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京都の清水坂に住んでいたとされる犬神人は
どのようにして発祥したのでしょうか。

また犬神人が登場するもっとも古い文献は何でしょうか。

もしも犬神人に関する伝説などご存知でしたら教えて下さい。

A 回答 (1件)

何方からも回答がないので、素人ながら受け売りを紹介します。

私の手元にある『定本柳田國男集』筑摩書房によると、

第九巻437頁:
祇園社特殊のとして有名なる犬神人一名を弦指(つるさし)またの弦召(つるそめ)と云ふ者即ち唱門師だとの説もあれば云々。唱門師が一種下級のハカセすなわち陰陽師で、云々。

第七巻442頁:
元旦寅の刻に洛東愛宕念仏寺の邉に住する犬神人禁裡日華門外に毘沙門を誦す。故に此者の黨類を稱して唱門師と云ふ云々。犬神人とは一にツルサシ又はツルソメと呼ぶ。弓弦を作りて之を鬻(ひさ)ぐは牛馬の屍に接するを忌まざりしこと證し又草鞋などを作りて賣るとも云へり。これが中古帰化せし特殊なること種々の口碑に存せり。

第二十七巻381頁:
京ノ祇園ノ犬神人ハ云々。此者曾テト死人ノ衣ヲ取得スル權利ヲ争ヒシコトアリテ全ク別ナリ。


第十巻422頁:
自分の知る限りに於いては、神輿をかくべき者の選定には、二種類の慣例がある。甲は神人と稱する特殊の部曲のみから其役を勤めるもの、云々、京の祇園の犬神人、云々、と呼ばれた者などは、猶一段と著名であった。

第十三巻254頁:
芋競べに比べて更に一段と奇抜なのは、京都五条坂の付近に住んでいた所謂祇園犬神人の背競べである。云々。昔は犬神人に両座あり、東西に別れて着座し、酒一献毎に各々一人づつを立たしめて背競べをさせた。云々。これを天狗酒盛りと謂ふは云々。

と出ておりました。そこのもっと詳しく出ていますので、図書館にでも行って、ご自分でお調べ下さい。
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この回答へのお礼

回答をありがとうございます。
唱門師。
毘沙門を誦す。
神輿をかくべき者。
昔は犬神人に両座あり。

知らないことばかりで大変参考になりました!

お礼日時:2010/07/22 11:02

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