建材中のアスベスト

最近ふとしたことからアスベストに関心を持ちいろいろと調べているうちにもしかしたら物凄く危険なのでは？と思い、職場のアスベストについて質問させていただきます。

1984年建設の一般の会社等が入っている極普通のビルですが、朝夕荷物の積み下ろしがありその際一部低くなっている天井（30*60cm位の白い虫食い柄)を肩に担いだ荷物で毎日擦って１7年くらい経ちます。

現在では天井は灰色のボロボロの状態です。

また廊下の壁も毎日台車等がぶつかり表面が剥げて中の白い粉が落ちています。

床のPタイルもところどころ割れて下地が出ています。

最近まで建材中にはアスベストが含まれているものがあり80年代の建材にはアスベスト含有のものが多いらしいですが特に天井が心配です。

会社の上司に何度か相談して管理人さんに聞いてもらいましたが、アスベスト＝吹き付けアスベストと言う認識で説明しても全然理解してもらえませんでした。

とにかくこのビルは大丈夫だからと。

天井裏も覗いてみましたが建材の裏にはメーカー名等は見当りませんでした。

仕事仲間は誰一人として関心無く話しても笑われるだけです。

もし数パーセントでも含まれていて毎日９時間以上１７年間吸い続けていたとしたら健康被害はどのようなものでしょうか？

また髪や衣類に付いたアスベストは家族にも影響が及ぶ可能性があるのでしょうか？

周りに理解されないことがさらにストレスとなり悩んでいます。

No.5 回答者： sokojaso 回答日時： 2010/11/30 08:04

#3,4です。

アスベストは「○ｇ吸引すると○病になる」と、確実な数値や因果関係の解明されていない部分も多いです。

先の回答と矛盾するかもしれませんが、その天井材が「アスベストを含有する岩綿吸音板」としても、その灰色の粉の主成分は「岩綿」であることは、ご理解下さい。

そのうえで、事業主には下の情報などを、今一度確認してご理解頂くほかないかと思います。
http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/sek …

基本的には、現在の質問者様は、「事業主の方へ」→「石綿にさらされるおそれがある作業について」→「建築現場の作業（建築現場における事務職を含めた全職種）」の資料にある状況に相当すると思います。

また、日本の現在の基準は、世界標準の10倍厳しい数値です＜0.1重量％＞。これは、目視ではもちろん確認できません。ネット上で販売されているような簡易キットなどでは絶対に分からず、専門機関に於いても、専用の機器が必要で、さらに一定のスキルを持った分析者が行う必要があります。費用についてもけっしてお安くありません（１サンプル数万円～）ので、ぜひ事業主又は建物の管理者にご理解いただき、調査分析又は、他の材料でカバーするなどの対処をしていただくことをおすすめします。

分析の専門機関については以下が確実です。
http://www.jawe.or.jp/jigyou/seido-s/ishiwata/

この回答へのお礼

再度の詳しいご回答本当にありがとうございます。
会社には何かしらの対応をしてもらえるように頑張ってみます。

お礼日時：2010/12/01 00:25

No.4 回答者： sokojaso 回答日時： 2010/11/29 12:16

#3です。

追記になりますが、下のリンク先から「目で見るアスベスト建材」という冊子のPDF版がダウンロード可能です。
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha06/01/010331_7_ …

この資料の２１ページが「岩綿吸音板」について、２４ページの「ビニル床タイル」がＰタイルについてになります。
下のデータベースからも資料が検索できます。
http://www.asbestos-database.jp/

分かりづらいのでPDFの直リンも貼っておきます。
http://www.asbestos-database.jp/pdf/10.pdf 岩綿（ロックウール）吸音板
http://www.asbestos-database.jp/pdf/15.pdf ビニル床タイル

東京都はアスベストについて多くの情報を提供しています。
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/air/air_polluti …
特に、建築物アスベスト点検の手引などは、参考になると思います（特に29ページ）。

アスベストについて過剰に反応し過ぎる方も多いですが、身近にアスベストを含む建材が存在していることを知らない方もそれ以上に多いようです。特に直接建材から発生する粉じんと接触する場合は軽視できません。

この回答への補足

岩綿（ロックウール）吸音板の画像を見てみましたが正にこれのように見えます。

このボードが毎日ぶつかる荷物で畳１畳分くらいの面積で厚さ１cmくらい削れています。

荷物がぶつかる度にグレー色の粉状のものが落ちてきます。

天井が削れるというのはかなり稀なケースだと思います。

どこを見ても飛散しなければ危険はないと書いてあるので逆に更に心配です。
アスベスト含有か調べる方法は専門業者に頼む以外方法はありますか？
上司が真剣になってくれないと勝手に業者を呼ぶ訳にもいかないと思いますので。
一方管理人さんの方は最初に聞いたときに中々話を理解してもらえず「とにかく大丈夫！！」と少し怒った口調で言っていたので設計図書のことをまだ切り出せずにいます。
設計図書にはきっと建材の製品名が乗っているのではないかと思うのですが、管理人さん以外から確認することはできるのでしょうか。

もし、何かいい方法がありましたらお教えください。

質問が多くて申し訳ありませんがどうぞよろしくお願いいたします。

補足日時：2010/11/30 01:32

この回答へのお礼

いろいろ詳しく教えていただき本当にありがとうございます。
また、補足質問よろしければ教えてください。

お礼日時：2010/11/30 01:33

No.3 回答者： sokojaso 回答日時： 2010/11/29 09:06

一般の方の認識は、まさに、アスベスト＝吹き付けですが、概ね質問者様が心配されているとおりです。

「30*60cm位の白い虫食い柄」はトラバーチン（模様）の岩綿（ロックウール）吸音板と呼ばれるものでしょう（表面だけが紙のようで内部が粉を固めたようなものなら、化粧石膏ボードでしょう）。

岩綿吸音板は、かつては、アスベストの含有した製品が販売されていました。
http://www.daiken.jp/c/faq/search?id=275&page=1
http://panasonic-denko.co.jp/corp/oshirase/05072 …

Pタイルもそうですし、その接着剤にも含まれていることがあります。
http://www.tajima.co.jp/news/files/0000025/00000 …

同時期の製品なら他のメーカーでも似たようなものです。

これらの製品は一括りに「成形板」、「非飛散性」で危険性は少ないものとされていますが、岩綿吸音板は比較的脆く、ボロボロと崩れやすことや、天井にあることから吸引する可能性も高いので、Pタイルや硬質の外装材などと同じようには考えないほうがいいと思います。

仕事で、常時粉じんを吸引する可能性が高いなら、しっかり確認するべきでしょう。

No.2 回答者： konata508 回答日時： 2010/11/29 00:02

厚労省HPでアスベストに関して詳しいことが書かれています。

参考にしてはどうですか？

参考URL：http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/sek …

この回答へのお礼

ありがとうございます。
確認してみます。

お礼日時：2010/11/30 01:34

No.1 回答者： takuranke 回答日時： 2010/11/28 03:13

図面を見ることが出来るなら、図面に記載されていますのですぐにわかると思います。

内装の仕上げ材に吹き付けアスベストとかかれていたらアスベストが使用されていますが、
１９７５年 石綿含有率３０％超の吹き付けアスベスト原則禁止
１９８０年 石綿含有率５％超の吹き付けアスベスト原則禁止 となっています。
この年、アスベスト含有ロックウールが日本石綿協会の自主規制により製造禁止となっています。

80年代から多くなっているわけではありません、
物によっては80年代後半で製造中止になったものが結構あります、
ボードでは6年前くらいまでは製造されていましたが、
吹き付けアスベストはすでに使用されなくなっていました。

日本ではアスベストの全面金が2006年とかなり最近ですが、
民間業者の自主規制などでかなり以前より含有量を少なくしたりもしています。

確か数年前から、民間建築物でもアスベスト調査をさせています、
各自治体で補助金なども出ていましたので、
心配なら調査結果表があるのか確かめてみてはいかがですか、
ただし、自治体などの指導で築年数により免除されている場合もあります。

ボードに関しては、固めてあるので含有されていても飛散しないとみなされていますので、
解体や増改築、著しい破損が無ければ問題ないとされています。

＞もし数パーセントでも含まれていて毎日９時間以上１７年間吸い続けていたとしたら健康被害はどのようなものでしょうか？
定期健康診断を受けて特に何も言われていないのなら問題ないです。
ちなみに肺の石灰化は普通に生活していても発生します。

本物のアスベストであれば、髪や衣類についた状態で帰宅すれば、家族に影響が出る可能性があります。

この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。

設計図書やアスベスト調査結果表など見せてもらえるのか管理人さんに聞いてみようと思います。

お礼日時：2010/11/28 16:43