No.4ベストアンサー
- 回答日時:
異字同訓の疑問ですね。
訓読みが存在する世にも珍しい言語である日本語を使う限り、この手の疑問は、広くまた常に生じるため、文化庁や国語研究所などが繰り返し目安を示していますが、最新のものとして、半年ほど前(2014年2月21日)に文化庁が公表した「異字同訓の漢字の使い分け例(報告)」が在ります。全部で132の訓読みについて漢字の使い分けを示しています。その122番が「もと」で、「もと」と読む漢字として【下】【元】【本】【基】の4つが挙げられ、ご質問の【元/基】に関しては、
【元】物事が生じる始まり。以前。近くの場所。もとで。
(例)口は災いの元。火の元。など、11の例(下略)
【基】基礎。土台。根拠。
(例)資料を基にする。詳細なデータを基に判断する。これまでの経験に基づく。
となっています。
既にお気づきと思いますがご質問の文の場合は、明らかに【基】が適切です。
ただし、この報告はあくまで「目安であり、使用者の側で柔軟に使い分けできるものである」と、この報告作成に携わった内田伸子・十文字学園女子大特任教授が述べている通り、この例示に従う義務はありません。私(murasakimai)個人の感覚としては、「審査基準を元に・・・」も決して排除しきれないと思います。
また、新聞社などのマスメディアも、表記に関しては独自の基準を作成・使用していることも付け加えておきます。詳しくは、市販の「用字用語辞典」などをご参照ください。ご参考になれば幸いです。
No.3
- 回答日時:
原本、元本、基本、ついでに次元、起源、病原、基礎、基底、本来、本源、元祖などなど、国語辞書と首っ引きで、しっかりと語彙と語意を把握しておきましょう。
聞くは一時の恥・・・とは言え、右から左では身に付きません。
先ずは自分で調べてみることから。
No.2
- 回答日時:
こういうのって、いくら今はキーボードで入力すれば変換してくれるからといっても、最終的にどの文字にするかを決めるのは入力者なので、私も迷ってしまうことがよくあります。
ただし、お示しの場合に限っていえば、答えは元の文に出ているように思えます。
つまり、「審査基準」 の 「基」 とは、「もとにするもの」 ということですから、「基」 の文字を使うのが自然です。
一方、「元」 の文字の方には 「以前の」 という含意があって、時間的に遡るのだから 「元金」 (つまり、そこから利益が生み出された状態になる以前の金) などという表現もあるわけです。
「審査基準」 の場合の 「基」 は 「判断のものさし」 ですから、時間的なものとは関係がありません。
そういう考え方に基づくならば、「審査基準に基づいてチェックしています」 のような文字の使い方がふさわしいということになります。
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