No.5ベストアンサー
- 回答日時:
先の回答者さんがおっしゃるように、徳川家康から向けられた謀反の疑いを、母を人質に出して回避した前田家でしたが、関ヶ原の戦いで東軍に味方したのは利長で、弟の利政は西軍にくみしてします。
(ただし、利政は西軍を表明しながらも、七尾城を出て合戦に参加することはありませんでしたが)
また、西軍には、娘婿の宇喜多秀家が主力の1人として参戦しています。
つまり、「どっちが勝っても良いように保険をかけていた」のだという事だと思います。
東軍が勝ったので、利政は領地を没収され隠居生活を送りますが、その没収された領地は、利長にいきますから、前田家全体としてはプラマイ0です。
もちろん、この後、兄が京都で暮らす弟を援助し続けています。
また、西軍として参加して八丈島に流された宇喜多秀家には、実家の前田家に戻った奥さんを通じて援助の品を送り続けてもいます。
なので、逆に西軍が勝っていたら、宇喜多秀家と利政が、負けた利長を援助する手はずになってたと想像しています。
ありがとうございます。
今までの方のまとめのような感じでとてもわかりやすかったです。
私は東軍にも西軍にも味方するなんてなんだかずるがしこいかんじがして嫌ですw
もし西軍が勝ったら・・・と もしも まで考えてくださりありがとうございました。
No.6
- 回答日時:
加賀征伐の時点で人質を送り徹底して恭順の意思を示しています。
関が原のときも家康は大大名にかたっぱしから加領の約束をして多数派工作をしています。
毛利伊達に対して行って、もっと早くから恭順の姿勢を示している前田家を放置しているとは思えません。
当然話はついていたでしょう。
前田家は豊臣家内で徳川に次ぐ立場、徳川さえ追い落とせば豊臣家の中で権勢を振るえる立場です。
それが勢力争いのさなか加賀に帰り徳川に戦を挑まれればあっさり恭順、父親に比べ野心の薄さを感じます。
No.4
- 回答日時:
戦国の風情ぷんぷんの家康さんが生き残った。
利家は死ぬ前に密かに利長に今後の家の進む方向を申し送っていたはずですよね。代替わりして、戦国のなんたるかもわからないとおもったはずですよ。強いものに味方せよといったとおもいます。家の存続こそ最重要課題ですのでね。いろいろいわれている家康の謀りごとに引っかかって、やむなくとなっていますが、そんなこと推測の極みか、小説の読みすぎでしょう。昨日のことさえ、100%記録されていないのに、何百年の昔のことを、さもみてきたようには語れませんよ。そうゆうこともあったかもしれないし、なかったのかもしれない。巷でいわれて、いることは疑ってみて、百姓はどう暮らしたか、米は水は、自治は、年貢の納め方は、飢饉や自然災害へどう対処したか、
物の流れは、貨幣は、馬牛鳥、武器は この辺のをしっかり調べ上げてから、欲というものから
人間を戦国に置いてみて見ればちょっと人とは違う世界が見えるんじゃないでしょうかね。勝った負けたの
家康秀吉信長伊達三成光秀はゲームで、かじってもスルメのように味はでませんよ。
No.3
- 回答日時:
徳川家康が加賀征伐(浅野長政や大野治長らと組んで、家康暗殺を企てているとの根も葉もない暗殺計画を理由とした物)を言い出した時に、前田利長は両者の主家に当たる豊臣家に調停と救援の要望を出したのですが、豊臣家はこれを拒否します。
結局、前田家は重臣横山長知を弁明に3度派遣し、実母の芳春院(まつ)を人質として江戸の家康に差し出すこと、養嗣子利常と珠姫(徳川秀忠娘、後の天徳院)を結婚させること、自身の隠居などを約した事など、とても同じ五大老とは思えない程(まるで家臣に成るかの様に…。)の必死な弁明で何とか戦いを回避します。
この時点で利長は豊臣家を主家として見限ったのだと思います。
(家臣の諍いを調停できず全く助けてくれないのですから…。そして今後の天下を左右するのは徳川家康だとの確信を…。)
なお、前田家は関ヶ原の戦いの後に、加賀国の能美郡・江沼郡・石川郡松任が加領(旧領と合わせて120万石!!)されてますから、とうぜん戦いの前に家康による加領の約束が有ったと思います。
No.2
- 回答日時:
前田利家は家康に対抗する意思を明確に持ち利長にも諮っていますので、決してのせられたと言った単純なものではないでしょう。
これはひとえに前田利長の性格の問題で、彼に家康と争う姿勢が無く、固く加賀の領地を守ることを第一とした結果だと思います。
この回答への補足
ありがとうございます。
>固く加賀の領地を守ることを第一とした結果だと思います。
歴史の知識がまだまだ浅いので聞かせて頂きますが東軍に味方したことで領地を守ってもらえるという安堵のようなものがあったということでしょうか?
たびたびすみません。
またできる限り簡単に説明して頂けると幸いです。
No.1
- 回答日時:
こんにちは。
関が原は「徳川対豊臣」の戦いではありません。
事実上の「分裂しかかった豊臣政権の決着をつける」為の戦で、それを家康が自分の天下取りに利用しただけです。
家康から見れば始めから天下取りの戦だったのですが、豊臣家臣団はすでに武断派・文治派で真っ二つに分裂していて、もはやどうにもならない所にきていました。
なので、前田だけでなく、加藤・福島といった秀吉の子飼いの家臣まで家康についていますし、家康も対外的には「石田三成の謀反であって、これをやっつける事こそ豊臣家のためになる」と言っています。
分裂抗争真っ最中の豊臣家臣団に家康が丁度いい口実を見つけて同士討ちさせ自分が天下をもらった、というのが妥当な所でしょう。
前田もこの口実にたぶらかされた、という所だと思います。
それでも多くの大名が自陣を動かず協力してくれない中で、前半はあれだけやって家康をイライラさせたのだから、三成陣営も負けたとはいえ大した物だと思いますけど。
三成は豊臣秀頼の出陣を待つ作戦でしたが、結局、きてもらえませんでした。
来ていれば前田・加藤・福島ら、秀吉子飼いの人達はどう動いたか見ものでしたね。
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