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元素と単体は同じ名前で呼ばれることが多いが、日本では、
元素は物質を構成する基本的な成分
単体は実在する物質
をあらわす

と辞書に書いてありました。

他の国では“simple”と“atom”があらわすものは違うのでしょうか。

A 回答 (3件)

#1です。



>世界共通の定義なのでしょうか?

そうです。

wikipediaで調べてみて下さい。
日本語版を見た後で英語版も見て下さい。

「分子」という言葉はあいまいさがないように思えますがそうではありません。古い辞典を見ると違っている場合がありますので注意が必要です。違いのポイントは「原子2つ以上を含む」というところです。「単原子分子」という存在を認めている記述があるのです。理化学辞典でも化学辞典でもです。これは物理系の人が化学で発展してきた考え方の流れとは関係なしに「小さな粒子」という意味で使っていたものが学術用語のような扱いの中に入ってきてしまったものです。「分子」という言葉は数学の分数でも出てきます。以前は「危険分子」という言葉が新聞に使われていたことがあります。化学用語の意味を考える時にそういう風な意味があるという事を問題にする必要はないはずです。でも「単原子分子」を化学で考える「分子」の中に含めてしまいました。これは理論物理に対する化学分野の人の持っていいるコンプレックスの表れだろうと思います。かなりの混乱がありました。こういう混乱に終止符を打つためにIUPACという物理と化学の国際的な学会組織が1994年に「2つ以上の原子を含む」という定義を勧告しました。最近出版された辞典類では「原子を2つ以上含む」という表現になっていると思います。

>辞書に書いてありました。

どういう辞書でしょうか。

単体はsimpleではなくてsimple substanceです。

元素elementはギリシャ時代から使われている言葉ですが意味は異なります。
2000年経っているのですから意味が変わってくるのは当然です。でも物質を構成する基本的な要素とはどういうものだろうかという問いから出てきた言葉であるという流れは踏まえています。

自然界をどういう風に認識していたかの段階を抜きにして言葉の意味を固定的に考えても仕方がありません。
原子atomという言葉はギリシャのデモクリトスによって使われだしたものだと言います。でもその当時の意味と現在での意味とが同じであるとは言えないことは明らかだろうと思います。

辞書に載っていたという記述はどういう段階での認識を踏まえてのことなのかがよく分かりません。かなり古い(100年以上前)内容であることは確かです。
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この回答へのお礼

詳しい説明ありがとうございます。
おそらく私が見た辞書がかなり古かったのだと思います。
二つの違いを理解することができました。
回答ありがとうございました!

お礼日時:2011/10/31 23:22

simple ってなに?

この回答への補足

失礼いたしました
Atom=原子
Element=元素
simple=単体
です。

補足日時:2011/10/30 21:31
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現在の高校の教科書には



原子:  物質を構成する基本粒子
元素:  原子の種類(同じ元素に属する原子は化学的性質が同じである)
元素記号:原子の種類を表す記号
同位体: 同じ元素に属するが質量が異なる原子
単体:  一種類の元素だけでできている物質
化合物: 2種類以上の元素でできている物質
分子:  2つ以上の原子を含む、独立して存在することのできる中性の粒子
     (分子に含まれている原子の種類、数、結合の順番などが異なれば異なる分子である)
異性体: 含まれている原子の種類、数は同じであるが結合が異なる分子はたがいに異性体である

と書かれています。

この回答への補足

回答ありがとうございます。
それぞれの定義について理解することができました。
それは、世界共通の定義なのでしょうか?

補足日時:2011/10/30 21:32
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