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新宗教のうち
   
   仏教は、クシャトリヤから支持を受け、
   ジャイナ教は、ヴァイシャから支持を受けた

  とのことですが、

なぜ、仏教はクシャトリヤという階級から、ジャイナ教はヴァイシャという階級
から支持を受けたのですか?

仏教にはクシャトリヤの既得権益を守るような利点があったのでしょうか?


         よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

こんばんはです。



ジャイナ教では、
非常に厳しい《不殺生》を求められるので、
商業くらいしか仕事をできません。
なので、
結果的にヴァイシャ階級の人々から篤い信仰を受けるようになりました。

農業をすれば、鍬などを使って田畑を耕すとき、誤って、土の中の無視などを殺すおそれがあるので。

敬虔なジャイナ教徒は、
誤って空気中の虫などを吸い込まないようにマスクをし、
道を歩くときは、小さな放棄のようなものを常に持ち、虫などを踏んでしまわないように、足を踏み出す先をその箒で履きます。
仏教でお坊さんがハタキのようなものを持っているでしょう。
これは、ジャイナ教徒の箒のようなものが仏教に取り入れられたもの、といわれています。

対して仏教の《不殺生》は、無闇に生き物を殺してはいけないと縛りが緩い。
しかも、四族(バラモン・クシャトリア・ヴァイシャ・シュードラ)の平等を説きますので、
新興勢力に都合がよいうえに、
多民族からなるインドを支配する統一の原理になります。

生まれの卑しい新興クシャトリア勢力にとって、
生まれのよさを重要視しない仏教は非常に都合のいい宗教だった。
たとえば、
仏教を保護したアショーカ王もカニシカ王も、
非アーリア系の出身です。
極めて政治的な理由からです。

仏教の経典を読むとわかりますが、
長者と呼ばれる人たちの多くは(新興の)商業者です。
仏教もヴァイシャ階級から篤い信仰を受けていました。
そして、
出家者の多くはバラモン階級出身です。

ということで。
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この回答へのお礼

ご丁寧にありがとうございます。
詳しいご説明によりますます理解が深まりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2013/11/12 19:17

ポイント




http://todaibussei.or.jp/izanai/03.html

大乗仏教への展開

日本は大乗仏教ですが、日本史で「鎮護仏教」をやったかと思います。
中国史における仏教受容も、鎮護仏教

個人が救済されるための宗教から、仏教は「他人も救済しようぜ」という方向に拡大しました。
これは政治と結びつきやすい。

クシャトリアが「王や貴族など武力や政治力を持つ。「王族」「武士」とも翻訳される。」という階層ですから、この「他人も救済しようぜ」という考えと、親和性を持ちます。

一方、個人の救済のために「不殺生」を推し進めたのがジャイナ教。
殺生できませんでは武力保有者には親和性が低い。
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この回答へのお礼

なるほど、政治的な背景もあったのですね。

また、仏教とジャイナ教がここまで類似しているとは

驚きでした。  ありがとうございました。

お礼日時:2013/10/06 21:19

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