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スーパーカミオカンデの実験は間違いだったのですか?
井上邦夫、二間瀬敏史:日本物理学会誌2009年1月号p.20によれば
「スーパーカミオカンデが明確な証拠を示したことは、ニュートリノ振動という新しい仕組みを受け入れるのに十分な説得力を持っていた。」とのことですが、世界的権威であらせられるojisan7大先生によれば
「ニュトリノ振動に疑いを持っている科学者は多い」そうです。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/6106391.html
その後スーパーカミオカンデの実験は間違いであることが分かったのですか?ノーベル賞かと言われていたのに日本の物理学界にとっては大ショックですね。いや世界の学会にとっても一旦はニュートリノ振動を信じていたのに大ショックですね。私は"most crucially, Super-Kamiokande for the first time definitively showed that neutrinos have mass and undergo flavor oscillations."というような文献しか見つけられなかったのですが、
http://aps.arxiv.org/abs/0802.1041
スーパーカミオカンデが間違っていたことを示す論文なりプレプリントなりをご教授頂ければ幸いです。

A 回答 (4件)

>「ニュトリノ振動に疑いを持っている科学者は多い」そうです。


いや~,そうは思えないですが.

むしろ,q6106391で名前の挙がっている標準理論と置き換えて
「標準理論に疑いを持っている科学者は多い」
としたほうがしっくりきます.

というわけで,スーパーカミオカンデが間違っていたことを示す論文等は
見つけることはできませんでした.
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。標準理論をニュートリノの質量を含むように変更することは簡単です。問題はただでさえパラメータが多いと言われている標準理論のパラメータがさらに増えてしまうこと、ヒエラルキーなどの未解決の問題があることかと思います。そのため標準理論が最終理論ではないと考えている人は多いと思いますが、標準理論自体は信頼され、最後のダメ押しとしてHiggs粒子の発見がLHCで期待されている状態ではないでしょうか。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/5208539.html
によると、クォークが漸近自由性を持つと思っているノーベル賞受賞者の連中(トフーフトとか通常は錚々たる人物と考えられている人だと思いますが)はトンデモ理論の信者なのだそうですが...

お礼日時:2010/09/01 23:25

> 標準理論自体は信頼され、最後のダメ押しとしてHiggs粒子の発見がLHCで期待されている状態ではないでしょうか。


仰るとおりだと思います.
疑いを持つとまでいうと語弊がありますね.

お礼欄のリンク先を見て大変驚きました.
クオークの漸近自由性がトンデモなら,
自然長のばねにも何らかの力が働いている可能性があるのでしょうか?
古典力学の信頼性も揺らいできました^^;
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スーパーカミオカンデでの実験結果は、ニュートリノ振動を直接的に観測したわけではなく、ニュートリノ振動が起こっていたとすれば説明可能と言う傍証に過ぎないものだったので、ojisan7大先生は「疑いがある」とおっしゃったのでしょう。



詳しくは忘れたのですが、この2~3ヶ月に、別の実験でニュートリノ振動の直接観測に成功したようです。また、T2K実験など直接観測をするための他の実験も多数企画されていて、直接証拠は確実に増えてきています。

以上参考になりましたら幸いです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。総合報告
http://arxiv.org/abs/hep-ph/0402025
とかを見ても
"The recent progress in establishing the existence of finite neutrino masses and mixing between generations of neutrinos has been remarkable, if not astounding. "
すでにニュートリノ振動のある/なしよりもっと先の方へ眼が向いているように思います。
http://www.interactions.org/cms/?pid=1010561
にある実験のすべてを調べたわけではありませんが、今後実験が精密化されることはあっても後戻りすることはないと思います。

お礼日時:2010/08/30 23:53

スーパーカミオカンデは実験器具であり、その結果を基にした


研究の可否とは別の話です。
そもそもオリジナルのカミオカンデそのものも、陽子崩壊の
ニュートリノを検出するために作られたものですが、結局
見つかりませんでした。
企画としては、壮大な金をかけた失敗ですが、しかし「陽子崩壊
の兆候は見られない」という重大な成果ではあります。

この回答への補足

私の質問のどこを見ているのですか。スーパーカミオカンデは結果を出していないのではなく、ニュートリノ振動が「ある」という結果を出しているのですよ。
Y. Fukuda et al. (Super-Kamiokande), Phys. Rev. Lett.
81, 1562 (1998), hep-ex/9807003.
この実験が間違いなら、その論文かプレプリントを示して下さい。

補足日時:2010/08/24 00:37
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