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和音のそれぞれの構成音の望ましい音量バランス、または比などが記述されている文献を教えていただけないでしょうか。

A 回答 (3件)

 和音の音量バランスは大切、とよく言われますが、何が正しいバランスか、ということに対しては答はないのではないかと思います。


 和音の音量バランスは、一種の「音色」のようなもので、いろいろな変化があるから価値があるので、一律に同じ和音や音色が並んでいたら、「違い」の美学は成立しなくなります。
 理論ではなく、耳で聴いた感性の問題と考えた方がよいのではないでしょうか。優秀な演奏家は、経験からそれを学び、音楽表現の中でいろいろなニュアンスの違いを使い分けているのだと思います。

 また、和音を構成する一つ一つの音も、正弦波のようなものではなく、それぞれの楽器の音色を持った音なので、基本振動数以外のさまざまな倍音を持っています。和音は、基本振動数の重ね合わせというだけでなく、これらの倍音の重ね合わせでもあるわけです。従って、元の音の音色によっても、和音の音量バランスは影響を受けます。
 さらに言えば、純正律での和音と、平均律での和音では全く響きが違いますので、両者に共通の「望ましいバランス」は存在し得ません。

 私も浅学なので「そのような文献はない」と断定はできませんが、あってもほとんど役に立たない文献であることは間違いないと思います。要は、「理論的に追求してもあまり意味のない問題」ということだと思います。

この回答への補足

そうなんですが、なにも具体的な数値を求めているわけでもなく、一般的に言われていることの文献が欲しいです。
例えば、他の音に対して「第三音は弱めが望ましい」などです。

補足日時:2011/10/04 06:30
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こんにちは


質問者さんのメッセージから最初は合奏体の全体バランスかなって思いましたが

>例えば、他の音に対して「第三音は弱めが望ましい」などです。

 長3和音を響かせる方法のようですね。
 長短和音に限らず響かせる(=調和)基本は、自然倍音の「音程」にあります。
 つまり純正調あるいは純正律の音階(の音程)であれば純粋な響きを得られます。

 しかし12平均律では和音が濁るように音程を決めているので純粋な響きは得られません。妥協の産物として特に純正律に対して音程の狂っている12平均律の音は小さくするというテクニックが生まれたのです。

 なので、#1の回答者のメッセージあるようにそのテクニックだけの文献はないでしょう(まずい音を小さく演奏するだけなので)。
 しかし音響学では純正律が純粋な和音の響きが作れる理由とか12平均律ではなぜ濁るかといった理由を物理的に教えてくれますし、実際の現場でどうのようにトレーニングをしたら気持ちの良いハーモニーを演奏できるかといったことを合奏技術の方で学ぶことが出来ます。

 純正律と12平均律で大きく違っている音は長三和音および短三和音の三度音程に当たる音が相当します。
 精密には12平均律の五度音程もわずかですが狂っているのですが実用上合奏で救えるので余り問題にしないのです。

 #1の回答者さんの補足のようなメッセージですが質問者さんの期待する回答になったでしょうか(^^;
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和音を同時に同じ力で弾くと響きが悪いと言うのは


昔から知られていて、バッハの次男のエマヌエルは
自著の「クラヴィーア奏法への試論」の中で抽象的な表現
ですが言及されています、ほかにチャールズ・ローゼン
の「ピアノノート」の中には具体的に書かれていたような
記憶があります、学生時代に再現実験を行ったのですが
その際の元の文献の具体名は記憶にないですが、図書館
にはレポート類を含め色々ありました。
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