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医師に聞いた!貧乳・巨乳になる理由

医師に聞いた!貧乳・巨乳になる理由暑さを感じる日が多くなってきた。着るものが薄手になってくると、覆い隠せなくなった体のラインがあらわになる。特に女性の場合、胸のラインが気になるのではないか。胸は大きくても小さくても悩ましいようだが、なぜ個人差が出るのだろう。胸の大きさは、いつ頃、どのように決まるのだろう?

そこで今回、この胸に関する疑問を、女性の心を大切にしながら診察する、咲江レディスクリニックの院長で、愛知・思春期研究会の代表でもある丹羽咲江先生にお聞きした。

■胸のサイズを左右する思春期の女性ホルモン


子どものときは誰でもぺったんこな胸をしている。将来の大きさはどのように決まっていくのだろう。

「バストは、思春期から成人期にかけて女性ホルモンが分泌されることによって大きくなっていきます。つまり、この時期に女性ホルモンが多く分泌されればされるほど、大きなバストになるといえます」(丹羽先生)

鍵を握るのは女性ホルモンとのこと。では、人によってホルモンの分泌量が違ってくるのは、なぜなのだろうか?

「過度な運動やダイエット、また恒常的なストレスは、女性ホルモンの分泌を妨げる要因となります。その結果、バストの成長が止まってしまいます。特に思春期は、人間関係、家庭環境、受験など、ストレスがたまりやすい環境でもあります」(丹羽先生)

思春期は、女性ホルモンの分泌を妨げるストレス要因に事欠かない。部活動などで激しい運動をしたり、勉強などでプレッシャーを感じたりすることで、女性ホルモンの分泌が抑えられてしまうケースもあるそうだ。

■遺伝よりも生活の要素が大きかった


ストレスが直接的にホルモンに影響を与えることはわかったが、ほかに遺伝などは関係あるのだろうか。更に聞いてみた。

「バストのサイズを決める遺伝的要素は、実は約30%程度といわれます。どちらかといえば、ストレスをためずに規則正しい生活を心がけることが重要です。よく眠り、バランスのよい食事をとることが、女性ホルモンの分泌につながります」(丹羽先生)

胸の大きさを決定づけるのは、少しの遺伝的な要素と、思春期から成長期の女性ホルモンのようである。それでは、いつ頃から気をつけたらよいのだろうか。

「バストは、初潮の1年ほど前頃からふくらみ始めるというデータもあります。生物学的にいえば、人間の女性の胸がふくらむのは『妊娠できる体』に成長した証としての男性に向けたアピールと考えられています」(丹羽先生)

日本産婦人科学会によると、初潮の時期の平均は12歳前後である。このくらいの時期からの女性ホルモンの分泌量が、胸の大きさに影響してくるという。また、18歳から20歳あたりが女性ホルモン分泌のピークで、成長期の終了の時期といわれているそうだ。

■成長期の後に、多少大きくなる可能性も


では、成人した後では、胸の成長は期待できないのだろうか。

「最近は『育乳』ブームで、補正下着を着けたり、マッサージをしたり、胸を成長させるといわれる大豆製品や乳製品、キャベツなどをせっせと食べたりして、多少大きくなったという人もいらっしゃるようです。また、やせていた人が太って皮下脂肪が多くなると、胸が大きくなることもあります」(丹羽先生)

胸の大きさがなぜ人によって違うのかは、謎も多いが、豊かな胸をお望みなら、成長期に女性ホルモンの分泌を妨げないことがポイントということがわかった。また、胸の大小に関わらず、規則正しい生活やバランスのよい食事は重要だ。改めて見直すことで、豊胸とまではいかないが、健康的なボディラインは作り出せることだろう。

「教えて!goo」では「あなたが気になる体のメカニズムは?」ということで、みんなの体に関する悩みを募集中だ。

●専門家プロフィール:丹羽 咲江
咲江レディスクリニック院長。「やさしさ」「丁寧」をモットーに、じっくり患者の話を聞き、悩みを解消したいとの思いから平成14年開院。全般的な産婦人科診療の他、愛知・思春期研究会の代表も務め、女性の体と心についての講演も行う。

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