
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
格助詞「に」と「と」の違いですね。
この質問は過去に2,3回ありましたのでその1つを1部付け加えて回答しておきます。「に」「と」はともに帰着または結果を表しますが、ニュアンス的には少し違いがあります。
「雨が降れば川になる」というのは平板で当然の帰結としての言い方の場合は「に」
「蛇行を繰り返し小川や多くの支流を集めて大河となる」のように紆余曲折を経る場合は「と」です。
「すったもんだの末、結局彼が村長となった。」
「すんなりと彼が村長になった」
あなたの会社の報告であれば:
「計算の結果予算は○○円になりました。」
「いろいろ審議を重ねて検討した結果○○円となりました。
また、「へと」と 「へ」との違いについての質問にも私が回答したのがありますので参考にしてください。
参考URL:http://okwave.jp/qa1126103.html
No.4
- 回答日時:
はじめまして。
1.ここで使われている「に」と「と」は、どちらも「転化の結果を示す」用法です。
2.根本的な違いは以下の通りです。
(1)この「に」は「ある状態・資格などを表す」のに使います。
例:
「大臣になる」
(2)この「と」は「次に来る動詞がさす動作・作用の状態や、内容・名称を示す」のに使います。
例:
「総理大臣となる」
3.どちらも転化の結果を表しますが、その転化が自然に受取られるような場合には「に」を使う傾向があります。
4.つまり、「転化」「変化」が論理的、理屈に叶う、当然といった自然な流れで起きた結果であれば、「に」の方が適切となります。
例:
「雨がいつしか雪になった」
「雨がいつしか雪となった」
上の「に」の方は、恐らく寒い状況で、雨が雪に変わるのも自然のなりゆきだと、話し手が感じているのが伝わります。
下の「と」の方は、話し手がまさか雪になるとは思わなかったという、意外性、予期せぬ結果、というニュアンスが伝わってきます。
5.ただ、「に」「と」どちらも交換可能なことが多いので、意味的には、上記のような若干のニュアンスの違いがあるだけです。また、語感・語法によって「に」「と」と使い分けることもあります。
(1)形容動詞の場合:
「静かになる」(O)
「静かとなる」(X)
(2)時や場所の帰着点を示す場合:
「帰宅は夜になる」(O)
「帰宅は夜となる」(X)
(3)引用的に使う場合:
(ホテルなどで)
「朝食は10時まで、になっています」(△)
「朝食は10時まで、となっています」(O)
(4)決定的内容の場合:
「判定の結果、今の勝負は引き分けになりました」(X)
「判定の結果、今の勝負は引き分けとなりました」(O)
以上ご参考までに。
No.3
- 回答日時:
「~になる」「~となる」ですから、結果や帰着を表す場合ということで申し上げます。
格助詞は、体言や準体言に付き、前後の文節の関係を示します。
例えば、「明らかとなる」という言い方をよく聞きますが、形容動詞「明らかだ」の連体形は「明らかな」で、「明らか」という名詞もありません。
よって、「明らかとなる」ではなく、「明らかになる」が正しい表現です。
このように、「~となる」が適当ではない場合がありますから、それは気をつけてください。
やはり、表記ゆれをなくすというより、使い分けをすべきだと思います。
No.2
- 回答日時:
「に」は、動作・作用・変化した結果を表します。
(勉強や努力をした結果として)~になるというニュアンスもあります。「彼は(勉学にはげんだ結果として)学者になった」などの使い方です。「と」は、動作・状態などの結果を表します。「学生となる」「名を一郎と改める」などの使い方です。
しかし、質問者さんもおっしゃっているように、ほとんど区別なく使われることが多いようです。前提になる文章の内容によって、使い分けすべき場合もあるため、どちらか一方に、強制的に変えてしまうと却って不自然になる場合も多いかもしれません。
No.1
- 回答日時:
に(と)なるの前の部分が不明なので、的確に回答するのが難しいのですが、ご参考まで。
「に」「と」の使い分けについては、交代可能なことが多いです。
特に、ご質問の「なる」という動詞が応用範囲が広く、よりどちらがいいのかの判断を困難にします。
例えば、「彼は社長に(と)なりました」という表現の場合、「なる」を、
「就任する」に置き換えると・・・
「彼は、社長に就任しました」「彼は、社長と就任しました」
このようにしてその時々の意味を突き詰めて選択するのは如何でしょうか。
文法的には、
「に」を使用した場合は○から△への変化を表し、
「と」を使用した場合は○が変化せずに加えて△になる、
と区別できるとされているようです。
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