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以前から不思議に思っていたことです。
F1はカーボンのディスクブレーキを使っていますが
直線からのフルブレーキでは熱でディスクがボゥっと赤くなり
最高温度は800度を超えてしまうそうです。
カーボンの燃焼温度は700度くらいだと記憶していますが
ディスクが800度を超えてもどうして、もっているのでしょう。

A 回答 (5件)

 元レーシングカーの設計屋です。


 カーボンブレーキは以前設計で使った事がありますが、バケ屋(=化学屋)ではないのでマトを得た回答にはならないでしょう。(よって『自信ナシ』と自己申告しておきます。)
 ま、設計屋の知識レベルとゆぅ事で・・・

 御存知とは思いますが・・・カーボンブレーキの材質は、ウィングやF1のモノコックシャシに使われているカーボン材(CFRP)とは根本的に違います。

 カーボンブレーキは、C/C(カーボン・カーボン)という材質で出来ており、炭素を炭素繊維で強化したモノ、即ち、『炭素繊維強化炭素』という材質です。

 さて、このC/C材、製造法を勘案しますと普通の炭素とゆぅワケでは無い様ですが、金属など異種の『不純物』が混ざっている状態とも考え辛いところです。(もっとずっと純度が高い状態になっていると思われます。)

 C/C材は、下記の手順で作られます。

1.まず、普通にCFRPの成型法で製品を成型
2.これを1000℃で炭化焼成
3.次に2000℃で黒鉛化処理

・・・この後、ロケットエンジンの部品なら出来あがった製品に炭化珪素をコーティングしますが、1レースで擦り減るブレーキロータ/パッドにコーティングを施していた記憶はありません。

 斯様にC/C材は、2000℃という高温で黒鉛化した材料で、普通のカーボン材とはモノが違う、というワケです。
 勿論、2000℃で生成される材料なのでブレーキの作動温度である800℃前後など、モノの数ではありません。

 それでは・・・炭素が黒鉛化したら何故800℃でもヘーキなのか?は・・・教えて!gooに於ける高分子材料屋の登場を待ちましょう!(←他力本願モードA^‐^;)
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カーボンディスクは、炭素Cの純粋物質ではなくて、そこに、金属等をまぜて作ったディスクであるために、高温での性能をだしているのです!

低温では性能は発揮されないのもこのためでしょう!
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純粋な炭素じゃないからでしょう。

間違いなく炭素系の複合素材を使用しているからだと思います。
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元々が高速で回転していますし、走行中であれば


常に冷却風を導入していますから・・・・・

フォーミュラーではなく箱車などですと、なかなか
冷却が上手くいかないので、WRCなどではブレーキに
直接、冷却水を噴射して冷やす機能を追加したりして
苦労しているようです・・・・・
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カーボンは元々燃えにくいようです。


鉛筆の芯も燃えにくいはぜです。

参考URL:http://www.taniguti.co.jp/qa.htm
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