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紫式部日記の女郎花の部分で
「これ、おそくてはわろからむ~硯のもとによりぬ。
ここの部分の訳の意味がイマイチ理解できません。

http://www.sainet.or.jp/~eshibuya/modern55.html
こちらのサイトを参考にしたところ、
殿が言った「具合が悪いことでしょう。」というセリフとはどういう意味ですか?
また紫式部の言う「この言葉を言い訳にして」の言い訳とはどういう意味ですか?

この2点を踏まえて、この女郎花の訳の解説を教えて下さい。

A 回答 (1件)

訳のしかたは分かっても言葉の意味が分からないと言うことですね。


ここの情況は、道長殿が花盛りだった女郎花の花を一枝折り取って、式部がいる几帳(という衝立のようなもの)の上から式部に見せました。そして、その花を贈ったことに対する返歌を期待して、「(あなたほどの才女が)返歌を詠むのが遅れたら具合が悪いでしょう」とおっしゃったのです。

 一方式部の側からすれば、(気後れするほど立派な道長殿に)自分の朝の寝起きの顔を見られたくなかったので、早く返歌を書いて渡すことを言い訳にして、硯の置いてある場所に移動したのです。そして、式部は次にあるような和歌を詠んで渡しました。

 それに対して道長殿は「ああ、何と早いことよ」と笑って自分も硯を取り寄せてその次にある歌を詠んで返したのです。
当時の宮中では、このような優雅なやり取りが行われていました。
 これらのことを頭において、訳を見直してください。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

おかげで話の内容が頭に入りやすくなりました。

お礼日時:2014/10/11 17:13

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