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B種接地は低圧の電路と高圧の電路を接触させたとき、低圧側の電圧を上昇させないようにするための接地であり次のようになります。
150ボルト÷高圧電路の1線地絡電流=各需要家のB種接地抵抗の上限値
ここで不思議なのが高圧電路の1線地絡電流が電力会社の変電所毎に異なることです。
配電用変圧器の接地抵抗を同じにすればB種接地抵抗は日本中同じに出来ると思いますが?

A 回答 (2件)

>配電用変圧器の接地抵抗を同じにすれば



配電用変圧器は基本的に接地されていません。 非接地系が採用されています。
GPTなど接地されているところはありますが、GPTの3次制限抵抗により、1次側に換算すると非常に大きな抵抗が入っていることになります。
このため、この回路からの地絡電流の帰還は制限されて地絡電流の大きさの決定の主たる要因になりません。
非接地系の地絡電流値の主たる要因は主回路の対地静電容量になります。

あとは#1さまの通りです。

参考URL:http://www.actv.zaq.ne.jp/gaagc102/frame1.htm
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この回答へのお礼

回答有難うございます。

お礼日時:2012/10/25 20:05

一線地絡電流を算出する公式をご存知でしょうか?


 Ig = 1 + (V' ・ L / 3 - 100) / 150 + (V' ・ L' / 3 - 1) / 2
 (小数点以下切り上げ)
  V': 公称電圧 / 1.1
  L : 絶縁電線長
  L': ケーブル長
になります。(電技解釈 第17条第2項第二号)

ケーブルを架空敷設する場合もありますが、一般的に絶縁電線は架空線路を、ケーブルは地中線路を指しています。
それぞれを分けて計算している理由は、対地静電容量が違う為です。
そしてそれが、一線地絡電流量に影響してしまうという事です。

変電所にある遮断器の許容電流は決まっているので、1回線が市街地では狭範囲を、郊外では広範囲を受け持つ事になります。
市街地では地中線路の割合が多く全体長は短い、郊外では架空線路長の割合が多く全体長が長い傾向になります。
こういった地域の傾向に左右されてしまうので、一線地絡電流値を全国統一出来ないのです。
ただ電力会社は、3~5A以下になるよう線路長を考慮し経路を設計しているそうです。
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この回答へのお礼

回答有難うございます。

>ただ電力会社は、3~5A以下になるよう線路長を考慮し経路を設計しているそうです。

貴重な情報有難うございます。

お礼日時:2012/10/25 20:04

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