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歴史に「もし」はないですが、ヨーロッパにおいて産業革命、大航海時代およびルネサンスが起きなかったら21世紀の世界はどうなっていたと思いますか?
「もし」を知りたいというより、それらが世界に与えた影響がいかなるものか知りたいのです。

私は、ヨーロッパ以外のどこか、恐らく中国、トルコ、日本のどこかで産業革命が生まれ、中国と日本のどちらかがアメリカ大陸を発見していたと思います。アメリカは黄色人種の国家になっているでしょう。

東洋文明が世界を席巻し、ヨーロッパは今の中東のような立場に置かれているでしょう。
科学技術、軍事技術の水準がどうなるかはよくわかりません。

質問者からの補足コメント

  • もしもはない、と言いますが、中国では産業革命に似たものが起きていたと言われます。
    日本では産業革命が起きることはあり得ないと考える根拠を教えてください。

    No.1の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2015/03/23 06:27
  • 18世紀までは中国、日本、トルコは西洋との力の差がそれほど開いていなかったので、ヨーロッパで産業革命が起きなければ他の地域で起きていた可能性は十分あると思います。

    ヨーロッパが発展したのは絶対的な力の差があったからではなく、西洋人がチャンスをたまたま掴むことができたからでしょう。アジアは今発展しており、潜在的な力の差は殆どないはずです。

      補足日時:2015/03/23 06:46

A 回答 (5件)

>18世紀までは中国、日本、トルコは西洋との力の差がそれほど開いていなかったので、ヨーロッパで産業革命が起きなければ他の地域で起きていた可能性は十分あると思います。



16世紀17世紀ぐらいまででは無いですか?

それはそれとして、ポールケネディの著書「大国の興亡」によれば、ヨーロッパが発展したのは
群雄割拠的な状況が永年続いたことと、宗教改革などにより
人々の離合集散が活発だったこと、技術革新や新しい学問に対して規制がなかったこと
などが大きな理由であったと主張されている
それは、敵対国との争いで少しでも優位に立ちたいという必要性から、絶対的な権威を振りかざすよりも様々な可能性排除しないという自由があった


一方で特に中国などでは、鄭和の航海後は一転して皇帝という絶対的な権威を守る必要性もあり、鎖国という超保守的な方針に転換した
そうでなくとも、儒教特有の古いモノ権威のあるモノを優先して、新しいモノを嫌い実力主義を認めないという考え方から、思想や技術の発展が停止してしまった


技術開発するモチベーションとその発展を許容する自由が無ければ、どこかの時点で停滞していたのは確実


その停滞を打破する為の新しい思想とか政治体制でも生まれていればもっと変わった現代があるかも知れないが

少なくとも当時の中国帝国などには無理ではないのか?

かえってトルコといったイスラム圏の方が可能性はあったのかも知れない
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
18世紀は中国の清、日本の徳川幕府ともに全盛期を迎えており、西洋との国力の差は小さかったはずです。

保守的か開放的か、自由度やモチベーションというのは同じ地域でも時代背景によって変わるので、中国が必ずしも常に保守的だったわけでもないです。
中世においては、ヨーロッパよりアラブ社会の方が開放的で自由があったとも言われています。

お礼日時:2015/03/23 19:16

昔、『1421』というタイトルの、中国の鄭和(の部下)が、先にアメリカ大陸に到達していたのではないか、という話の本を読んだことがあります。

(おろらく著者は今でも同様の主張をしていると思います。 http://www.1421exposed.com/)
なかなか面白く読んだ記憶があるのですが、やはり後半はやや失速ぎみで、主張の無理さ加減が表れているような気もしました。
その真偽はさておき、中国にはアメリカ大陸を発見できるだけの条件は持っていたと思います。しかし、あそこの国は自分たちの場所が1番で、周りを征服してやろうとはあまり思わい国のようなのです。だからアメリカ大陸を見つけてたとしても、そこを欲しがるかというと、やや疑問です。(これは日本の、北陸より向こうは何もない土地だから要らないという時代が長かったのと同様でしょうか。)

産業革命などはやや難しく、西洋的であるような気もします。医学などでは違いが大きいですが、西洋医学は悪いところを見つけて排除するという微細な方向に向かうものであるのに対して、東洋医学は全体のバランスを重視するというものであり、現代科学の多くは前者の考えにより発展してきたとも言えるので、例えば火薬などの発見(発明)などを見ても中国は負けてないのですが、その後の発展にはあまり至らなかったのでしょうか。
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予想するのはすごく難しいと思いますが、少なくとも今の時点で封建的な社会が続ていたと思えません。



まず、日本を見た場合、1国内で大航海時代が到来していたようなものでした。日本は樽廻船が日本をぐるっと一周するように巡り、各地の富を金銭に変えて富を築いたからです。
それが一般的になると、今度は米相場、世界で初めての先物取引が始まりましたし、江戸と大坂での為替つまり近代的な銀行システムが開発され、近代的な経済流通の基礎ができていました。明治維新で日本が近代化できたのは、すでに日本国内が近代的な貨幣経済とその仕組みがあったからでもあります。

ペリーの来航がなくても、江戸の末期には貨幣経済と農本主義の矛盾が限界に来ていましたんで、いずれ資本主義的な経済体系に移動していたはずです。
日本が資本主義的な経済に移行し、鎖国をやめ積極的にアジアに進出するようになれば、中国や朝鮮などの封建社会も資本主義的な経済力によって変化を迫られたでしょう。ヨーロッパが世界進出しなくても、いずれアジアやインドあたりが独自に資本主義的な経済システムを開発したでしょう。

産業革命については、それを後押しする資本が必要です。イギリスの産業革命はそれが「富を増やせる」と目を付けた人がいたから発達したわけです。
 上記のように日本やアジアが資本主義的な経済システムを身に着けたとしても、そこに至るには時間がかかるでしょう。大航海時代を「蓄積した資本を使って富を作る」という資本主義の始まりだとすると、産業革命はそこから200年後ですので、アジアで産業革命が起きるのは20世紀になってからの可能性も高くなります。

では、大航海時代が来なかったヨーロッパはどうかというと、それでも資本主義的な動きは継続していたはずです。ただ、人口動態の変化が少なければ地域内で人口を養うことができたはずですので、封建主義から資本主義への移行はゆっくりとしたものだったでしょう。

そうなると、20世紀末ぐらいには西洋・アラブ・インド周辺・東アジアの4ブロック経済圏ができ、お互いに覇権争いをするようになっていたかもしれません。

この場合、アメリカの発見はものすごく遅れるでしょう。アメリカがなぜ新大陸といわれるかというと、ヨーロッパの余剰人口が移住する場所を求めていたからです。これも人口爆発の影響です。

大航海時代がない、ということは人口爆発がない、ということですから、ヨーロッパは周辺の海で満足できますし、アラブやアジアが大陸の向こう側(太平洋側)にわざわざ乗り出す意義はありません。
いずれ経済が沸騰し余裕が出てくれば、月にロケットを飛ばしたように全球探検に乗り出す地域も出てくるでしょう。アラブ圏が早くそれに乗り出せばアメリカはアラブのものだったかもしれません。

さて、時代がもう少し進んでブロック経済が進んだとしましょう。そこで問題になるのがエネルギーです。まず石炭が開発されるのは間違いないでしょう。これによってはじめて蒸気機関が脚光を浴びるようになります。蒸気機関の発明と石炭の開発の因果関係は分かりません。アラブ圏はいきなり石油を使うかもしれませんし、中国は昔から石炭利用(正確にはコークス)を利用していましたので、蒸気機関の利用は中国がもっとも早いかもしれません。

でこれらの技術が確立すると、戦争になるでしょう。より安くより永続的なエネルギーを求めて石炭から石油になり、飛行機が生まれ、原子力が発明されます。その間の数百年間(実際の史実では約200年)は戦争の歴史になっていくでしょう。

そして、どこかに原子爆弾が落とされ、うまくいけば現在のような比較的安定した世界規模の社会が生まれるかもしれませんし、ブロックごとに戦争しあって人類滅亡になるかもしれません。

産業革命が始まるまでは、ヨーロッパというのはあまり豊かであるとはいえませんでした。当時であればアジアやアラブのほうが生活の質は明らかに上であったといえます。
もし、ヨーロッパに大航海時代がなく、産業革命がなければ、ヨーロッパは比較的貧しいままであったでしょう。むしろアラブ地域のほうが経済的にも科学技術にしても優れていましたので、アジアとの競争は激しくなった可能性があります。

また、ヨーロッパ人はアフリカ大陸があったために「逆を回ればインドに早く着く」という発想が必要でした。しかしアジア-インド間は大航海前から一定の航路があり、中国のジャンク船などが動いていましたので、わざわざヨーロッパまで逆回りで行こう、という発想はしなかったでしょう。なにせヨーロッパから持って帰って売れるものはほとんどなかったからです。

ということで、別の方が書いたような「特異点」がどこかに表れない限り、ブロック経済化しながら近代化し、エネルギーの偏在から戦争になるだろう、と予想します。アメリカの発見は相当遅くなるでしょうし、むしろオーストラリアがアジア人の新大陸になるであろうと思います。そうなるとオーストラリアが新大陸、アメリカはほとんど人のいない場所になるかもしれませんし、南アメリカなどはインディオ文化がいまだに盛んであるかもしれません。
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仮想歴史好きの人は、革命的な発想しかしないので。

一匹の猿に火を与えても人にはならない。

歴史ってのは、経験値の積み重ねによる技術的特異点の到達と、相関関係でできているので、
お書きの設定で、中国、トルコ、日本のどこかで産業革命が生まれる可能性はありますが、
地勢的、歴史的に中国と日本のどちらかがアメリカ大陸を発見している目はないと思います。で、大航海時代がないと産業革命もない。
大航海時代がないと、中南米の文明が成熟し、ユーラシアへの進出が可能性として出てくる。そうなると宇宙人襲来のようなもので、現在の歴史のトレースは全くできなくなる。
これが特異点による地象の地平面。地平線の先は到達してもその先の予想はできないのです。

大航海時代や産業革命はそういった経験値の特異点なので、ヨーロッパにおいて産業革命、大航海時代およびルネサンスが起きなかったら、他の文明が違う特異点に到達し、
他の地域で、産業革命、大航海時代およびルネサンスは発生することはないのです。
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この回答へのお礼

ヨーロッパで産業革命が起きなかったら、他の世界でも起きることはないので、世界は今も中世、せいぜい江戸時代の文明水準が続いていたということでいいですか?

また、産業革命や大航海時代は特異点というのであれば、特異点が生まれなかった、つまりヨーロッパで産業革命が起きなかった可能性もありますね。

お礼日時:2015/03/23 08:21

歴史にもしはない!です。


 仮にあったとしても日本で産業革命が起こることはないし、ましてやアメリカ大陸を発見するなどあり得ないです。
この回答への補足あり
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