現在設計の最終段階なのですが、断熱部材で悩んでおり、
詳しい方にご教授頂ければと思い相談させて頂きました。
東京市部(エリアIV)です。1階の日当たりが悪いため
2階リビングにするのですが、それだけに断熱に失敗して
夏暑いと最悪な状況を迎えることになりそうです。
ガルバリウム鋼板屋根で0.5寸勾配であり、あまり軒裏空間が
ありませんので基本仕様のグラスウール10K100mmから断熱
性能を上げようとした場合に、薄くて熱抵抗値が高い硬質ウレタン
ボードなどの断熱材に変更するとどうでしょうか?と建築依頼先に
相談しても「良ければ良いんじゃないですか?」的な返答のため、
間違った依頼をすると大変な事になってしまいそう&本を読む限り、
断熱材の透湿性が変わると周辺部材も透湿性を考えて変更しなけ
れば結露する?ような内容も見たため、不安で一杯です。
「矩計図で見る基本仕様」
屋根:ガルバリウム鋼板縦鉤葺
アスファルトルーフィング22kg
野地合板ア12
垂木 45×45 @455
グラスウール10K100mm
硬質ウレタンボードにする事自体は適切でしょうか?
適切である場合だとしても周辺を合わせて変更する
必要がございますでしょうか?
※透湿防水シートが併せて必要 など
長文で失礼致しましたが、本当に悩み果てております為、
ご教授頂けると助かります。
No.8ベストアンサー
- 回答日時:
結論から言って「BOX形状の家が好み」と「2Fリビング」というご希望から、0.5寸勾配という結論は出ないですね。
屋根材は軽い方が耐震性が向上しますが、建築基準法では、スレートと鉄板が軽い屋根、瓦が重い屋根という二分類で考えます。したがって鉄板(ガルバ)でもスレートでも、建築基準法上の必要な強度は同じで、同じ構造で同じ空間が認められます。厳密にいえば軽ければ軽いほど丈夫であることは事実ですが、木造住宅はそこまで厳密に計算しなくて良い様に安全率が取られているからです。
「4寸勾配+スレート」を「0.5寸勾配+ガルバ」に変更すると35万円アップというのも、少々???です。
もともと純然たる注文建築であれば費用の差は無いか、むしろ下がると思われますが、ハウスメーカーの標準仕様に対して、「ユーザー希望への変更」で、追加料金が発生するのではないでしょうか?
このハウス・メーカーに拘るのであれば、標準の屋根で良いと思いますし、0.5寸勾配+ガルバに拘るのであれば、標準仕様なぞ無い注文建築を工務店に注文すれば良いでしょう。
35万円を追加支出するなら、その分で、窓ガラスを真空ガラスにアップグレードすればそれだけ冷暖房効率が向上しますよ。
http://shinku-glass.jp/21/index.html
冷房も暖房も両方効果がありますし、ランニングコストゼロですから、長期的には、省エネで35万円回収できるかもしれません。
なお、立てハゼ継は確かに工数のかかる板金方法ですが、金属屋根にする場合には「瓦棒ぶき」という標準的な(ローコストな)板金方法もあります。屋根屋に直接依頼する場合、立てハゼ継の方が瓦棒ぶきよりも料金がかかると思いますので、これが35万円を追加する根拠なのかもしれません。でも、屋根屋なら差額は坪あたり5千円内外だと思います。屋根坪30坪で15万円ぐらいの差はないのではないでしょうか。
なお、ネットのQ&Aでは、いろいろと細かい状況が不明ですから、これ以上細かなことを申し上げて却ってご迷惑をかけるかもしれません。お知り合いに大工さんがいらっしゃるようなので、その方を間にいれて交渉するか、あるいは別の工務店と相見積もりをさせるのが、より納得できる方法かと思います。
mokuzo100nenn様
非常に分かりやすくかつ丁寧にご教授を頂き、本当にありがとうございます。
スレートもガルバリウムも構造計算上、同じ空間が認められる…は
「リビングが広く出来るのもガルバの利点」と言われていたので目から鱗でした。
知人の大工が私の事を想って言ってくれているのは重々承知しており、
昔堅気の大工で口は悪くとも人間性は非常に信頼出来ると思っているのですが、
いかんせん実用性以外(デザイン他一切)を全く考慮しないこと、教えてくれ方が
とてつもなく大雑把で、私が正確に理解出来ているのかに不安があったことから
どこまで取り入れて良いものなのかが悩みどころでした。
ご教授頂いたおかげで、夜遅く帰宅~毎日3時間睡眠で調べ続けていた悩みの大半が
解消しました。実は今も職場から書き込みをしております(汗)
ず~っと分からないままガルバリウムで検討して参りましたが、スレートに変更して
微調整し、設計を終了したいと思います。
mokuzo100nenn様だけでなく、皆様から非常に丁寧にご教授を頂き、
本当に助かりました。重ねて御礼を申し上げます。
No.7
- 回答日時:
「BOX形状の家が好み」=陸屋根(ろくやね)にしてほしい、ということではないのですか?
「BOX形状の家が好み」は、「平面図が正方形に近い+総2階建て」というご希望であって、屋根形状には特段の注文はつけていないという前提で回答します。
「バカたれ」とは申しませんが、私も、経験40年の年配大工と同じ意見です。
湿潤温暖な日本の家は、湿気対策を第一に考えるべきで、そのための基本中の基本が屋根勾配と軒や庇の出です。
長年の歴史の中で水はけと屋根工事の難易度の両方のバランスから4寸勾配が選ばれています。
そして、軒を出すときもできるだけ長く、4尺の軒を出すと壁面を雨から守ることができ、住宅の耐久性と住居性が向上します。
ですから、日本では4寸勾配で4尺の軒が一番良いと考えてください。
勾配を少なくして、陸屋根を採用する理由はふたつ考えられます。
1.屋根の上に物干し場など構築物を設ける必要がある場合。
2.屋根の小屋組みの木材を減らし、建築コストを極限まで下げる場合。
質問者さんの依頼会社は、2.のコストダウンを考えているかもしれませんね。
建設現場の仮設住宅など、耐久性・住居性は問題じゃなく、コストだけが重要な建物は確かに陸屋根にします。
質問者さんはそこまで徹底したコストダウンを要求したのでしょうか?
普通に必要な小屋組みの材料・手間まで節約して、一方で単価の高い断熱材を使おうという発想はアンバランスですよ。
施工会社に4寸勾配+4尺軒出しの場合、どの程度金額が増えるか見積もってもらいましょう。
4寸勾配+3尺軒出しなら普通ですので、この場合は多少は安く見積もるかもしれません。
次に、屋根材にガルバを使うことにのメリットは
1.軽い(住宅全体の耐震性向上に貢献します)
2.安い
3.トタンよりも耐久性が高い
逆に欠点は、
1.熱伝導率が高い
2.雨音を立てやすい(とくに陸屋根の場合に注意。勾配が強いと雨音は気にならなくなります)
3.瓦よりは耐久性が低く、20年もすれば塗装が必要になるかもしれない。
熱伝導率が高いということは、内側の温度が外側の温度と同じまで高温になることを意味しますが、天井断熱だけでなく、屋根断熱も施せば、小屋裏温度の上昇を避けることが出来ます。しかし、天井断熱が十分な住宅の場合、日中に小屋裏の温度が上昇したとしても、小屋裏換気を十分にすれば、小屋裏の熱が室内に伝わることは防げるわけですから、致命的な欠点とはいえません。
予算の制約がどれほど厳しいのか不明ですが、屋根勾配を減らしてコスト削減するというのは、耐久性・住居性に大きなマイナスを与えるわけですから、最後の手段であり、通常は避けるものです。
ちなみに
「過去に同じような家を建てているがクレームが無いから大丈夫」
というのはあまり合理的な説明ではないですよ。
その人は二階をあまり使わなかったかもしれないし、電気代を気にせずにエアコンをガンガン使う人だったかも知れませんので。
この回答への補足
丁寧にご返答を頂き、誠にありがとうございます。
「BOX形状の家が好み」は最初に設計参考プランの建物外周の
形状がカギ型だった為、
・2階リビングを広くしたい&耐震性から総2階を希望
・片流れの屋根は好まない
を伝えた結果、提示されており屋根形状にまで言及出来るだけ
の知識は持ち合わせておりませんでした。
あくまで推察ですが
・2階リビングを広くしたい(屋根は軽い方が良い=ガルバリウム)
・耐震性に優れるに越し ~(屋根は軽い方が良い=ガルバリウム)
・北側斜線に抵触せず、ガルバリウムならば緩勾配が可能=
建物外周だけでなく屋根も含めてBOX形状に出来る→提案
なのではないかと今になっては思います。
Mokuzo100nenn様と同様に、知人大工から軒や庇の出についても
繰り返し指摘され「軒は全周90cmが望ましく最低でも60cmは出しておけ、
出来れば短くても良いからサッシ上に庇を設けろ」と言われました。
4寸=1M21cmでしょうか?かなり長いような気がしますが、それほどに
軒は長い方が良いと言う事でしょうか。。。
1.陸屋根ではないので上には上がれません。
2.極限までコストを減らし~はありえるのかもしれません。
「パック料金いくら」のように言われているため、私から
建築費削減のために平らな屋根を要求はしておりませんし、
基本仕様はスレート(コロニアル)で一般的な三角形の屋根
形状です。
ガルバリウム立鉤葺への変更差額350,000円を追加で要すると、
言われているため、私の費用はむしろ増えております。
※知人大工からは「ガルバリウムでも費用や手間は変わらないから
建築会社のまる儲けだな。あほらしいからスレートにしとけ。」と
言われています。依頼先に「変わらないと知人大工に言われたが?」を
伝えたところ「手間がかかるから350,000円かかる。適正金額です」と
言われています。この金額の是非についてもご意見を賜れれば幸いです。
確かに、単純に三角屋根と四角屋根ならば四角の方が好みではある事と、
ガルバリウムの軽さによってリビングを広く出来るならばその為に
350,000円出すことにそこまで抵抗がある訳ではありませんでした。
しかし「暑くていられない」とまで言われてしまうと、それ以外の
デメリットが大き過ぎるため、間をとるならば断熱材強化によって
デメリットを緩和し、メリットだけを享受出来るならば…という
論理なのです。
ところが、勾配が無く、軒が無いと雨で建物が老朽化するという
デメリット追加が皆様からのご教授によって判明されたため、
非常にまずいのではないかと思っています。
2階リビングを希望しているのも南北側の隣地境界線との距離が
非常に近く、現在の設計では北側800cm・南側は2Mを切っています。
このような状況下、スレートに変更しても北側斜線は大丈夫なの
でしょうか?(屋根が斜めなる代わりに厚みが増す?)
建築会社に小屋裏換気について相談したところ、軒裏空間が少ない
という事は、マイナスにはならない。換気孔は気積ではなく面積で
決まっているので、空気層に対して換気量が多くなる。と言われま
した。確かに一理あるのですが、私が考えるに「お風呂に張ってある
水量が多い程、お湯を入れたときに温まりにくい=天井が熱されない=
暑くならない」という考え方もあるのでは?と思ってしまいます。
全ては建築会社の返答「クレームが無いから大丈夫」から断熱の知識を
疑っていることに起因し、素直に受け入れられないのですが…。
この建築会社の言う通り大丈夫なのでしょうか?
予算は安いに越したことはありませんが、一般的な居住性(快適性)を犠牲に
してまで制約するつもりは一切無く、先方から「クレームが無いから大丈夫」
と言われているのを「断熱に費用をかけて強化する必要性があるのではないか」
とこちらから提案しているような状況です。
※極端に性能が高く、費用対効果に劣るハイスペック品までは望まないので、
流通量が多く自ずとコストパフォーマンスが高くなる断熱材を望みます。と
伝え、次回週末の打合せ時に提示して頂くことになっています。
「クレームが無いから大丈夫」は合理的な説明では無いと仰って頂いてとても
嬉しいです。現在私が「他の人は気にしない事を気にしている異常に神経質な人」
的な感じで接せられてる感があるので、自分が誤っているのかも悩みの種でした。
あれだけ長くご教授頂いた後の再質問で大変恐縮ですが、改めてご教授頂けませんで
しょうか。何卒宜しくお願い申し上げます。
No.6
- 回答日時:
断熱性能の前に屋根勾配のろすぎませんか?
0,5寸勾配だと軒先から水が回る可能性があります。
最低でも1,5寸勾配くらいはないと心配です。
断熱材は地震後、今現在ほとんどありません。工期が組めないと思います。ある物でやっちゃうしかないです。
もしくは、垂木+野地板+垂木+野地板という2重張りで通気層を確保して熱を逃がすとか、遮熱鋼板を使うとか、、、
がんばってください。
ご返答を頂きありがとうございます。
暑さや雨音について心配しておりましたが勾配に
ついてのご指摘、ありがとうございます。
おかげ様で別視点からの問題点(注意点)も知る事が
出来ました。
断熱材の不足から「あるものでやっちゃうしかない」
=「断熱材での緩和策も難しい」事も理解出来ました。
どうもありがとうございます。
No.5
- 回答日時:
通常私どもが新規の業者さんの選定をする場合は、過去の実績表と建設業者許可証写し 技能士資格等で確認します。
そうしないとあとででのリスクが大きく成る為です。一般的ににいう業者の請負能力確認行為です。
No.4
- 回答日時:
屋根断熱の良い家を作りたいのか、屋根断熱の悪い家でもよいのか、まずそこからですよ。
屋根断熱の良い家を作りたい場合、0.5寸勾配は無いですね。
ですから、0.5寸勾配の設計を見た時点で、「この施主さんは屋根断熱の良さは求めていない」と理解されているわけでから、そこで断熱材を変更しようったって、「良ければ良いんじゃないですか?」ってな対応になるのは良くわかります。
大工や工務店も人間だから、施主さんが何考えているか判らなければ智慧も出しようが無い。
施主さんが何をしたいのか、何を望んでいるのかが明確で、また希望を実現したいという熱意が伝わってくると人間が動くよ。
この回答への補足
丁寧にご回答を頂き、ありがとうございます。
0.5寸勾配やガルバリウム鋼板は最初の打合せで
「BOX形状の家が好み」と「2Fリビング」を伝えたところ、
先方から提案して頂いた仕様です。
しかし、後に調べたところガルバリウム鋼板はスレート等と
比較すると「暑い」「雨音がうるさい」及び知人の大工
(経験40年の年配大工)から「ガルバリウムで0.5寸勾配じゃ
暑くて生活出来ねえぞバカたれっ!普通にスレートで三角の
屋根にしておけ!」と言われた事から、施工会社に「生活の
快適性が著しく不足するようでは困る」と相談したのです。
その返答が「過去に同じような家を建てているがクレームが
無いから大丈夫」でした。この返答では不安が拭えないため、
「断熱材を強化することで極力BOX形状を保ったまま暑さや
雨音を緩和できないか?薄くても熱抵抗の高いウレタンボード
等はどうですか?」と相談した結果が「良いと思うなら良いん
じゃないですか?」なんです。
一所懸命に勉強しても所詮は住んだ事も建てた事も経験の無い
素人ですので、施工会社からプロとしての論理的・客観的な
意見やアドバイスを依頼会社がくれるものだと思っていました。
私の勝手な考えかもしれませんが……。
また、断熱関係の本3冊+ネットで必死に調べ+今させて頂いている
ような相談サイトで皆様からご教授頂いた内容を元に必死に説明し、
相談をもちかけておりますので、要望と熱意は十二分に伝わっている
と思いますし、これで伝わらないとなると、正直お手上げな程なのです。
私見ですが、依頼会社(実際に施工する工務店ではありません)に断熱等の
知識に乏しいのではないかと感じており、当然必要な自身の努力と、
皆様からの助力によって指示が出せるようにならないと、難しいのではと
考えております。
なお、ガルバリウム自体が熱を持つため、屋根断熱では断熱材が効かない
&溶けて無くなると理解しており、コストパフォーマンスの観点から屋根
断熱ではなく天井断熱+不足するならば換気扇による強制排気が良いのでは
と考えております。
長文及び度々の質問で恐縮ですが、極力BOX形状を保ちつつ、暑さが解消
とまで言わなくとも緩和される方法をご存知でしたらご教授賜りたく
お願い申し上げます。
No.3
- 回答日時:
施工日が近ければ、入手可能なものから選定しなければならないですよ。
グラスウールは、震災前からほとんど、入手不可能ですし、代替え品としての
ウレタンボードも、まして野地板もありません。
今これらがそろえられる業者はりっぱです。
この回答への補足
ご回答ありがとうございます。
<<グラスウールは震災前から殆ど入手不可能。代替品も~
情報収集している中でも同様の内容を見た気がします。
震災が家を建ててる最中でなくて良かった…と胸を
撫で下ろしていましたが、やはり影響は大きいですね。
揃えられるだけ立派…な状況で一生を捧げてローンを
返し続ける家を建てても良いものなのかどうか……、
新たな悩みです。。。
ご教授頂いたおかげで、定かではなかった入手困難な
状況下にあることを理解できました。
どうもありがとうございます。
No.2
- 回答日時:
世界でもその性能レベルが極端に低いと言われる住宅金融機構の次世代省エネ基準でも、IV地域の断熱材の厚さは、以下が必要です(充填断熱の場合)。
・10Kグラスウール:屋根断熱230mm or 天井断熱200mm
・高性能16Kグラスウール(24K相当):屋根断熱185mm or 天井断熱160mm
・硬質ウレタンフォーム(1種A):屋根断熱160mm or 天井断熱140mm
・硬質ウレタンフォーム(3種B):屋根断熱130mm or 天井断熱115mm
当然、上より下の方が価格は上がります。
グラスウール系の屋根断熱施工は断熱欠損なく施工するには極めて難しく、10Kのグラスウールでは断熱材が垂れ下がってくるのでほとんど使用しません。
また、天井断熱の場合、知識のない工務店では天井裏にアバウトに敷くだけですので、隙間からどんどん熱が浸入して役にたちません。これはグラスウールでもウレタンボードでもほぼ同じです。
2Fリビングで天井有りでしょうか、天井無しでしょうか?天井があれば天井裏の空間と天井の石膏ボードで多少の断熱効果が得られるため、断熱材の厚さを薄くすることが出来ます。しかし、天井裏はとんでもない暑さになってしまいますから、天井裏の換気が必須です。
天井裏に気密シャッター付き換気扇を設けるなど、熱気を排出するの工夫が必要です。何故気密シャッター付きが必要かというと、冬場の冷気の侵入を防ぐためです。
2Fが天井無しで吹抜構造ですと屋根断熱をしっかりやるしかありません。断熱材をいくら厚くしても限界がありますから、屋根の棟に棟換気を設け、軒天裏の有孔ボードから棟換気への空気の流れを形成して、屋根からの熱気を逃がす方法がよいでしょう。
コストを考えれば、多少断熱性が不足しますが、天井裏への10Kグラスウール100mmの2重貼りが最も安く済むでしょう。但し、1重目のグラスウールの継ぎ目に2重目のグラスウールの継ぎ目がこないように、継ぎ目を隠す施工をするよう指示することが大切です。また、壁と天井裏の断熱材との境をしっかり目張りして、隙間が生じないようにすることも重要です。
それから、ガルバリウム鋼板屋根には断熱材付きの商品もありますので、断熱材付きのものを選定して下さい。雨音も随分軽減されます。
それでも、2Fが暑くなるのは間違いありませんので、天井裏の換気を併用するようにして下さい。
設計段階とのことですので、何とでもなるような気がしますが、断熱にあまり知識がない工務店のようですので、自分で勉強して指示するしかありませんね。
2Fの暑さは屋根からの熱気だけでなく壁や窓からもあります。壁の断熱性能は十分ですか?窓の断熱性は十分ですか?これらも含めて総合的に対策を考えた方が良いでしょう。
この回答への補足
丁寧にご回答を頂きありがとうございます。
記載が足らず失礼しました。天井有りの充填断熱です。
0.5寸勾配で屋根裏空間が少ない(薄い)事から、グラスウールなど
厚い断熱材ですと、ただでさえ少ない空気層を更に圧迫するのではない
かと思い、ウレタンボードなどの薄くて熱抵抗の高い断熱材が良いのでは?
と考えております。
また、断熱欠損の考えから○○フォーム=吹付?のようなものが良いのは
承知しておるのですが「費用が高いですよ」と言われており、腰が引けて
いるのもウレタン"ボード"が良いのではと考えている理由です。
換気扇が非常に有効であるのは想像に難くないのですが、機械式ですと
イニシャルだけでなくランニングのコストが必要になると思われるため、
第一優先案としては自然換気+断熱でなんとかなれば…、不足しそうならば
換気扇で強制的に熱排気が費用対効果に優れるような気でいます。
>>天井裏への10Kグラスウール100mmの2重貼りが最も安く済むでしょう。
但し、1重目のグラスウールの継ぎ目に2重目のグラスウールの継ぎ目が
こないように、継ぎ目を隠す施工をする~
非常に魅力的なご提案を頂きありがとうございます!天井裏の空間が少ない
ことからウレタンボード×2重でご教授頂いた継ぎ目をずらす的な施工ですと
どうでしょうか?また、ガルバリウム屋根の発する音にも恐れておるのですが、
ウレタンボードですと遮音性はどうなのでしょうか?かなり調べたのですが
見付けることができませんでした。
ガルバリウム鋼板の断熱材付について調べているのですが、ガルバリウムを
シルバー色などで使用すれば日光を反射し、輻射熱には強いらしい話がある
代わり、熱された屋根の熱伝導で断熱素材自体が直に熱されては駄目で、
屋根と断熱材の間に空気層が必要である上、屋根に付いている断熱材は厚みが
薄いためにろくに役に立たない役に立たない的な話を確認したのですが、
実際のところどうなのでしょうか?
壁や窓などについても脆弱であろうことは理解しておるのですが、
情けないことに全体を強化するには予算的な縛りがあるもので、
コストパフォーマンスを考えた際に「天井断熱」だと考えています。
工務店曰く、窓の熱損失が最も大きいからやるなら窓だと言って
いましたが、本やネットではまず「天井」と書かれていたため、
そちらの信用度を重んじてしまっています。
そもそも間違っておりますでしょうか?
質問ばかりで大変恐縮ですが、tkofji さんがご指摘の通り、断熱にあまり
知識が無いと思われる工務店のため、必死で勉強したり、このような場で
相談させて頂いております。長文で大変失礼致しました。
差し支えなければ、改めてご教授頂けると幸甚にございます。
No.1
- 回答日時:
グラスウール 10kg品を使用するのですか。
16kg品の方が良いように思えるのですが。これは外壁面や天井裏にいれます。グラスウール 密度 で検索してみて下さい。使用例等があると思います。
硬質ウレタンボードの場合は鋼板のしたにいれます。これはメーカーの工法によっていろいろあります。
これらは裏付けをとって使用していると思います。
たとえば元旦ビューテイに横吹きがかいてありその中に絵が記載されています。たぶんヨドコウでもあると思います。木造りではないのですが鉄筋コンクリートのスラブでヨドコウの段葺きでウレタンボードを使用した記憶があります。
この場合はF3という高密度のものを使用しました。
これは断熱の為です。厚みを持たせるので瓦のように重量感がでたように記憶しております。
いずれにしてもなれた屋根屋さんがメーカー仕様で施工しないといろいろ問題が発生するかもしれません。
早速ご回答を頂きありがとうございます。
>>いずれにしても慣れた屋根屋さんがメーカー仕様で施工しないと色々と問題が発生
依頼している建設会社の断熱や換気に対する知識が乏しい気配があり非常に不安です。
実際に施工する「ビルダーさんはしっかりしているところだから大丈夫です」と
言われるだけじゃ分かりませんし…。
施工者さんについても詳しく聞いてみたいと思います。
どうもありがとうございました。
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