A 回答 (1件)
- 最新から表示
- 回答順に表示
No.1
- 回答日時:
取得されたマンションは、鉄筋コンクリート造・住宅用の法定耐用年数47年として回答します。
償却資産を取得し非業務(自己居住)用から業務(賃貸)用に転用した場合
1.最初に非業務用期間における減価の額を計算します。
2.次に転用後の減価償却費の計算をします。
国税庁>タックスアンサー>No.2109 新築家屋等を非業務用から業務用に転用した場合の減価償却 (具体的な計算)
http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2109_qa.htm
1.次の計算式にて転用時迄の非業務期間の減価の額を計算します。
(この計算は常に旧定額法で計算します。)
非業務期間の減価の額=取得価額×0.9×旧定額法の償却率×非業務用期間。
非業務用の耐用年数、法定耐用年数の1.5倍とし、1年未満の端数は切り捨てます。
非業務用期間に1年未満の端数が生じた場合は、6か月以上は1年とし、6か月未満は切り捨てます。
転用時の未償却残高=取得価額-非業務期間の減価の額。
国税庁>質疑応答事例>非業務用資産を業務の用に供した場合
http://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/sh …
鉄筋コンクリート造・住宅用の法定耐用年数は47年です、
非業務用の耐用年数、法定耐用年数47年×1.5=70.5年(1年未満の端数は切り捨て) → 70年。
旧定額法70年の償却率は0.015。
非業務用期間は、取得H12年2月~転用年月の前月H24年8月=12年7か月(6か月以上は1年とし) → 13年。
非業務期間の減価の額=7,000,000×0.9×0.015×13年=1,228,500円、
転用時の未償却残高=7,000,000-1,228,500=5,771,500円。
2.平成19年3月31日以前取得の旧定額法の計算式
償却費=取得価額×0.9×旧定額法の償却率×使用月数÷12。
期末残高=取得価額又は転用時の未償却残高-償却累積額。
供用開始1年目の使用月数は開始月と決算月の両方を含めます、2年目以降は12か月とし、12か月÷12は計算上省略出来ます。
取得価額の95%に達する迄は上記の計算式で計算します。
前年の(期末残高-取得価額の5%)の金額が前年の償却費を下回る年が95%に達する年です。
償却累積額が取得価額の95%に達する年の償却費=前年の期末残高-取得価額の5%、
期末残高=取得価額の5%。
95%に達した翌年より、残り5%より1円を控除した金額を5年間で均等償却します。
均等償却費=(取得価額の5%-1円)÷5年≒取得価額の1%、
均等償却5年目の期末残高に1円(残存簿価)を残します。
国税庁>タックスアンサー>No.2105 旧定額法と旧定率法による減価償却(平成19年3月31日以前に取得した場合)
http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2105.htm
H12年2月に700万円で鉄筋コンクリート造・住宅用・法定耐用年数47年を自己居住用として取得、平成24年9月より賃貸に転用した場合の償却費の計算例、
旧定額法47年の償却率0.022。
H24年分の償却費=7,000,000×0.9×0.022×4か月÷12=46,200円、
H24年分の期末残高=5,771,500(転用時の未償却残高)-46,200=5,725,300円。
H25年分~H62年分の償却費=7,000,000×0.9×0.022=138,600円。(38年間同一金額)
H25年分の期末残高=5,771,500-46,200-138,600=5,586,700円、
H26年分の期末残高=5,771,500-46,200-138,600×2=5,448,100円、
H27年分の期末残高=5,771,500-46,200-138,600×3=5,309,500円、
H28年~H61年分の期末残高は計算して下さい、
H62年分の期末残高=5,771,500-46,200-138,600×38=458,500円。
H63年、(前年の期末残高:458,500円-取得価額の5%:350,000円)が前年の償却費:138,600円を下回り、95%に達する年です。
H63年分の償却費=458,500-350,000=108,500円、
H63年分の期末残高=350,000円。
H64年分~H67年分の償却費=70,000円。(1%均等償却、4年間同一額、摘要欄へ「均等償却」と記入)
H64年分~H67年分の期末残高=28万円(H64年分)、21万円(H65年分)、14万円(H66年分)、7万円(H67年分)。
H68年分の償却費=70,000-1円=69,999円、(摘要欄へ「均等償却」と記入)
H68年分の期末残高=1円。(償却完了)
この回答へのお礼
お礼日時:2013/01/19 15:10
早々の回答有り難うございます!
自己居住用から賃貸用に切り替える際に、どの償却率を当てはめればよいのかがよく分かりました。
おかげさまで申告の準備が進められます。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- 会計ソフト・業務用ソフト 固定資産管理で貸し出したマンションの登録操作について【弥生の青色申告】 2 2023/03/07 11:05
- 確定申告 不動産投資の減価償却費の算出方法 5 2022/12/03 15:06
- 家賃・住宅ローン 住宅ローン控除の申請について教えてください 3 2023/02/25 09:07
- 確定申告 【確定申告】前年末未償却残高とは? 昨年令和4年分の確定申告の収支内訳書(不動産所得)について教えて 5 2023/02/12 15:44
- 簿記検定・漢字検定・秘書検定 簿記3級 仕訳の問題です。 2 2022/09/23 22:03
- 確定申告 やよいの青色申告 減価償却の月数を変更したい 6 2022/05/11 14:36
- 固定資産税・不動産取得税 鉄骨・店舗用建物の取得価額 1 2023/01/23 13:07
- 電気・ガス・水道 下水道使用料追加徴収 3 2023/04/01 08:39
- 確定申告 建築物の減価償却費について 3 2023/02/03 13:03
- 財務・会計・経理 もう一度減価償却について質問です。 (pc11月31日に、利用開始して1月末決算) 決算終了後の減価 2 2023/04/12 15:08
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
法人税申告書 別表16 の記入...
-
一括償却資産の最終年度
-
高額な測定器でも工具、器具及...
-
下水道受益負担金の会計処理方法
-
不動産屋さんに支払う更新手数...
-
エレベーター補修工事の資産計...
-
勘定科目を教えてください。
-
コンプレッサーの法定耐用年数...
-
固定資産の減価償却について
-
繰延資産の滅失による未償却残...
-
路面補修の仕訳計上
-
フランチャイズ加盟金(繰延資...
-
耐震改修工事の耐用年数を教え...
-
開業前に購入した軽自動車の会...
-
新車購入時の減価償却はいつか...
-
償却費の請求はあり得る?
-
期の途中に購入した中古車の減...
-
知人から購入する車の経費計上
-
加速償却とは
-
IP電話設備の耐用年数を教え...
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
加速償却とは
-
一括償却資産の最終年度
-
エレベーター補修工事の資産計...
-
高額な測定器でも工具、器具及...
-
勘定科目を教えてください。
-
法人税申告書 別表16 の記入...
-
原価償却資産を期の途中で売却...
-
繰延資産の滅失による未償却残...
-
前期に減価償却しすぎていた場...
-
個人事業主が事業用の車を売却...
-
知人から購入する車の経費計上
-
耐震改修工事の耐用年数を教え...
-
不動産屋さんに支払う更新手数...
-
別表16-1、16-2
-
耐用年数?????
-
コンプレッサーの法定耐用年数...
-
減価償却費の端数は切り上げ?...
-
営業権(のれん)の損金償却に...
-
償却資産の固定資産税について
-
償却前経常利益とは?
おすすめ情報