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格助詞「に」と「と」の名詞を並列するときの使い方の違いを教えてください


(1)格助詞「に」を使って名詞を並列する
「料理はすし<に>てんぷら<に>うなぎだった」

「クラスの学生は中国人<に>韓国人<に>アメリカ人だった」
「あのコンテスト『に』入賞したの人は、ロシア人<に>アメリカ人<に>ドイツ人だった」

(2)格助詞「と」を使って名詞を並列する
「スーパーで、果物<と>たまご<と>肉を買った」
「はし<と>スプーン<と>どちらが食べやすいですか」

(1)(2)の違い、格助詞{に}{と}の名詞並列の使い方の違いを教えてください。
(例文はすべて「茅野直子・秋元三春著『助詞』(武蔵野出版)」)

「料理はすし<と>天ぷら<と>うなぎだった」
「クラスの学生は中国人<と>韓国人<と>アメリカ人だった」
「あのコンテスト『に』入賞したのは、ロシア人<と>アメリカ人<と>ドイツ人だった」
でも可能(正しいですか―その場合使い方の違いを教えてください)

「スーパーで、果物<に>たまご<に>肉を買った」
「はし<に>スプーン<に>どちらが食べやすいですか」
同様に可能ですか(正しいー使い方の違い)

以上教えてください。

質問者からの補足コメント

  • HAPPY

    回答者:1311tobiさん

    質問の補足

    この本は「(外国人のための)助詞(その教え方と覚え方)」となっています。
    「解説が『簡単なので』使いにくい」とは思ったのですが、
    助詞を、「2つづつ組み合わせにして、簡単な用例を示し、練習問題があります」
    (2つに一つ選ぶ練習問題形式が分かり易いかと使い始めたのですが、『指導者が初級で困っています』)

    初めに『で』―用例8つ、と『に』―用例15があり、
    その中に「料理はすしにてんぷらにうなぎだった」(名詞を並べていくいく言い方ーその解説だけ)
        「クラスの学生は中国人に韓国人にアメリカ人だ。」(名詞の組み合わせを表す)

    次に『と』―12例と『を』―8例  が紹介され
    その中に「スーパーで、果物とたまごと肉を買った」(名詞を並べていく言い方)<すしに・・・・>と同じ解説

    No.1の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2017/06/15 12:00

A 回答 (8件)

言語は話者の認識の表現です。


 文を直接支えているのは話者の認識であり、語には意義があります。この語の意義を基に話者の認識が表現されます。したがって、名詞を並列するときの形式という発想は表現された結果の形でしかなく、文を実体と捉える形式主義的な誤った発想です。

 考えなくてはならないのは、話者は何を表現しようとしているのかで、それにより助詞の意義に応じた使用方法が決まります。

 助詞は語と語のつながりを表すもので、このつながりの後ろには、語として捉えられた対象のそれぞれの面の客観的なつながりがかくれています。言語で格というのは、語の語に対する関係、あるいは資格をさしており、格助詞は名詞あるいは副詞にむすびつけられて、それの他の語に対する資格あるいは関係を示す簡単な語です。

 格助詞「と」は並んでいる、並べるという意識を表しています。(2)の例文や、

 「料理はすし<と>天ぷら<と>うなぎだった」
 「クラスの学生は中国人<と>韓国人<と>アメリカ人だった」
 「あのコンテスト『に』入賞したのは、ロシア人<と>アメリカ人<と>ドイツ人だった」

は、まさに並んでいる対象そのものを並べて表現しており、正しい用法です。一般には最後の「と」は自明なため省略されます。正確に表現すれば、 「料理はすし<と>天ぷら<と>うなぎ<と>だった」となります。

 格助詞「に」は多くの意義をもっていますが、基本的には静的な対象の認識を表しており、並べるという意義はもっていません。したがって、(1)の例は並べるという意義で使用している部分は誤りです。

 「料理はすし<に>てんぷら<に>うなぎだった」

は、対象の料理を並べるという意味の場合は、すべて<と>としなければなりません。しかし、

 「(今週食べた)料理はすし<に>てんぷら<に>うなぎだった」

という、料理の対象としての認識で<に>を使用し、時系列的な認識を空間的に並べれば、このような表現になります。文の形式を見れば名詞が並列されていますが、話者の認識、意味が異なります。

「クラスの学生(の国籍は)は中国人<に>韓国人<に>アメリカ人だった」
も同様で、クラスの学生を国籍の対象として認識し表現しています。

「あのコンテスト『に』入賞したの人は、ロシア人<に>アメリカ人<に>ドイツ人だった」は、

「あのコンテスト『に』入賞したのは、ロシア人<と>アメリカ人<と>ドイツ人<と>だった」

が「あのコンテスト『に』入賞した人を」並べる場合の正しい表現です。しかし、

「(これまで、)あのコンテスト『に』入賞した人は、ロシア人<に>アメリカ人<に>ドイツ人だった」

のように、「コンテストに入賞した人」という対象認識の表現であれば、正しい表現となります。

 このように、単に形式としての文の構成ではなく、どのような話者の認識の表現であるかをとらえないと、文の意味を捉えることはできません。「茅野直子・秋元三春著『助詞』(武蔵野出版)」で、<格助詞「に」と「と」の名詞を並列するときの使い方>として、このような例が挙げられているとすれば、形式主義的な言語観による誤った、不適切な解説といわなければなりません。■
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この回答へのお礼

不十分な質問にもかかわらず8名の方の回答をいただきました。どの方の回答も質問者の趣旨に沿って回答頂きありがとうございました。
「言葉は庶民が生活の中で使っていた。支配者がその言葉を文字という記号を使って表した。だから庶民の言葉をすべて理論的に説明できるものではない。しかし、外国人に説明するときは、一定のルールで説明せざるを得ない。しかし例外もいっぱい出てくる」
「従って、話者が何を伝え、表現したいのか、誰に伝えたいのか」を考えて、現在まで「ルール化された日本文法で説明しなければならない」と言う事ですね。
当方「未熟・初級です」これからも、質問に回答してください。
ありがとうございます。

お礼日時:2017/06/16 11:40

困りました。


 助詞の話はただでさえ難物なのに、複数の助詞について考えるなんて……。
 当方の手にあまる問題ですが、質問者に余計な手間をかけさせた負い目があるんで頑張ってみます。

 詳しくは下記をご参照ください。
 以下は一部の抜粋(重言)。
【ニ ト ヘ 並列助詞の使い方】
http://ameblo.jp/kuroracco/entry-12284034585.html

 質問者は、日本語学習者に教える立場の人なのだろう。引用のしかたに問題がある気もするが、この参考書じゃどうにもならないだろうな。近年だとネットでもかなり勉強できる。 
「信頼できるサイト」として下記をあげておこう。 
【現代日本語文法概説  7. 格助詞のまとめ 】 
http://www.geocities.jp/niwasaburoo/07kakujosi.h … 
【日本語教師のページ】 
http://www.nihongokyoshi.co.jp/manbow/index.php 

 ただ、困ったことに↑を見ても……。それぞれの助詞の働きはわかっても、本題に関してはあまり参考にならない。 
 下記のタイトルには期待したが、内容は……。 
【並列助詞の「と」「か」「や」について】 
https://ameblo.jp/stravaganza-no2/entry-11956781 … 

 いちばん関係しそうなバックナンバーは下記だろう。
 (略)

 トとニのそれぞれの意味に関しては↑の「信頼できるサイト」を見てほしい。 
 今回問題になっているのは、並列の働きに関してだろう。 

 ト、ニのほか、ヤが考えられる。 
「基本的にはトを使う」がわかりやすいのでは。トが一番素直だし守備範囲が広い。 
 質問者があげた例だと……。 
1)スーパーで、果物{ト/ニ}たまご{ト/ニ}肉{ト/ニ}を買った」 
2)はし{ト/ニ}スプーン{ト/ニ}どちらが食べやすいですか」 
 1)はトでもニでもOK。最後の{ト/ニ}に関してはニは不要。トはあってもいいが近年はあまり使われない 
 2)はニは使えない 
 最後の助詞の省略に関しては【1】参照。 
===========引用開始 
 並列助詞はいろいろあるが、後ろを省略できるか否かという観点で3つに分類できそう。2)と3)の区別は相当微妙だけど、とりあえずこんな感じで。 

  1)省略するのがフツー や/に/の  
  2)両方OK      と/か/やら/とか 
  3)省略できない    なり/だの/も/だか   
===========引用終了 

 ヤに関しては↑の【2】に書いたとおり。 
===========引用開始 
「と」と「や」の違いはご指摘のとおりだと思います。 
根拠を示すことはできませんが、「や」のほうは「そのほかにもあるかもしれない」というニュアンスがあります。 
「文房具店で本と鉛筆を買った」(おそらく2つだけ) 
「文房具店で本や鉛筆を買った」(ほかにも買ったかもしれない)  
===========引用終了 

 問題は、どういうときにトよりもニを使うのが自然になるか。以下のどこまで教えるかは、日本語学習者のレベルによる。 
 とりあえず2つありそうだ。どちらも絶対ではない。どちらかというとそんな傾向があるってくらいのこと。トを使ってもおかしくはない。 
1)優先順位があるとき 
 厳密にはちょっと違うが、教えるなら「1ニなんとか、2ニなんとか、34がなくて5ニなんとか」なんて言い方がわかりやすそう(日本語学習者にはむずかしい?)。 
 たとえば、好きなメニューをあげるとする。 
「カレーとハンバーグとオムライス」なら、3つとも同じくらい好き。 
「カレーに……ハンバーグに……オムライス」なら、先にあげたメニューのほうが好きなのでは。 

2)時系列があるとき 
 今週食べたメニューをあげるとする。 
「カレーとハンバーグとオムライス」なら、何を先に食べたのかは不明。 
 月曜から順番に思い出してみてと促されて。「(月曜日が)カレーに……(火曜日が)ハンバーグに……(水曜日が)オムライスに……」 
 コメントNo.4の「時系列云々」は、このことをうんと専門的に書いているのかもしれない。 

 ほかにもあるけど、これは一般の日本語学習者には無理なのでは。 

3)〇〇に〇〇に 
 これも【1】からひく。 
===========引用開始 
1)省略するのがフツー や/に/の 
 偶然か必然か、いずれも慣用句的な表現だと後ろの並列助詞を省略できない。 
  陰に日向に/右に左に/東に西に(「ヘ」のほうが一般的?) 
===========引用終了 
 いずれもトはできない。 
 1つ目は「陰になり、日向になり」の省略形かな。 
 あとの2つは方向を表わす。比較するならトではなく ヘ だろう。これはまた別の話になる。 

4)おせんにキャラメル~ 
 これは日本人でも若い人はわからないかも。 
 昔の物売りの口上だった。 
https://www.google.co.jp/search?client=safari&rl … 
 これも一種の慣用句だろうな。 
 こじつけるなら、売り手の中に優先順位があるのかも。おすすめは、まずオセンベ、次にキャラメル……。 
 これで勘弁してもらえないかな。 

 ふー。疲れた。 
 ちなみに助詞の話のお品書きは下記。 
【助詞に関する話】 
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3159. …
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この回答へのお礼

1311tobiさん
改めてお礼。
説明も、以下のurlを参考にしなさい
も、「問題は解決(十分に納得)は出来ませんでしたが」
とても参考になりました。
現在、タイ人(若い日本系企業の研修生)
ともうひとつ、(これは日本語を体系的に学習する状況にはないのですが)
「中国帰国者(中国残留孤児)」の日本語学習のボランテアをしています。
また、困ったら、いろいろ教えてください
ありがとうございました

お礼日時:2017/06/17 12:28

(1)累加と言います。

格別の優劣の判断のない並べ方です。
>「クラスの学生は中国人<に>韓国人<に>アメリカ人だった」
この文も上記通りです。ただ、
>「あのコンテスト『に』入賞したの人は、ロシア人<に>アメリカ人<に>ドイツ人だった」
最初の「に」は場所時を表す格助詞です。2番目以降は上記の説明通りです。

(2)並列と言います。累加は「それに加えて」の意味ですが、並列は同等なものとしての意識のもとで、並べます。
なお、この気持を徹底するため「肉<と>を買った」というふうに「と」を補うのが原則です。
>「はし<と>スプーン<と>どちらが食べやすいですか」
口語的には問題ないですが、きちんと言いたい場合は「はし<と>スプーン<と>+では」と、手段方法+話題の提示の助詞を追加すべきです。並列したものから選択を求めていますが、並列に変わりはありません。

並列として使われる場合は、最後の事物にまで、「と」「に」を補うようにしましょう。蜜柑とリンゴとバナナと(が/を/になど)
累加は、最後のものはそこで打ち止めですので、「と」「に」は補いません。
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>残念ながら「山に例えて、独立峰は―『と』、連峰は―『に』がふさわしい」


は解決にはなりません
そうでしょうね、日本語に対する感性が必要です、また自ら考えることなく、完成された答え、解決だけをほしがる人には理解不可能です。
話者が何を表現したいか、何を伝えたいかによって変わります。
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抽象的な表現になりますが、山、何とか山脈の中の連峰を並べるときは「に」。


例 日本の来たアルプス、穂高に前穂高に・・・・・。
南アルプスの場合は、独立峰が多いため○○と、××と・・・・・がふさわしい?。
絶対のそうあるべき、ではなく、話者の意識がどうか、如何でもあります。
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この回答へのお礼

解答ありがとうございます。
しかし、残念ながら「山に例えて、独立峰は―『と』、連峰は―『に』がふさわしい」
は解決にはなりません。すみません。

お礼日時:2017/06/15 11:19

「に」は、前の情報に付け加える感じです。

「すし」に加えて「天ぷら」に加えて、「うなぎ」が料理だった、という意識。
「と」だと、同じレベルのものが並び立っている感じです。(1)の例文は、話し手の微妙な意識の違いを表すだけで、「に」も「や」もどちらも日本語としては正しいです。
(2)の例文の場合は、スーパーの例文では、「に」は文法的には正しいでしょうが、少し違和感があります。日本語が下手だな〜って感じます。「はし」と「スプーン」の例文については、同じレベルのものを比較して比べているので、「と」の方が自然です。
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研究者などではどうなっているのかは知りません。


私の現状での個人的な感想?意見です。
「使う語によって連結傾向が違うのであって、意味や原理で使用方法が変わるのではない」ように思います。
「(避ける)(揺れる)右に左に(同時ではない)」「(注意)右と左と前と後ろ(同時ではない)」「(訪問)(条件適合)英国と日本とスリランカと・酒とたばこと女・あいつとこいつ」「(依存/嫌悪/アディクション)酒に女にギャンブルに・あいつにこいつ」「(数え上げ)財布とハンカチと定期・熱と咳・3と5と7と11と13、、」「(発見・取り上げ)財布にハンカチに定期に・3に5に7に11に13、、」「(訴え)熱に咳に鼻水に」

「(数え上げ)出された料理はすしと天ぷらとうなぎだった」
「(感嘆称賛)うまかった料理はすしに天ぷらにうなぎだった」
「(数え上げ)クラスの学生は、中国人と韓国人とアメリカ人だった」
「(驚嘆・感情吐露)クラスの学生は、中国人に韓国人にアメリカ人だったんだぜ」
「山田さんと佐藤さんと田中さんが来ました」
「山田さんに佐藤さんに田中さんが来ました」
☆感動や敵意、不快、喜びに関係にあると、「と」よりも「に」の方がフィットする

「(数え上げ)果物と、たまごと、肉を買った」
「(自慢)A5ランクの肉に、1玉3万円のスイカに、1サク1万円のマグロを買った」
☆思い入れが強いと、「に」を使いたい気分になる

「(比較対象の列記)箸とスプーンのどちらが食べやすいですか」
「(選択候補の列記)箸とスプーンのどちらをお選びですか」
「(こだわりの対象の質問)箸に、スプーンに、どちらですか」
「(旅行先の質問)南部に、東部に、どちらですか」
「(住みたい)静岡に、千葉に、どちらですか」
「(人口の多さ)静岡と、千葉と、どちらですか」
「(響いた/堪えた)財布と心とどちらですか≪財布に心にどちらですか」
「(影響は)富裕層と貧困層とどちらですか≪富裕層に貧困層にどちらですか」
☆動詞・述語をどの程度意識しているかによる
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『助詞』(武蔵野出版)という本には、例文以外の説明はなんにも書いてなかったのでしょうか。


 まず、そこを教えていただけませんか。
 その説明を読んで、質問者はどんな疑問を持ったのでしょうか。
 話はそれからです。

 ついでと言ってはなんですが、下記が多少参考になるかもしれません。
【AおよびBが必要 および ならびに または もしくは】
http://ameblo.jp/kuroracco/entry-12280823525.html
この回答への補足あり
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