自動車の足回りのヘタリ（経年劣化）による車高が下がる原因について

Question

トヨタのウィッシュ（H15年式）ANE-10Gに乗っており、現在12年落ち、15万キロほどの走行距離です。1年ほど前から気になっていたのですが、車高が下がってきています。
新車時から純正の足回りのまま一切の交換は行っていません。
後ろについては、２～３センチかもう少し下がっておると思います。
タイヤとフェンダーの間に手を入れた際、指３本ほど、フロントは４本でもあと指半分ぐらい
余裕はあります。念のため、他のウィッシュでも確認した所、
フロントリアとも指４本ぐらいは、ゆうに入るようでした。
前については、１～２センチ程度下がっており、最近気づきました。
おそらく、ショックのヘタリ（抜け）が原因かと推測していますが、
ショック交換で、車高は元通り（上がる）になるでしょうか。
今の車には純正の大型のスポイラーがついており、車高が下がったままだと、
リア、フロントともに通常サイズや、少し大きなタイヤ留めだと
すぐぶつかってしまうのと、安全面から、改善させたく。
純正のショック交換で改善する、もしくは、
社外品でも車高調を入れたりして、車高高めのセッティングにしておいたほうが良いでしょうか。

今の車両については、あと２～３年、できればもう少し、（距離にして3万～5万キロ）
以上はエンジン等の大型トラブル（２０万円～３０万円以上かかるような修理）がなければ
使用したいと考えておりますので、アドバイスいただけませんでしょうか。
よろしくお願いします。

yotani0425 · Accepted Answer

No1です。「お礼」欄、拝見いたしました。
私も以前に７年間・１１万キロ時点で、新車時にはこすることがなかったフロントの牽引用の突起が歩道の路肩でこするようになりました。
フロントストラットのコイルスプリングとリヤトレーリングアームのコイルスプリング交換で、ほぼ元に戻りました。
コイルスプリングを外したときに新旧の高さを並べて比べてみましたが、すべて新品のほうが高かったですね。
また、車両によっては左右のコイルスプリングの自由長が違うケースがあるので（特に横置きエンジンのＦＦ車のフロント）、部品の装着時には間違えないよう注意が必要です。

EL31SX-i · Answer

現在取り付けられているショックアブソーバーがへたっている（ショックアブソーバー内のガスが抜けている）場合は、新品のショックアブソーバーに交換すれば交換直後には数mm程度は車高が上がる可能性があります。（ただ、しばらく走行すると馴染んで再び下がってくると思いますが…）

また、コイルスプリングのへたり以外にも、スプリングシート部に異音防止用のゴムシートが敷いてある場合はその劣化（≒ちぎれ飛んで無くなっている）や、ウィッシュのようなサスペンションの構造を前後に持つ車種ではアッパーマウントブッシュのへたり（ゴムの潰れ）でも僅かに車高が下がります。
※スプリングシートは元々1mm程度の厚みしかありませんので影響は少ないと思いますが、アッパーマウントブッシュのへたりは数mm～1cm程度の車高変化の要因になります。

作業工賃につきましては、ウイッシュの場合ショックアブソーバーASSYの交換作業時にはフロント側はエンジンルーム内のアッパーマウント部の３本のボルトとナックル部の２本のボルト＆ナットやブレーキホースの固定部などを外すだけですが、リア側は３列目シートやラッゲッジルームの内装パネルなどをすべて取り外さないとアッパーマウント部にアクセスできないためリア側の方が作業時間が掛かると思いますので、フロント側よりも工賃が安くなるようなことは無いのではないかと思います。
※アッパーマウントブッシュ単品の交換作業を行う場合も、コイルスプリングやショックアブソーバーを交換する時とほぼ同様の分解作業が必要ですから、お乗りになられているウィッシュの現在の走行距離を考えると一緒に交換しておかれる事をお勧めします。

社外品の車高調サスペンションキットにつきましては、標準の車高よりも上げる方向に調整できる製品は少ない（または上げる事ができても１cm程度）と思いますのでご購入前によくご確認ください。
※車高調サスペンションキットではアッパーマウント部に金属製のピロボールブッシュが使用されていることが多いのですが、ピロボールブッシュはボディへの攻撃性が高まりますので走行距離が進むとボディ側のサスペンションマウント部付近にクラックが発生する可能性がありますし、走行中の微振動が増えて乗り心地が悪くなる可能性が高いです。また、ピロボールブッシュ部の劣化が進むとガタが出て走行中にゴトゴト音が発生するようになります。（←車の乗り方や人や荷物の積載状況などによっては早ければ数万km程度で発生しますので、とても10万kmは持たないと思います。オーバーホールは可能ですが、元が安い価格帯の製品では新品を通販などで安く購入する場合とあまり変わらない程度の代金が必要になると思います）

loftybridge · Answer

ウィッシュにどういう構造のダンパ（ショックアブソーバ）が使われているか判らないのですが･･･

※フツーのダンパの構造では、弱い反力しか発生していません（強い反発力を発生する構造のダンパもあるにはあるのですが、日本車ではまず使われていません）。故に、

>おそらく、ショックのヘタリ（抜け）が原因かと推測･･･

ダンパのへたりでは、車高は殆ど変りません。車高が下がったことだけが不満であれば（乗心地等には不満が無ければ）、ダンパの交換は不要です。

※車高変化は、ばねのヘタリの寄与度が高いです。
　実のところ、最近の日本の自動車用ばねが、15万㎞程度の走行距離程度で30mmも車高が下がるとは考え辛いのですが（日本のばねに使われている特殊鋼材と成型加工には世界でも頂点と言える高度な技術が使われており、高級鋼材で有名なドイツ製のばねさえ、日本発条や三菱製鋼製ばねに明確に劣ります）、恐らく過積載の状態で、ある程度の距離を走行したのではないか？と思われます。
　前後のばね4本を新品に交換すれば、車高はスッキリ戻るでしょう。

※社外品のばねは、新品の時は精度のよい（バラつきが少ない)製品が多いですが、殆どの製品は耐久性の面で量産品に遠く及びません。
　今後まだ5万㎞も使用される予定なら、社外品のばねは全くお勧め出来ません。ばねのヘタリに関しては、純正品の新品のばねへの交換が最善です。

※リンク･ブシュ類は、目視チェックで割れ（表面のクラック）や明確な変形（主に縮み）が見られなけば、現状では交換する必要はありません。

･･･といったところですが、最後に。

まぁ、ウィッシュは峠を攻めたりサーキットを走るクルマではないので、ダンパやブシュの劣化にはそれほど神経質になる必要はありませんが･･･明確な操縦性能･旋回性能の劣化は、やはり十分予想されます。
　ワタシ、操縦安定性研究を専門とするクルマの研究者で、こういう部品単位の劣化に関しても色々追跡しているのですが、ダンパのヘタリは、例えば旋回中に制動するとか、路上の落下物を回避するとか、或いは定員や大量の荷物を乗せて車両重量が増えた状態とか、そういう状況での車両安定性に大きく影響が出ます。
　これは旋回性能の限界ウンヌンを議論する以前の問題で、単純な安全性に関する話です。
　町乗りでしか使わず、あまり大量のヒトや荷物も載せないとするとどうでもよい話だと言えますが、事故回避能力に関しては、ヘタッたダンパでは十分な性能が期待出来ないのは確かです。
　理想論を言うと『車高が変わるほどサスが劣化しているなら、サスペンション全体のオーバーホールはやっておいた方が安全』なのは間違いありません。

ryuitimotomura · Answer

ブログの内容読みました。ここまでやればほぼ完璧ですが、リアのアームとフロントのドライブシャフト（リビルトでも）は結構高いですよ。
部品代だけでも５００００円を超えます。
ここまでやればハッキリと違いが判りますが、私のおススメするスプリング＆ショックだけでもまるで乗り心地が違います。
ショックは経年変化で少しずつへたってくるので中々気づかない人が多いようですね。
私の専門分野はドイツ車ですが、Pordche911などはショックは定期交換部品の一つです。
本当は国産車でもショックやサスペンションブッシュ等は定期交換部品にするべきモノだと思いますよ。
後は貴方がどれ位乗り続けるかで決めましょう。
取り合えずドライブシャフトはステアリングを切った状態で加速しても音が出ないようならまだ持ちます。
（ジョイントのブーツが破損しているようなのは論外ですが）

ryuitimotomura · Answer

補足です。部品代を別にすれば工賃はスプリングだけ交換するのとさほど変わらないです。どうせフロントは外さなければならないので、後はそれにショック交換の分が
増えるだけですし、リアのショックは簡単に外せますから。
私は現役の整備士ですがやはり工賃は３００００位で済むでしょう。またその位に収まるようでないとおかしいです。

ryuitimotomura · Answer

1.車を平坦な場所にとめて、フロントでもリアでもいいですから上から押してみて下さい。押せば当然スプリングの力で元に戻りますが、揺り返しが起きるようで
あればショックは寿命ですね。貴方はずっと乗り続けている為分からなくなっているでしょうがショックは車が動いている間中働き続けているので必ずヘタリます。
新車であれば押して離すと一回で戻り、揺り返しは起こりません。
何故ショックの交換をススメルのかと言うと、サスペンションのスプリングを脱着する場合フロントは必ずショックと一体で外さなければならないからです。

純正品に交換するのであれば社外品より大分値段が安いです。

yotani0425 · Answer

No3です。
実は私、現役引退した元整備士でして、回答さしあげた車のスプリング交換は、ほぼ１０年前のことになります。
また、作業自体は自分でやってしまいました。
正確な値段は覚えていないのですが、コイルスプリング単体の値段は１本数千円程度だったはずです。（意外と安価のはずですが、年式・型式などで種類がすごく多いので部品の入荷に日数が掛かるかもしれません）
また交換はフロントについてはストラットの取り外しと分解が必要ですので１本について４５分程度、リヤはトレーリングアーム式のリジットですとフロントより簡単ですので１本３０分程度ではないでしょうか。
工賃としては約２万数千円程度あればなんとかなりそうな気がするのですが・・・私だったらその程度は請求したいところです。
正確でなくてゴメンナサイ。

xxyyzz23g · Answer

ディーラーは中古部品を嫌う傾向があるので
購入店か知り合いに自動車修理工場みたいなところが
あるなら、頼んでみて工賃確認し納得できるなら
ヤフオクで中古のスプリングとショックのセットを探してみては？
もしくはその自動車修理工場で、解体屋から部品だけ
引っ張ってもらうことも可能な場合もあるので相談してみる。

あと、7～10万キロ乗るつもりならショックとブッシュ類の
交換もいいですが、現状いつまでもフワフワしない
底つきないならショックは見送りでいいのでは？
取りあえず規定の自由長があってスプリング交換すれば
フェンダーに擦ることはないのでコーナーでの踏ん張りは
ある程度妥協しましょう。

ryuitimotomura · Answer

純正のショックアブソーバーには車高調整機能は付いていません、従ってショックを交換しても車高は上がりません。
車高を元に戻すためにはスプリングを４輪分交換することです。（当然ショックも交換→新車に近いシャッキリした感じになりますよ）

社外品の車高調整サスは車検に通るかどうかも未知数ですし第一純正品より確実に高価でしょう。

yotani0425 · Answer

こんにちは。
ショックアブソーバの抜けではなく、前後のコイルスプリングの自由長の変化（ヘタリ）でしょう。
純正の新品コイルスプリングと交換することで車高は元に戻るはずです。

自動車の足回りのヘタリ（経年劣化）による車高が下がる原因について

No1です。

現在取り付けられているショックアブソーバーがへたっている（ショックアブソーバー内のガスが抜けている）場合は、新品のショックアブソーバーに交換すれば交換直後には数mm程度は車高が上がる可能性があります。

ウィッシュにどういう構造のダンパ（ショックアブソーバ）が使われているか判らないのですが･･･

ブログの内容読みました。

補足です。

1.車を平坦な場所にとめて、フロントでもリアでもいいですから上から押してみて下さい。

No3です。

ディーラーは中古部品を嫌う傾向があるので

純正のショックアブソーバーには車高調整機能は付いていません、従ってショックを交換しても車高は上がりません。

こんにちは。

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