いつまでデフレがつづくのでしょうか?すでに20年続いています。
デフレ状態は、預金金利が限りなく0に近くなります。
国の税収も少なくなり、そのことで国債を乱発するようになります。
そこで質問・教えてください。
(1)いつまでデフレがつづくのでしょうか?
(2)いつまで円高がつづくのでしょうか?
(3)円安になる可能性はありますか?
(4)乱発した国債のいくえは、国債の返済はできるのでしょうか?
(5)今まで行った政府・日銀のデフレ対策は、効果があったのでしょうか?
(6)ギリシャのように国家破産状態になる可能性は?
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
仰る通りですね。
ホントにいつまで続くんだろうかと疑問に思っている人は多いと思いますし、日本経済の長期沈滞に疲れてきた国民の姿をしきりに感じます。ore100さんの質問も、そうした長期沈滞による疲れから来るものであろうと推察致します。
結論から申せば、デフレは日本の中心産業がモノ作り・製造業を脱する事をしない限りは終わる事がありません。その事に、国民一人ひとりが気付き、国民の消費パターンや感動パターンが変化する事によって、長期沈滞を終わらせる事が出来ます。
ですので、日本の中心産業がモノ作り・製造業のまま・・・だったと仮定してお応えしてみようと思います。
>(1)いつまでデフレがつづくのでしょうか?
いつまでも・・・です。
日本の中心産業がモノ作り・製造業を脱する事なく、そして日本人一人ひとりの感動パターン・消費パターンが今までと変わらず、生理欲求~認定欲求までの下位欲求に焦点が当たっている場合は、終わりなきデフレです。
インフレ・デフレの判断は、数値的なものによってなされていますので一時的な変化でしたらありえるでしょう。例えば、金融政策や通貨政策ですね。ですが、それは目先の事であったり、数値的な調整に過ぎません。
本質は、いつまででもデフレですから時が来たら直ぐにデフレに戻ります。
>(2)いつまで円高がつづくのでしょうか?
いつまでも・・・です。
基軸通貨のドルがどんどん価値が下がる様になっています。これはユーロもそうでして、資本主義の秩序を創ったアメリカ・西洋が、経済の方向性を失い、経済のエンジンも失っているから起きています。
そして、失ったものをアメリカ・西洋の認識方式・思考方式によって取り戻す事は不可能です。認識方式・思考方式のパラダイムが転換する必要があるのですが、そのパラダイムに乗っかったままですと、その流れから脱する事が出来ません。
モノ作り・製造業は、イギリス産業革命から出発した原理を技術化・商品化したものですので、オリジナルは西洋です。故に、この産業は土台がアメリカ・西洋である為に、認識方式・思考方式が西洋式であるため、円高の影響を諸に喰らってしまいます。
同時に、国内の需要を活性する原動力にはなりえません。
新しい産業が必要です。
それをしない限りは円高が手痛いダメージとなり続けるでしょう。
>(3)円安になる可能性はありますか?
可能性という話ではゼロではありません。ですが、限りなくゼロに近いです。新しい産業に中心が移動すれば話は別ですが、モノ作り・製造業に中心がある以上は、限りなくゼロに近い可能性ですね。円高(というよりもドル安)はまだまだ続きます。
終わりは見えません。
そこを覚悟して、日本は新しい道を選択せねば未来がありません。
>(4)乱発した国債のいくえは、国債の返済はできるのでしょうか?
このままでは返済が不可能です。
今も未だ、益々国債が積みあがります。
新しい需要を創出する産業が生まれない限りは、経済成長が見込めません。成長が見込めないのに返済が出来ようハズがございません。今の日本は、モノ作り・製造業からでは経済成長が果たせない様に完璧に仕組みが出来上がっております。
故に、モノ作り・製造業に中心がある以上は、返済は絶対に不可能です。
>(5)今まで行った政府・日銀のデフレ対策は、効果があったのでしょうか?
悪影響が出た、益々ひどくなった・・・と言う意味で効果がありましたでしょう。
良い効果があったか?・・・という意味では、勿論良いハズはございません。
ですが、これも新しい産業が日本から創出されて、需要市場を刺激するものでしたら、今までの損失を補いながら、引っくり返せいていく事も可能です。経済は、一時的な判断や局所的な判断は出来ないものです。
例え、今までは効果が悪い方へ出ていたとしましても、そのバランスを逆側へと働かせればよい方へ出るものです。その方向性とエンジンを、日本のリーダーシップが理解していないだけです。
>(6)ギリシャのように国家破産状態になる可能性は?
国家破産は、日本の国民一人ひとりが日本に対して諦めたら、その瞬間からおきる事でしょう。
ですが、僕は国家破産は起きないと観ています。
財政破綻ならば起きる可能性があるかもしれませんが、日本人一人ひとりは実は危機に強いんです。ですので、財政破綻が起きて、日本に対して危機意識が高まったら、国家が破産しない様に急速に団結します。
日本は、危機が深ければ深い程、いつもチャンスへと転じてきました。
歴史を観れば明らかです。
黒舟来航時には明治維新を切り開き、
第二次世界大戦時にはMade in Japanの躍進があり、
どちらも自らを反省し大きく変化させる事で世界にまで影響を与えています。
スゴイ国ですよ、この国は。
今、3.11の東日本大震災という危機が来ています。
日本国民一人ひとりは急速に自らを反省し変化させる事に気付いています。
モノ作り・製造業に中心を置いてきた事を反省し、新しい産業を創出する事を本気でやりだした時には、今までの様にたった何十年の間に世界を驚愕させる経済復興と日本の高度経済成長を果たす事が出来ます。
今までの日本経済の長期沈滞は、アメリカ・西洋を土台としてきたからです。ここから、全く新しい道を切り開き、日本国内に需要が溢れる産業をブームにさせる事です。
如何でございましょうか?
日本の中心産業をモノ作り・製造業においたままの場合ですと、
>(1)いつまでデフレがつづくのでしょうか?
いつまでも。
>(2)いつまで円高がつづくのでしょうか?
いつまでも。
>(3)円安になる可能性はありますか?
局所的なのを除けば可能性はゼロ。
>(4)乱発した国債のいくえは、国債の返済はできるのでしょうか?
出来ません。
>(5)今まで行った政府・日銀のデフレ対策は、効果があったのでしょうか?
ありません。
>(6)ギリシャのように国家破産状態になる可能性は?
日本の国民性、日本の心はポテンシャルが凄まじいです。
国家破産の状況はあっても、国家破産には至りません。
財政破綻が起きたとしても、日本は必ずひっくりかえします。
その様になります。
ですが、できれば財政破綻が起きた後のハードランディングよりは、それまでにしっかりと準備したソフトランディングがいいですよね。その場合は、モノ作り・製造業の中心産業を即刻辞める事と、国民一人ひとりの消費パターン・感動パターンを、生理欲求~認定欲求に置くのではなく、上位欲求である自己実現欲求・自己完成欲求・自己超越欲望へと上昇させる事です。
同時に、自己実現欲求・自己完成欲求・自己超越欲望を満たす産業を中心に据える事です。
それで、上記の質問は全て解消できます。
如何でございましょうか?
No.8
- 回答日時:
基本的にデフレ期は2005年頃に終わりが始まっています。
その後のリーマンショックなどの大不況要因によって大きなマイナス要因が生まれたことで恐慌直前、デフレの再来という自体に陥りましたが、一定の市場の健全さが保たれていれば現在は世界的にインフレ傾向へと動いています。これは資源の値上がり、その値上がりに対応しての途上国の賃金上昇が主な要因であり、途上国に生産移転を続けてきた日本などはそのインフレ圧力を大きく受けています。
ただし政府がデフレ促進政策をとるとまたデフレへ向かう可能性もまだまだあります。例えば、規制緩和などを成熟産業へ行うと潰し合いのデフレを促進し経済に大きなマイナス効果をもたらします(成長産業への規制緩和は経済成長要因としてプラスに働きます。)
昨今話題のTPPは大きなデフレ促進政策になります。米国のドル安政策とそれをあてにした米国のサービス輸出(金融、医療、IT、保険)がなだれ込んでくることとなると、大デフレ要因として機能することで日本市場でこれまで以上のデフレ促進という自体になります。
No.7
- 回答日時:
(1) いつまでデフレがつづくのでしょうか?
当たり前ですが、平均世帯の年収(=可処分所得)が上がるまでです。
(2) いつまで円高がつづくのでしょうか?
当たり前ですが、国内株式が高くなるまでです。
(3) 円安になる可能性はありますか?
当たり前ですが、国内株式が高くなると可能性があります。
(4) 乱発した国債のいくえは、国債の返済はできるのでしょうか?
乱発した国債は、金融・企業の投資先となっています。
企業からの税収が増税や景気回復で好転した場合、返済可能になります。
(5) 今まで行った政府・日銀のデフレ対策は、効果があったのでしょうか?
はい。政府・日銀の可能な金融施策の範囲で、企業の投資活動に対しては効果がありました。
いいえ。企業の非生産活動の引き締め等の、直接的な関わりがされてこなかった分、個人消費に対しては効果がありませんでした。
(6) ギリシャのように国家破産状態になる可能性は?
「ギリシャのように」という前提としては、可能性はありません。
No.6
- 回答日時:
(1)いつまでデフレがつづくのでしょうか?
私なりの答え=政府と日銀が、政策を変えない限り、一般物価は上がりようがない。食品やエネルギー価格は、多少上がるかもしれませんが、一般物価は、上がりようがない。
(2)いつまで円高がつづくのでしょうか?
私なりの答え=これも(1)と同じ答え。政府が増税と国債増発をやると、市中の金利が上がる圧力(国債増発の為)と増税(デフレ圧力)により、市中金利の上昇により、名目金利が上がり、デフレ圧力により、実質金利ががりますから、ダブルで円高圧力です。これをはじき返して、ドル高になるためには、アメリカの実質金利ががるしか、円高圧力を緩和する要因が見当たらない。FRBは、まだまだ、金利操作はしないらしいですから、当分、円高は続く。アメリカの場合、インフレですから、実質金利は低く、名目金利も押さえ込んでいますから、どう考えても、ドル円だけ見たら、円高圧力が強い。
(3)日本の金融緩和が、一応、6月に来そうですが、白川総裁は、おそらく、小出し政策に終始するのではないでしょうか?ですから、6月に金融緩和に日銀が出ても、そんなに円安にはならないと見る。
(4)乱発という言葉は良くない。乱発という言葉を使う場合、返済原資もないのに、国債を発行しまくって、最終的に、中央銀行に引き受けさせるようなことを言いますが、日本は、国債を発行しなくても、15兆円ぐらいの財源はすぐに出てきます。みんなの党の江田憲司幹事長が、その点を指摘していました。ですから、返済財源もあるということです。
(5)今まで、政府がやったデフレ対策、この場合、不況対策ですが、やるにはやっていますが、小出し。日銀の対策は、ほぼ無回答。日銀が、国債を買うといっても、実際はあまり買っていない。今回は、地震でかなり資金を突っ込みましたけど、日銀が政策決定会合で、金融緩和を否決したことからも分かるように、いつもデフレ対策には、超消極的。
ギリシャのように国家破産状態になる可能性はは、今のところ、全く考えられない。国債が目先的にデフォルトするような国家の通貨が、こんなに買われるわけないし、株式も、どんどん売られないといけない。でも実際どうかというと、国債価格は安定的。株価や地価などは、デフレのため、あまり上がっていませんが、それは、国家破産リスクに反応しているというよりは、デフレリスク(不況)によるものと考えられる。
No.5
- 回答日時:
確かにデフレはうんざりしますね。
円高とデフレの関係は岩田規久男先生が指摘していて、円高になるとデフレになるとおっしゃってます。経済の統合が進み、世界経済が経済学の原理どおり賃金の安い国に労働集約的産業が移転し、先進国の賃金が下がり続けるかぎり、デフレ傾向は続きます。現在は新興国が豊かになり、資源も希少になりつつあり、値段も上昇し、新しいインフレ傾向がでてきます。世界の豊かさを実現するのは今まで良かったのですが、現在は本当は制約する壁にあたりつつある段階かもしれません。新興国の中間所得層の成長によるものは世界経済の成長のエンジンです。その魅力は捨てがたいし、維持することで世界同時不況を防ごうとするでしょう。
これは先の話ですが、アメリカの現在の量的に資金をいれているのを終焉し、バブルから状況がかわるかもしれません。新興国はその制約にあたり、今度は資源の持つ国が成長し、経済構造もかわるのかもしれません。それは5年10年単位での新しい潮流と考えてもいいかもしれません。経済成長力よりも資源の希少さに対する意識に変わった段階から日本のデフレも変化するのかもしれません。
No.4
- 回答日時:
これらの問題の根本には共通の課題があります。
それは日本が未だに官僚制民主主義国家という、新興国型の国家体制を維持している点です。日本が新興国であった時代には優れた制度でしたが先進国となってからは足を引っ張る制度なのです。これを改め三権分立型の民主主義国家を創ればこれらの問題は自ずと解決の方向に向かいます。残念ながら殆どの日本人がその点を理解していないんですね。だから財政破綻まで行ってしまうと思っています。(1)の問題は資本の自立的再生産ができないからです。なぜできないのかと言うと規制のためです。しかし官僚は規制をしなければ生きていけません。なぜなら官僚は取締役でもなく、特別公務員でもないからです。つまり責任が取れないので硬直的な制度(規制)で身を守るしかないのです。官僚が悪いのではなく官僚制度が悪いのです。
(2)農業等の規制のために内需型経済が自立成長できません。そのため輸出で経済を支えるしかなく、貿易黒字は構造的に続き、円高を止めることは難しいのです。
(3)貿易収支以外の国際的要因により起こることはあるでしょうが特殊要因のため、予測は不可能です。
(4)官僚制度を維持するためには天下り先の拡大が必要です。そのためには支出を拡大するしかありません。返済するくらいのお金があるなら、支出にまわすでしょう。
(5)燃料パイプが詰って加速しない車にガソリンを足してアクセルを踏んでも加速はしません。パイプ詰りの原因、つまり規制の大改革をしない限り経済は加速しないのです。
No.2
- 回答日時:
(1)いつまでデフレがつづくのでしょうか?
インフレ、デフレは結局のところ需要が多いか少ないかですから、需要が安定的に
増加する、すなわち名目GDPが安定的に増加しないとインフレにはなりません。
発展途上国がデフレの原因なら先進国すべてがデフレになっているはずですが、
そうではありません。ですから、少なくとも発展途上国がデフレの主因ではありません。
(2)いつまで円高がつづくのでしょうか?
デフレ脱却の方法である(1)の名目GDPを安定的に増加させる方法が
各説入り乱れて明確ではないため、いつまで続くのかも明言できません。
(3)円安になる可能性はありますか?
(2)の裏返しですが、デフレから脱却する方法が明確ではないということは、
逆に言うと、いつどのようにインフレになるのかも明確ではないということです。
つまり、いつでもインフレになる可能性はあるということです。
(4)乱発した国債のいくえは、国債の返済はできるのでしょうか?
返却すること自体は難しくはないです。要するに政府の収入を増やし支出は
減らして差額を返済にあてるだけのことですので、それが経済に与える影響を
無視すればいつでもやれます。
(5)今まで行った政府・日銀のデフレ対策は、効果があったのでしょうか?
効果があったかどうか明確ではありません。
政府・日銀が対策を打ったから、この程度ですんでいるという見方もありますし、
逆に政府・日銀の対策がよくなかったからデフレが続いているという見方もあります。
(6)ギリシャのように国家破産状態になる可能性は?
どの国でも破産する可能性はあります。日本だけではなく米国もありえます。
EUもどうなるかわかりません。中国もインドも破綻する可能性はあります。
No.1
- 回答日時:
(1)いつまでデフレがつづくのでしょうか
中国、インド、東南アジア等の発展途上国の給与水準が先進国並みになるまでです。
(2)いつまで円高がつづくのでしょうか
日本の経済力(資産を含めた)が相対的に低下したことがはっきりするまでです。
(3)円安になる可能性はありますか
対ドル、対ユーロに関しては当面望み薄です。
(4)乱発した国債のいくえは、国債の返済はできるのでしょうか
今後の政局次第でしょう。
(5)今まで行った政府・日銀のデフレ対策は、効果があったのでしょうか
残念ながら見てのとおり景気浮揚するには至っていません。
(6)ギリシャのように国家破産状態になる可能性は
借金体質から抜け切れない場合は、遅かれ早かれそうなります。
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