裁判員制度ってなんのため？

地裁の裁判員裁判で出た判決が「先例よりも罪が重すぎる」とかいう理由で量刑が変えられた時思うのですが、裁判員制度の必要性ってなんですか？

わざわざ国民が時間と労力をかけて参加したところで、結局先例に拘束されて裁判員の決定を否定するのであれば、時間も労力も無駄なのではないのですか？

法のもとの平等もわかりますけども、ならこの制度って何のために？って思います

No.1 回答者： 白水2015 回答日時： 2016/02/05 17:14

この裁判の採決は不当等、一般市民が訴えますよね？

このままでは、裁判の公平性があやふやになります。一般市民との間で。
なので一般市民の意見を重視しようとしたのですが。
結局は意見を参考にするだけで、結果は同じです。権限は与えてられてないから。
狙いは国民の意思を大事にする形だけの政策にすぎません。

No.2 回答者： mai3456 回答日時： 2016/02/05 17:39

アメリカのドラマをみると陪審員の判決に委ねられています。

本当は有罪なのですが、被告人や弁護人の熱弁に心を打たれ、無罪にもなってしますのです。
そういうことも考えると、どっちがいいのかと思います。

No.3 回答者： papabeatles 回答日時： 2016/02/05 18:29

裁判ってとても難しいことです。

殺人にしても、動機がなんだったのか？やむ得ないことだったのか？計画性があったのか？そして本当に容疑者が犯人なのかこれだけのことを調べるために、弁護士、検事、裁判官、これだけの裁判の専門家がおり、みんな我々には考えられないような高額の収入を得ています。それだけ責任も重いし、ミスが許されない仕事です。当然法律の専門家がする必要があります。
　そんな中に生まれて初めて裁判所に行くような人がいても邪魔になるので現実だと思います。
　裁判員制度は天下の愚行です。

No.4 回答者： area_99 回答日時： 2016/02/05 18:34

お茶の間のワイドショーネタに油を注いで、一般人にも少しは法律に携わって賢くなってもらうためです。

No.5 回答者： kantansi 回答日時： 2016/02/05 19:09

これまでの裁判は，検察官や弁護士，裁判官という法律の専門家が中心となって行われてきました。

丁寧で慎重な検討がされ，またその結果詳しい判決が書かれることによって高い評価を受けていました。　しかし，その反面，専門的な正確さを重視する余り審理や判決が国民にとって理解しにくいものであったり，一部の事件とはいえ，審理に長期間を要する事件があったりして，そのため，刑事裁判は近寄りがたいという印象を与えてきた面もあったと考えられます。　また，現在，多くの国では刑事裁判に直接国民が関わる制度が設けられており，国民の司法への理解を深める上で大きな役割を果たしています。　そこで，国民の司法参加の制度の導入が検討され，裁判官と国民から選ばれた裁判員が，それぞれの知識経験を生かしつつ一緒に判断することにより，より国民の理解しやすい裁判を実現することができるとの考えのもとに裁判員制度が提案されたのです。

以上が模範回答です。

No.6 回答者： tanzou2 回答日時： 2016/02/06 07:14

裁判官は選挙で選ばれません。

つまり非民主的です。

それには、権力から独立させておかないと
公平な裁判が出来ないから、という理由が
あります。

しかし、それでは国民から遊離した裁判になって
しまうのではないか、という懸念があります。

それで、少しでも国民の意思を反映させよう、
民主的にしよう、
併せて、司法に対する国民の関心を強めよう、
ということで一般国民を裁判に参加させるように
したのです。


と、まあ、これは一般に説明されている理由です。

実際は米国の圧力だ、と言われています。
米国は、何とかして日本をアメリカナイズさせ
たいのです。

その証拠に、民事には採用されていません。
これは米国の企業に不利な判決を出されるのを
米国が嫌ったためです。

また、汚職事件などは除外されています。
これは政治家が嫌ったためです。



結局先例に拘束されて裁判員の決定を否定するのであれば、
時間も労力も無駄なのではないのですか？
　　　　↑
裁判員制度には二つの目的があります。
１，民意と遊離しない判決を出せるようにするため。
２，司法に対する国民の関心を強める、という
　　民主的目的。

（１）については御指摘の通りですが、裁判員制度には
（２）という目的もあります。
　裁判の結果が同じでも、国民が参加すること、それ自体
　に意味がある、ということです。



法のもとの平等もわかりますけども、ならこの制度って何のために？
って思います
　　↑
民主制というのは、結局は多数決になりがちで
少数者の権利が侵害されることがあり得ます。

それを救済するのが司法の役目です。
だから裁判所は非民主的な制度にしてあるわけです。
その裁判所に民意を反映させてしまったら、それこそ
司法の本質である少数者の利益が守られなくなります。

事実、米国の陪審員制度などは時として政治ショー化
されたりしています。
少なくとも、日本には馴染まない制度だと思っています。

尚、裁判員制度の導入は、公明党が積極的だったと
言われています。