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身体の一部の専門医としては、耳や目、鼻などがあると思うのですが、それらの専門医になるには高い偏差値が必要だと思うのですが、なぜ歯科医だけが低偏差値でもなれるのでしょうか?
というかなぜ医学科に入学→歯科医というプロセスではなく、歯学科として独立しているのですか?

A 回答 (4件)

歴史的背景(特に明治以降の歯科医師免許の確立)を見ると歯科だけが他の診療科から分かれていく様子はいくらでも出てきました。

法律も医師法と歯科医師法に分かれていますし、皆さんが使用される保険証も医科、歯科、調剤、介護等さらに分化されています。
質問者様の「(医科の)専門医になるには高い偏差値が必要」という点が
医師免許保持者>歯科医師免許保持者、と感じましたが、私はそう思いません。
歯科領域は、歯、上顎骨、下顎骨のある意味特殊な領域を専門にします。
この部分の治療は、脳外も鼻も目も治療することができないです。
口腔内のケアも歯科衛生士の国家資格がないと処置ができませんし、歯科領域の手術はどんなに優秀な医科の先生でも全くできません。なので私は歯科医師も優秀で立派な先生だと思っています。

偏差値に関しては質問者様のおっしゃることが正しいのかもしれませんが、食べ物がまず入る口腔の治療、人間の中心線にある上顎・下顎の骨や関節の治療はときに生命にかかわるものになりうるかもしれません。
体の不調の原因が、調べてみたら意外や意外、歯が原因だった、なんてこともあるかもしれません。

歯科が独立しているのは上記のとおりですが、医師は歯科医師法を遵守しますし、口腔内の処置は医師もしくは専門の知識と経験を持つ歯科衛生士が行います。どんなに経験を積んだ正看護師でも、歯磨きやうがい、すすぎ程度のことしかできません。事務処理も歯科専門の事務員がレセプトを作成し、歯科レセプトを処理する審査に提出します。
医業のすべての分野が歯科のみ独立しているので、現時点では法律上としか言いようがないです。
ちなみに厚生労働省のHPを見たら、入院施設のある病院では圧倒的に歯科以外の医師の人数が多いですが、開業医の人数で見ると、内科から外科まで全部足しても約95000人ですが、歯科医師の開業医は約90000人で町医者の半分は歯科といえるかもしれません。
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医学部の偏差値はバブル弾ける前は今よりかなり低かったんですよ


頭がそこそこ良ければなれる、ぐらい
結局人が殺到すると偏差値があがるというカラクリなので、人気の問題ですね
歯医者になりたがる人が医学部に比べると少ないからです
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>十九世紀、アメリカのMaryland大学医学部が創設されたとき、歯学はartでありscienceでないという論理で医学部に含まれなかったため、Hayden、Harrisらは1840年にBaltimore College of Dental Surgeryを創設した。

これを機に医学と歯学の教育体制が別れ、その流れがヨーロッパやわが国にも及んだ。
>わが国では、かつて歯科医療は口中科として一般医科にふくまれていたが、明治政府は1874年に西洋医学の採用を布告し、それまでの漢方医学は廃止となった。それでも歯科にあたる口中科は医業のなかにあり、部分免状として考えられていた。
>1875年2月に医業開業試験法が発令され、エリオットにアメリカ歯科医学を学んだ小幡英之助は歯科の専門試験の創設を願い、東京医学校の長与専斎はこれを認めて、同年10月に附免状を出した(歯科医籍第1号)。1879年には新たに「歯科」の試験科目が加えられ、1883年までに30名の「歯科」の医師が登録されたが、1885年に「歯科医籍」が創設され、歯科の医師はそれまでの「医籍」から除かれることとなった。法的には、1906年医師法、歯科医師法の制定によって、医科と歯科とは完全に分離された。
http://www.fdcnet.ac.jp/col/om/history.html
>ギリシャ、ローマ時代には、医療は祈祷師や医師によって行われていた。

歯学と医学の歴史からの長い引用でしたが、江戸時代は日本では医学の一部、明治政府になり、最初は部分免状の形で歯科医の資格を歯科の医師として免許登録したのを1906年医師法、歯科医師法の制定により完全に分離した、というのが歴史です。

しかし、最近は歯科医師の過剰供給により、歯科医師数が大幅に増え、収入も減る、人気が衰えて入学試験の合格する基準が大幅に落ちてしまったというのが現状です。

では、なぜ医師はそれなりに難易度を維持しているか、医学部医学科の定員を簡単に増やすことを認めない圧力と政策が成功しているからです。

薬剤師も歯科医師に似た歴史がある、歯学部以上に薬学部の定員を増やした、新規大学の認可をしたので、結果として資格取得者が増えてしまった、ここ30年程度の変化です。

>なぜ医学科に入学→歯科医というプロセスではなく

歯科医師に医学部入学を強制すると、歯科医師になる人はほとんどいない状態に成る可能性が高いと思います。理由は外科的な器用さ、訓練が歯科医師には必要、追加で4年程度の研修と訓練をしないと技術が身につかない世界です。それで、今の状況ですと歯科医師過剰状態ですから、今から変更するのは無理、むしろ、変更しても楽な収入の多い分野に医師として生活する希望者が増えるでしょうから、新規歯科医師の今後の供給には悪影響を与えることになるからでしょう。

歯科医師でも、技術の水準はどんどん高くなる傾向がある、新規の治療法や材料も増えてきた、今後は生き残るには研修を続けて技術を維持している歯科医師に人気が出て、ついていけない歯科医師の免許を所有する人は別の仕事を探すことになるかも知れません。

こういう状況でも、歯学部に入学し、成績も良好で技術の高い人はいい仕事ができる、それなりの所得もしばらくは貰えそうですので、逆に簡単な歯学部歯学科に入学しても、歯科医師免許を取得するのが難しくなりそうです。

入学が比較的簡単、卒業が大変でレベルが高い、日本以外の海外の医学系や歯学系の大学はまさに学年を重ねるごとに脱落者が多い、だから、歯科医師のレベルが維持できている国も多いのだと思います。

個人的には歯科医師は技術者、テクニシャンでないといい仕事ができない、かなり厳しい世界だと思います。
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そんなあなたでも目指せるようにです。

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