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2年前から鬱病にかかり、さらに脅迫性障害と診断され、現在療養中なのですが、それ以来、頻尿と多少の尿漏れにこまっています。これは、鬱とはなんの関係もない事なのでしょうか?それとも抗鬱剤の副作用なのでしょうか?どなたかご存じの方がおられましたら是非回答の方をよろしくお願いします。

A 回答 (1件)

 私も鬱と不安神経症を患っております。

医療従事者なのでもらった薬は専門サイトで添付書を必ず目を通す人ですが…。

 それはさておき,質問者様がどの様なお薬を服用されてるかにもよりますが,頻尿・尿漏れは副作用として挙げられている薬はあります。なので副作用の可能性があると思います。

 抗うつ剤としては,SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)やSNRI(選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害剤)などは割と新しい薬で,「鬱状態」に割と特化した傾向ですが,「不安神経症」などにもフォーカスのある薬もあります。この手の薬は「副作用が少ない」と言うのを売りにはしていますが,まったくないわけではなく,副作用はあり,その中に頻尿も含まれているものもあります。
 また「口渇」を伴うこともあるので,自然と水分摂取が増えて,そのために「頻尿」と言うことも考えられます。
 ほかに,古典的な三環系抗鬱剤や四環系抗鬱剤も「古典的」とは呼ばれていても,まだまだ使用されている薬で,SSRIやSNRIなどにはないような作用をもっています。抗鬱剤としてもまだまだ十分な効果もあります。そしてSSRIやSNRIに比べて多面的に効果が出る薬でもあります。
 強迫性障害とのことですが,これは「不安障害」の中の1つの病態です。そうなると「強迫観念」を抑えるには「鎮静的に働く」と言う薬効も必要になるでしょう。
 この点について,先に挙げたいずれの抗鬱剤においても,効果を発揮する薬はあります(SSRIのパキシルや三環系・四環系などは不安障害もフォーカスになるようです)。

 また,「鎮静的に働く薬」として,抗鬱剤のほかに「抗不安薬」と言うのももしかしたら処方されているかも知れません(いや,だいたい同時処方されてることが多いかも)。

 そして「鎮静的に働く」と言うことは「緊張を解く」と言う作用があります。このために筋緊張がゆるむことになり,それが尿道括約筋に作用すれば尿漏れも起きうるでしょう。

 私も同じように,夜間に尿盛れ,いわゆる「おねしょ」をしてしまうことがありました。非常に悩み,アテントなどで対応したり,泌尿器科にも行ったりしましたが,改めて添付書を見て副作用の可能性もあるとして主治医に相談すると,「今飲んでいる××はそう言うことはあるかも知れないね」と言うことで,減量や薬剤変更となったことがあります。

 さて,最後に大事な点ですが,確かにこの様な状態はお困りだと思います。
 でもそれをあまりシビアに考えないで下さい。「薬の作用のある一面の一つ」と考え,深刻になったり気にしすぎたりすることは,今の病態を落ち着かせる上ではマイナスです。
 それから,絶対に「じゃぁこの薬をやめよう」と勝手に減量や怠薬はしないで下さい。
 服用薬の減量・変更は,急にやってしまうと思わぬ逆作用や攻撃性・衝動・情緒不安定など,とんでもない状態を引き起こしてとてもツラい状態になります。
 この手の薬のコントロールは「徐々に減らす」「徐々に移行する」のが基本です。ただしそれも自己判断では行わないようにして下さい。
 まずは今の状態について主治医と十分に話をした上で,主治医の指示に従って,多少は不便な時期がまだ続くとしても医師の指示通りに進めて下さい。
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この回答へのお礼

大変参考になりました。主治医に相談してみようと思います。ありがとうございました。

お礼日時:2010/07/01 21:03

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