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一方が正則で、一方は正則でないの証明方法について




Aはn次正方行列で、ある自然数mに対してA^m=Enであるとする。以下のことを示せ。
(1)Aは正則で、A^(-1)=A^(m-1)
(2)En-Aまたは(E+A+...+A^{k-1})のうち一方は正則でない。

(1)は解けたのですが(2)がどうやって証明すればいいかわからないです。

自分の解答はこれであっていますか?
ともに正則でないを示すために、背理法を使おうと考えました。
そこで、ともに正則でないの否定の「ともに正則である」と仮定し、矛盾を示せば、
ともに正則でないが示すことができ、
さらに、
ともに正則であるが偽であることも示せますよね?

よって下のような解答になりました

(En-A)(En+A+...+A^{m-1}) = 0
このとき
(En-A)、(En+A+...+A^{m-1}) ともに正則であると仮定する。
(En-A)の逆行列B
(En+A+...+A^{m-1}) の逆行列をCとして、
両辺に左からCBを掛けると
En=0となって矛盾。
よって、
(En-A)と(En+A+...+A^{m-1}) が同時に正則になることはありえないので、
したがって、どちらか一方が正則で、もう一方は正則でない。

下図をイメージとして考えました。
A B
正則でない 正則でない ・・・偽
正則である 正則でない
正則でない 正則である
正則である 正則である ・・・偽

A 回答 (1件)

この問題の3ページくらい前のページに


det(AB)=detA*detB って定理が証明されていませんでしたか?
また、7ページくらい前のページに、Aが正則である⇔detA≠0 って証明されていますよね。
これらを使ってよければ簡単ですよね。


さてところで、
・En-Aまたは(E+A+...+A^{k-1})のうち一方は正則でない。 という主張と、
・どちらか一方が正則で、もう一方は正則でない。  という主張は異なっていますね。
前者は、「両方とも正則でない」ケースを許容していますよ。

ーー
実際、帰謬法(背理法)の仮定は、「ともに正則である」ですから、
これが否定されたら「「ともに正則」ではない」=「少なくとも一方は非正則」ですね。



ptwmjaさんの回答は大筋ではあっていますが着地に失敗しています。
誤「したがって、どちらか一方が正則で、もう一方は正則でない。」
正「したがって、どちらか一方は正則でない」
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