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フランス人ピアニスト、マドレーヌ・マルローのバイオグラフィーを
読んでいます。

そのなかに、

"En 1959, elle entre avec Andre Malraux, ministre delaculture au Palais Royal,..."

とあるのです。アンドレ・マルローは、マドレーヌの夫で、フランスの初代文化大臣です。
また、パレ・ロワイヤルには、フランスの文化省が入っています。

だから、「1959年、マドレーヌは、アンドレ・マルローとともに、パレ・ロワイヤルに
移り住んだ。」という意味なのかなとも思ったのですが、正しいでしょうか。

文化大臣は、文化省の入っているパレ・ロワイヤルに入居するものなのでしょうか。

この文の"entre...au Palais Royal" が、いまいち、よく分からないのです。

どなたか、ご解説をよろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

この文ですけど、


> elle entre avec Andre Malraux, ministre de la culture au Palais Royal,
でよろしいのでしょうか。

"ministre"の前に冠詞がないことからみて、これは「同格に置かれた名詞」とみるべきかと思われます。
(アンドレ・マルローが1959年の組閣で文化大臣になったことからも、「アンドレ・マルロー、文化大臣」と同格に並ぶのが自然かと)

その"ministre"に続くコンマが"au Palais Royal"の後ろに置かれている場合、"ministre de la culture au Palais Royal"全体が「同格に置かれた」ものとなります。
そうなると、前置詞"à"が場所を示して「パレ・ロワイヤルの(にオフィスがある)文化大臣」まででひとくくりになり、"elle entre"の目的補語はコンマの更に先にあると思われます。
(なお、"ministre de la culture,"とここで切れていれば、"entre au Palais Royal"(パレ・ロワイヤルに入る)となりますけれども)

ちなみに、1959年時点では既にENAができていますので、日本的な意味で「入省する」場合はENA卒業生として役所に入るという意味になります。
マドレーヌ・マルローの来歴については不案内ですけど、察するに、政治任用で秘書か何かになったのではないでしょうか…

ご参考になれば幸甚です。
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この回答へのお礼

ご丁寧ご解説、本当にありがとうございます。

でも、felicitas01ARBさまのご解説で、よく分かりました。

entre~au Palais Royal なのではなく、
entre 目的語 なのですね!

ところで、マドレーヌ・マルローについて、色々、日本、
フランス、アメリカのヤフーで検索してみたのですが、
”文化省で働いていた”というようなことは、どこにも
書かれていないのです。

(それまで、子育てに専念していたようなのですが)
夫が文化相になって、文化大臣夫人として、活躍した
ということを、この文では言いたいのかなあ?と
思っております。

詳細なご解説、本当にありがとうございました。

お礼日時:2013/02/04 17:11

Palais Royal にある Ministère de la Culture(文化省)に入省した、つまりは文化省で働くことになった


という事ですね。
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この回答へのお礼

ご回答をいただき、ありがとうございます。

そうですよね。素直に考えたら、「文化省に入省した」ですよね。
ただ、マドレーヌが文化省で働いていたというのを聞いた事が
ないので、もしかして、「文化省で(文化大臣の)夫を支えることに
なった。」と言いたいのかもしれません...。

とても参考になるご回答を、ありがとうございました。

お礼日時:2013/02/01 01:29

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