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19世紀のヨーロッパでは金本位制が布かれ、それに伴って金貨が作られていたようです。
日本でも明治30年に貨幣法が施行され、金本位制になったようです。
そこで疑問が一つ。本位貨幣というのは、その金貨に書いてある額面と実質的な金の
地金価値が全く等しいというのが条件ですよね。当然金地金の公定価格が安定していないと
いけないのですが、硬貨は流通すれば磨耗しますよね。今普通に使っている10円玉や
100円玉も古い時代のものは、かなり磨り減っていて文字が読みにくくなっていますよね。
金貨なら柔らかいですから、磨耗の度合いも大きいと思うのですが、そうすると、
たとえば同じ10円金貨でも、出来立ての流通していない物と、かなり流通している物では、
厳密に言えば重さが違いますよね。管理通貨制度なら全く問題にならない話ですが、
金貨が本位貨幣であるならば、この磨耗に対して重量が減少することに対して何か
対策と言うか法律はあったのでしょうか?
磨り減った10円金貨では最早10円分の金は含まれないということになると思うからです。

A 回答 (2件)

こんにちは、珍しい所でお目にかかりましたね。



で、回答ですが、ちゃんとそのような法律はあるんですよね。法的に金本位制(もちろん金貨本位制)が最初に導入されたのはイギリスで1816年です。それで、当時はソベリン金貨という1ポンドの金貨が存在して、これが唯一の無制限法貨でした。この金貨は22金製で、重量7.98805g(123.27447グレイン)ありましたが、実は通用最低重量というのが決められていてそれは123.074グレイン以上でした。ですからこれ以上に磨耗した金貨には無制限通用力は無かったということです。

その後フランスやドイツも金本位制(金貨本位制)に移行しましたが、調べていませんが同様の法律はあるはずです。また金地金本位制になったのもう少し後で、やがて金為替本位制に移行し、それが崩壊した後はSDR本位制(実質的)などに変わって管理通貨制度になりました。

もし本位金貨が流通していたなら、この最低通用重量ギリギリまで削って、その削りカスを貯めておけば、タダで金が手に入るという、愚かな話を高校時代の経済の先生が教えてくれたことを思い出しました。
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この回答へのお礼

あらFrozenさん、お久しぶりです。実は娘に金貨のことを色々聞かれましてね。
私も金貨のペンダントを持っていますので、その金貨が流通していた頃の背景が気になって質問しました。
やはり法律はあるのですね。でも1グレインもない僅かな磨耗でも通用しなくなるのですね。
どうやって検査したのでしょうね。興味あります。
いつも回答いただきありがとうございます。とても勉強になります。

お礼日時:2012/06/03 00:09

あなたは金本位制の定義から間違って覚えています



長々と書くのはめんどくさいので まずは基礎のこれでもどうぞ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E6%9C%AC% …
近代の金本位制とは 金地金本位制のことであって金貨本位制ではありません。

この回答への補足

>近代の金本位制とは 金地金本位制のことであって金貨本位制ではありません。

そのようなことを聞いているのではありません。本位金貨の磨耗による実質的価値減少に関する
法的な処置がとられたかが聞きたいのです。
それにWIKIPEDHIAの情報を全て鵜呑みにはしていません。

補足日時:2012/06/01 17:48
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