軍人としては、天皇と国を守るための犠牲については、基本的には自分であろうが他人であろうが、しかたがないものという思想であったと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

すごくわかりやすいです!
もう一つ質問してもいいでしょうか。
日本はなぜ戦争自体に参加したか、です。
中立にまわったりして戦争自体に無関係にはなれなかったのでしょうか。

お礼日時:2009/08/30 03:00

日本の戦争目的は現状の維持です。



簡単にいうと満州を認めてもらい、中国から撤退をしなくていいようにすることです。

日本は中国と戦争をしていました。
アメリカは中国で商売がしたいので日本が勝つと日本だけが商売をすることになるので、武器を中国に援助しました。

日本は中国に勝っていたのにアメリカが援助したので、うまくいかなくなりムカついて来ます。

ソビエトは中国と朝鮮を自分のものにしたいと考えていましたので、日本としては力がない中国と朝鮮をソビエトに取られると満州まで取られるため、ソビエトに取られるくらいなら先に自分のものにしようと考えました。

中国、朝鮮、満州が取られれば共産主義となり、日清、日露戦争での戦死者と満州、朝鮮のために使用した莫大な金がムダになります。

日中戦争を続けるための資源を確保するために日本はインドシナ半島へ行きます。

アメリカは怒ってフィリピンまで攻めてくるのではと誤解して、石油や資源の輸出を停止します。

アメリカは話し合いで解決しようとしますが、気にいらない日本をツブすためのウソだと誤解します。
日本は石油が無くなるまでに戦争をしなければ兵器が動かせなくなり不利です。

そのころ、イギリスはドイツに戦争で負けそうでした。
アメリカ大統領はイギリスに貸した金が返らないのでドイツと戦争をしてイギリスを助けようとしますが、戦争をしないという約束で当選したので戦争が出来ません。

そこでハルノートという日本が受け入れられない条件で話し合いをして日本が先に戦争を開始するようにして、アメリカはしかたなく戦争をするというカタチをとろうとします。

日本はヤハリ、アメリカは日本を弱らせてから攻めてくると誤解して、石油の限界であり作戦状況が最適な限界である12月中に、弱らせられてヤラレル前にアメリカへ攻撃しようと考えます。
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この回答へのお礼

再度回答ありがとうございます。

とても分かりやすいです、感謝します。

お礼日時:2009/08/30 15:29

(1)レイテ沖海戦終了時になぜ日本は降伏しなかったのか



降伏とは相手が同意して初めて出来る行為です。
 昭和20年8月15日の玉音放送は『日本の一方的軍事行動の停止宣言』です。終戦した日ではありません。海外では9月3日が終戦記念日です。9月2日に日本政府が降伏に調印し、連合国も調印しましたから…
 フィリピン作戦は昭和20年9月2日に終了しました。戦闘が終わっていないのに降伏しちゃうのですか?意味がわかりません。日本軍も甚大な損害を出しましたが、米軍もかなりの損害を蒙ってます。負傷していない兵士も25%が性病に罹患という情けない状態です。戦後も工作員がフィリピン一帯に潜伏し、ベトナム戦争で北爆に出かけるB52を数えては無線でベトナムの工作員に通報していました。小野田少尉はそういう任務に就いていた人です。


(2)なぜ勝つ見込みも無いのに特攻隊と言う犠牲を出しつつも戦争をずるずる延ばしたのか

 パイロットは戦果も無い犬死はもっとイヤだからです。マリアナ作戦では通常攻撃を行いましたが300機の内未帰還は295機にも及び、戦果は0です。通常攻撃やってもほぼ戦死で、戦果も上がりません。ところが特攻ならば5%の確率で戦果が出ます。300機ならば15の戦果が出るのです。
 レイテで散ったパイロットの手記を見させてもらいましたが、体当たり攻撃しか手段しかないというのは彼らが実感していた書き方をしてました。


(3)日本の第二次世界大戦参加の目的

あのぉ…WW2勃発以前から中国で戦争してるんですが…
 中国との戦争で日本に武器供与してくれたのがイタリアです。中国側はドイツです。そこでドイツを味方に引き込みました。そしたら英米が国民党を後押ししたのです。この段階で日本とヨーロッパの戦争に接点が出来たのです。フランスがドイツに占領されたので仏領インドシナを日本が統治することをヴィシー政府との間で合意して進駐しました。こうなると英米蘭は東南アジア資源の確保と輸送が難しくなるので日本を潰すことにしたのです。日本も石油の保有量に限界があるのでそのギリギリを見計らって戦争をしています。

> アメリカの脅威や日本がもうお手上げ

是非、どうお手上げだったのか教えて欲しいのですが…
 米国は対日戦に関しては限界がきています。
1:戦費調達がままならない(米国の国家財政は破綻寸前でした)
2:将校が徹底的に不足している(充足率45%)
3:フィリピン以降は損害が大きくなっている(僅か半年で15万人)
4:対日空襲をする爆弾は8月で底を突いた
5:日本の道を走れる戦車がほとんど無い(米国の戦車は大き過ぎて橋を渡れないし、山道は通れない)
6:日本は特攻機1万機、小型潜航艇500隻、新型戦車数百両を保有しており、国民総出で戦ってくることは解っている

 対日本土決戦を行なうには100万以上の兵員と新たに小型の戦車を作らねばならず、兵隊の給与と弾薬製造費の確保(国債が売れない状態なので無理でしょうけど)をせねばなりません。ヨーロッパ方面軍は抵抗とソ連への睨みが必要ですので引き上げは出来ません。

 だいたい戦後、日本は何を失ったのですか?特攻を含む300万の命の代償は何だったのか考えてみてください。
1:朝鮮半島を失った(あなたは欲しいですか?)
2:台湾・樺太を放棄した(未だ帰属先は決まってません。日本に戻す場合もあります)
3:東南アジアを欧米の支配から完全開放した
3’:東南アジア市場は実質日本の市場になった
4:中国との意味無い戦争を止めることができた

一方欧米30万の死者の代償は何ですか?
1:朝鮮半島の面倒をみなければならなくなった
2:国民党は領土を失った
3:東南アジアの植民地を全て失った
4:日本の戦後復興支援せねばならなくなった

 考えてください。戦後60年、戦死させた兵士の家族に遺族恩給を支払い、戦勝国へ戦争賠償金を支払い、中韓には日本の持っていた財産をあげたのに世界第二位の経済大国になったのですよ。
 300万人は死にましたが、それによって得た権益の方が大きかったのではありませんか?米国がポツダム宣言を出す前に戦争を一方的に止めたら何も得られず日本は完全占領されてましたよ。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました

お礼日時:2009/08/31 01:00

>栗田艦隊の謎の反転がなければ(?)、良い結果に終っていたと思います。



タフィ3追撃後の栗田艦隊はいい感じにズダボロになってますが、彼らの気持ちを考えると降伏しても家族や恋人と生きて一緒にいられたほうがいいんじゃないかなって考えないのでしょうか。
そんなことより、レイテ湾にたどり着き大戦果を挙げる場面を見たかったという現実におきていない出来事を脳内妄想をしたくなるのでしょうか。(IF話の大半はご都合主義で出来ています)


>ただ特攻隊に行く人の気持ちを考えると降伏しても家族や恋人と生きて一緒にいられたほうがいいんじゃないかなって私は考えます。

そこまで人の気持ちを考えるのであれば通常攻撃の航空隊の気持ちとかも考えてもいいような気がします。
一刻も早く降伏すべきと言っておきながら(そう読み取れます)特攻隊のみを言及するのは何故なのでしょうか。

私には質問者さんの主張に多少の矛盾を感じます。
明らかな負け戦であっても降伏しないでしばらく戦い続けた戦争なんて古今東西いくつもありますが、これらでは特攻は行われていないので話は違うということですか。
特攻が続いていることに対し批判していますがが、レイテ沖海戦での特攻に関してはあまり批判されているように見えませんし、一体何を言いたいのかがちょっと理解しかねます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

反転は栗田中将が疲労などの原因で判断力を欠いた結果だ、と色々な本や資料で言われていますがなるほどそう言うこともあるかもしれませんね。

通常攻撃の航空隊の気持ちも考えていないわけではありません。
特攻隊にスポットライトを置いて今研究しているものがあるのでただ焦点がそっちよりになります。
気分悪くされたのならごめんなさい(´人`)

私の意見ではレイテ沖海戦では「これが最初で最後!」と言う最終手段で本当に優秀な人からしか選んでいないので合点がいきます。
それにそれまで沢山活躍してきた第一特攻隊員は戦争を終らせるという明確な理由で死ぬことができましたから。
でもレイテ以降講和もまったくしないでそのまま戦争が続いたということは、彼らの特攻隊になった気持ちへの裏切りなんじゃないかなって思います。
それ以降莫大な人数が特攻隊員になっていきますが、いつ終るかも分からない戦争にこういうかたちで死ぬのも(生きて帰れる確立がとても低くても)あまりに哀しいと思います。

お礼日時:2009/08/30 03:16

>ただ特攻隊に行く人の気持ちを考えると降伏しても家族や恋人と生きて一緒にいられたほうがいいんじゃないかなって私は考えます。



降伏を決めるのは国の幹部です。天皇や首相、軍の司令官など、みんな処刑されるのを覚悟の上で降伏をします。
国の幹部が特攻隊に行く人をを生かすために自分達の死を選ぶともいますか?
また、当時の日本は1人の母親が何人も子供を生みましたから、1部の若い人がお国のために死んでも、子孫を残す上では問題にならなかったのです。
昔の戦(いくさ)は死者が出るのがあたりまえでしたから、戦争を始めた以上、ある程度の死者が出るのは承知の上でやっているのです。
現代の人とは戦死に対する価値観が違うのです。
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この回答へのお礼

再度回答ありがとうございます。

理屈では分かるのですが、あきらかにあれは負け戦だったので簡単には納得できませんね。。。
でも情報操作も沢山当時あったと思いますのでそれも関係しているのでしょうね><。
ちなみに戦死に対する価値観は私はほとんど同じだと思います。

お礼日時:2009/08/30 02:12

>(1)レイテ沖海戦終了時になぜ日本は降伏しなかったのか


>(2)なぜ勝つ見込みも無いのに特攻隊と言う犠牲を出しつつも戦争をずるずる延ばしたのか

無条件降伏をするということは、日本が連合国の植民地になっても構わない、
連合国が天皇を戦犯として処刑し、例えば連合国の1つである中華民国に日本を統治してもらっても構わない、とうことです。
昭和20年に日本が無条件降伏をした時も、ソ連が参戦していたので、終戦後、ソ連が日本の領土の一部を要求していた可能性もありました。
結果的には日本は無条件降伏をして正解でしたが、敵国に降伏することがどれほど怖いことだか分かりますか?

>(3)日本の第二次世界大戦参加の目的

最大の目的は、資源の乏しい日本がアジアにある石油や鉱物の資源を欲しがったのと、アジアの市場が欲しかったからでしょう。
日本のアジア進出を良く思わなかったアメリカが日本に制裁を加えたため、日本がアメリカと戦争をする羽目になりました。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
 
敵国に降伏することがどれほど怖いのかは分かりません、
ただ特攻隊に行く人の気持ちを考えると降伏しても家族や恋人と生きて一緒にいられたほうがいいんじゃないかなって私は考えます。

お礼日時:2009/08/30 00:22

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